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場づくりマーケティング・コンソーシアム
Marketing and design methodology for refining the social innovation field

研究代表者:玉村 雅敏(総合政策学部教授)
連絡先:玉村雅敏研究室(内線:53054) tama[at]sfc.keio.ac.jp
メール送信の際には[at]を@に変更してください。
http://ba.sfc.keio.ac.jp/
pdflogo 印刷用PDF (2017年11月現在)

目的

「場」とは、多様な当事者が集まり、直接的なコミュニケーションが行われる時空間であると同時に、価値を共創し増幅させるプラットフォームを意味します。例えば、博物館やミュージアム、スタジアムでは、魅力的な「ハードウェア(施設・展示)」があるだけではなく、そこに多様な当事者が集い、相互のやりとりや関係づくりが促進されるような「価値共創のデザイン」がなされることで、「場」として機能し、価値が増幅され、結果としてそれぞれに高い満足や目的の達成を実現することになります。

こういった「場」を創ることをマーケティング戦略として取り組むこと(=場づくりマーケティング)は、企業・組織・地域における経営戦略の1つの重要な切り口となる潜在力を持ちあわせています。実際、企業や商品のブランド価値の向上や、従業員や顧客への企業理念の浸透、顧客の満足度やロイヤリティの向上、企業の社会的責任などの目的で、企業のコミュニケーション施設として、企業ミュージアムやショールーム、サテライトショップ、展示スペースなど、様々な形態の「場」を設けることが行われています。また、地域を経営するという観点に立ったときにも同様に、自治体・地域団体・企業等による「場づくりマーケティング」が重要になります。まちづくりや地域活性化等を推進するとき、地域の魅力や価値を再認識でき、共創活動ができる「場」の存在が大切な役割を果たすことになります。

こういった「場づくりマーケティング」の観点のもと、このコンソーシアムでは、特に、自治体や地域団体が都市や地域の魅力や価値を高めるインフラとしての「場」をつくることや、企業が社会との価値共創や生活者とのコミュニケーション活動を行う「場」をつくることに着目をし、大学・企業・文化観光施設等が協働で、その理論構築やモデルの検討、手法やツールの研究開発、先導事例の調査研究、情報発信・普及活動などに取り組んでいます。

活動内容(2016年度)

本コンソーシアムでは、慶應義塾大学SFC研究所の研究者による研究推進や助言・支援の下で、企業から派遣される研究スタッフや関係者への学習機会を提供しながら、共同での研究・開発を推進しています。2016年度は、これまでの研究成果を踏まえ、以下の活動に取り組みます。

  1. 企業・自治体・地域・生活者等による「価値共創型の場づくり」実践事例の調査・研究
    各地で展開されている先駆的な実践事例について、概念構築を行った上で、コンソーシアムのネットワークを活かして、企業と大学で共同での調査研究を推進し、地方創生における場の活用や、地域における価値共創型のビジネスモデルなどに関する知見を得ることに取り組みます。また、次年度以降に行う、研究成果の発信や普及の準備を推進することや、そのプロセスを通じた人材育成等の活動にも取り組みます。

  2. 「場づくりマーケティング」に関わるツールの研究・開発
    自治体や企業等と協働でツール開発の推進や実践支援などを行います。

構成メンバー(2016年度)

<幹事メンバー>

 
慶應義塾大学SFC研究所
株式会社乃村工藝社
大日本印刷株式会社

<SFC研究所 研究メンバー>

   
玉村 雅敏 総合政策学部教授:コンソーシアム代表
  伊藤 健 政策・メディア研究科特任講師
  稲垣 円 政策・メディア研究科研究員
  長瀬 光市 政策・メディア研究科特任教授(非常勤)
  田中 佳代子 SFC研究所所員
  (2016年4月1日現在)