基調講演


「21世紀の交通社会」
〜電気自動車と自動運転を中心に〜

●日 時   9月21日(金) 10:10〜11:00
●場 所   Ω(オメガ)11
●清水浩 環境情報学部 教授

現代の自動車社会は、環境、エネルギー、事故、渋滞という4つの大きな問題を抱えています。私の研究室では、車の電動化、自動運転、小型化が、これらの問題を最も抜本的に解決できる可能性があるとの考えに基づいて研究を進めてきました。まず電気自動車については、最近"KAZ"と称する電気自動車を完成させました。KAZには、性能面でこれまでの車に劣らない、新しい利点が生まれる、そしてもちろん環境にやさしい、という特徴があります。また自動運転については、閉鎖空間におけるシステムが出来上がっています。講演ではこれらの研究の現状について概略をご紹介します。併せてORF開催両日にはKAZと自動運転車を公開いたしますので、ぜひご自身でご体験ください。

清水 浩
清水浩写真 現職:環境情報学部 教授

1947年生まれ。
1976年 東北大学にて博士(工学)取得。
国立環境研究所 総合研究官を経て現職。
専門分野は電気自動車、環境技術。


○主な著書「電気自動車のすべて」「高性能電気自動車ルシオール」(いずれも日刊工業新聞社)