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「デジタル・コンストラクション」コンソーシアム
Digital Construction Consortium

研究代表者:池田靖史(政策・メディア研究科教授)
連絡先:慶應義塾大学湘南藤沢キャンパスν棟 森アトリエ yasushi[at]sfc.keio.ac.jp
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目的

近年の建築分野では、デジタル技術の建築生産への応用によって非規格化部品製造技術が開拓され、BIM などのデザイン情報化技術によって複雑な形状や形態の効率的組織的な構成概念が可能になってきている。日本の工業化された建設技術は世界最高レベルであるが、非規格化部品の効率的な建設支援のための技術は世界的に挑戦されている未開拓分野である。非規格化部品のデジタル・コンストラクション技術が確立されれば、矩形箱形によらない建築形態の施工精度確保、施工時の安全性向上、仮設や揚重の容易化、工事速度の高速化などが可能になり、現在では特殊と考えられている建築の建設にかかるコストを抑えることにつながる。こうした試みは、建築の形状をより自由なものにし、サスティナブルな建築やよりユーザーフレンドリーな建築などの新しい価値を高い生産性で生む事に繋がると考える。

中でも、3次元施工ガイダンス技術、建設ロボティクス技術や、部品のIoT化技術などのデジタル・コンストラクション技術は従来の標準規格化を革新するキーテクノロジーであり、これらを業界を挙げて開発するために産学連携のコンソーシアム組織が必要とされている。デジタル・コンストラクションはデジタル・デザイン、デジタル・ファブリケーションと並ぶ柱となるべき概念であり、全体として建築技術、デザイン、経済性、そして社会的な有用性や意義にいたるまで大きな影響をもたらすものと考えられる。これまでにも情報化施工という形で建築生産技術部門においても取り組みがあったが、BIM を介してこれら3つを融合したデータの流通が起きる事で、「生産性向上」にとどまらない建築技術の総合的な革新と新たな価値創造が期待され、SFCで行われている研究との親和性も高いと考える。

コンソーシアムの1つの目的として、大学院生、SFC研究所所員、特任教員などの特にこの分野で活躍可能な人材のネットワークづくりと人材の育成などがあり、コンソーシアムが各応用プロジェクトを発足させる育成機関となると同時に、デジタル・コンストラクション技術が生む新しいデザインの可能性を社会に還流させ、需要を喚起することを目指している。

研究活動計画の概要

研究期間:2016年6月1日〜2017年3月31日

2016年 6月 「デジタル・コンストラクション」コンソーシアムの発足会議
(キーテクノロジーの抽出や研究課題の具体化)
2016年 9月 キーテクノロジーに関する独自先行研究の開始
2017年12月 個別委託研究についての準備開始
2017年 3月 1年目研究成果に関する最終成果報告会

※月1程度で、次年度に向けたプロジェクト検討会議を実施予定。

「工業化建築システム」と「情報化建築システム」の比較

「デジタル・コンストラクション」に関する研究活動

構成メンバー

メンバー 所属
池田 靖史 政策・メディア研究科教授
コンソーシアム統括、および研究総括担当
デジタル・コンストラクションを前提とした建築デザイン支援システムの研究・開発
松川 昌平 環境情報学部准教授
木造建築を中心とした、デジタル・コンストラクションへのロボティクス技術の応用研究
阿部 祐一 政策・メディア研究科特任助教
デジタル・コンストラクションを前提とした建築デザイン支援システムの研究・開発
堀田 憲祐 政策・メディア研究科特任助教
デジタル・コンストラクション技術における、一般IoT技術の応用可能性に関する研究・開発

参加企業(50音順)

(株)アプリクラフト
(株)NTTファシリティーズ
オートデスク(株)
(株)構造計画研究所
芝浦工業大学
大成建設(株)
(株)竹中工務店
(株)ノイズ
野原産業(株)
日比谷総合設備(株)
(株)フォーラムエイト
ミューズ・プランニング(株)
ユニティ・テクノロジーズ・ジャパン(株)