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慶應SFC〜DNPセミナー

背景

人類は、情報技術の発達に伴い、これまで以上に多彩なコミュニケーションを行うようになりました。コミュニケーションは社会形成の根幹であることから、その変化は社会全体の変化を暗示していると言えます。

慶應義塾大学湘南藤沢キャンパス(以下、慶應SFC)大日本印刷株式会社(DNP)は、社会における情報コミュニケーションの発達とそれによる「創発的社会」のビジョンを探求する研究プロジェクトを2004年9月に設立いたしました。

dnp

本プロジェクトでは、コミュニケーションの創発性に着目し、社会仮説・テクノロジーの両方の視点から、多様化するコミュニケーションによってもたらされる「創発的社会」について研究を行っていきます。

概要

20世紀、携帯電話やインターネットに代表される情報技術が発達し、私たちは多種多様なコミュニケーションを利用できるようになりました。コミュニケーションは社会形成の根幹であり、その変化は社会の変化を暗示していることから、21世紀の社会は、情報技術の進歩に伴い大きく変化することが予想できます。

また、コミュニケーションの多様化は、時間の経過と共に、人間に新たな力と可能性をもたらしています。今日のコミュニケーションによって伝わる情報の量やスピードは、10年前のそれと比較して格段に増加、加速しています。さらに、これまでは様々な制約で結びつくことがなかった人たちが、多様なコミュニケーション手段によって結びつくことも、今日では当然の事となっています。

このように、21世紀の社会においては、情報技術による多様なコミュニケーションが創発的に営まれることが可能になりました。それに伴う社会の変化を広く理解すること、そしてそれを踏まえた上で未来に対するビジョンを示すことは非常に大きな意義を持っています。

本プロジェクトは、情報技術や社会科学などの先端かつ学際的な研究を続けるSFCと、「DNPグループは21世紀の創発的な社会に貢献する。」を経営理念に掲げるDNPによる双方の得意分野を生かすコラボレーションプロジェクトです。創発的なコミュニケーションとそれを基盤とした社会を、テクノロジーからの視点「技術開発が主導して引き起こされる社会・ビジネスの変化」および社会仮説からの視点「社会・ビジネス構造の変化から必要とされるコミュニケーション・システム」の両面で捉え、「創発的社会の実現」に向けた研究を行っています。

目的

清木康環境情報学部教授をリーダーとしたテクノロジーグループと國領二郎総合政策学部教授をリーダーとした社会仮説グループを発足させました。それぞれのグループは、今後の社会に対して大きな貢献が期待される若手教員が主なメンバーとなり、研究者間のコラボレーションやディスカッションを中心に活動を行っていきます。

研究期間である3年間のコラボレーションの過程で、個別の共通課題を元にした共同研究プロジェクトの立ち上げを行うなど、本連携の更なる拡大を目指します。

研究期間

2004年9月1日〜2007年8月31日

これまでの活動

2004年10月20日 全体討議
2004年11月24日 第1回合同セミナー(ORF 2004にて)
2005年 1月15日 集中討議
2005年 5月23日 第2回合同セミナー
2005年 7月11日 DNP工場見学・ディスカッション
2005年 7月26日 第3回合同セミナー
2005年 9月27日 合同合宿
2005年11月22日 第4回合同セミナー(ORF2005にて)
2006年 3月17日 出版企画合同編集会議
2006年 4月 「SFCの環境を活用した社会実験」プロジェクト始動
2006年 5月19日 第5回合同セミナー
2006年 6月 「未来を創る新しいディスプレイ表現モデル研究」プロジェクト始動
2006年11月22日 第6回合同セミナー(ORF2006にて)
書籍『創発する社会』出版記念セッション
2006年11月24日 書籍『創発する社会』発刊
2007年 4月 「公共空間」プロジェクト始動
2007年 6月 1日 第7回合同セミナー
2007年 7月 9日 第8回合同セミナー
2007年 7月17日 合同ディスカッション
2007年 9月20日 第9回合同セミナー
2007年11月22日 「未来を創る新しいディスプレイ表現モデル研究」プロジェクトプレスリリース
2007年11月22日 第10回合同セミナー(ORF2007にて)

構成メンバー

● プログラム検討委員
熊坂 賢次 環境情報学部教授
徳田 英幸 環境情報学部長・教授
● プロジェクトメンバー
≪テクノロジーグループ≫
リーダー 清木 康 環境情報学部教授
サブリーダー 服部 隆志 環境情報学部准教授
メンバー 仰木 裕嗣 政策・メディア研究科准教授
宮川 祥子 看護医療学部准教授
脇田 玲 環境情報学部准教授
≪社会仮説グループ≫
リーダー 國領 二郎 SFC研究所所長 総合政策部教授
サブリーダー 加藤 文俊 環境情報学部准教授
メンバー 南 政樹 政策・メディア研究科講師
土屋 大洋 政策・メディア研究科准教授
井庭 崇 総合政策学部専任講師