コンソーシアム名

マルチメディア学習ネットワーク

MMNETMultiMedia Learning NETwork

研究メンバー

斎藤信男(リーダー)、安村通晃、萩野達也、服部隆志、

仰木裕嗣、重松 淳、平高史也、藁谷郁美、国枝孝弘、

山本純一、古石篤子

コンソーシアム研究概要

本プロジェクトは、情報社会におけるデジタル化された学習環境の実践的構築を研究目的とし、学習論とIT技術の共創による新しい学習環境の構築を目指している。

本プロジェクトは,その前身である「マルチメディア教育ネットワーク」プロジェクト(1994年度〜1996年度)の後を受けて,1997年度から続いている。

1990年に開設された慶應義塾大学SFC(総合政策学部および環境情報学部)では,国際化に対応した外国語教育と情報化に対応した情報処理教育とを車の両輪として重視した教育を続けてきた。このための有力な支援環境として,情報処理教育におけるオンラインテキストが,また外国語教育においては,ドイツ語教育CALLシステムが比較的早い時期から始められた。

このような背景の下で、筆者らはUNIX上でのマルチメディアを用いた教育の必要性を痛感し,1992年頃からMALLプロジェクトを立ち上げ、MALLシステムの初期のバージョンが1993年頃から稼働し始めている。MALLの初期の開発や,情報処理におけるオンラインテキストの開発などの背景の下に,1994年度から始まった「マルチメディア教育ネットワーク(KNAM)」プロジェクトでは,複数企業からの参加メンバーを加え,活発な研究活動を展開してきた。

さらに,その研究体制を発展させて,リニューアルしたものが,1997年度から始まった「マルチメディア学習ネットワーク」(MMnet)プロジェクトである。

 

 

 

 

 

 

 

                                         

その主な研究内容は,次のようなものである。

MALLシステムと教材開発

オンライン情報処理教材の開発

遠隔教育システムの研究開発

モバイル学習システムの研究開発

Webベースの教材開発

発音指導システムの開発

「さっと英作」の開発

その他のユニークな教材開発

2001年度は、「ITと学習環境」呼ぶシンポジウムを内外の研究者を招いて

開催した。引き続き、各種外国語教材の新規開発を行なっている。

今後は、MALLのオープンソース化と教材の公開、新しい教材作成、

学習論の構築などを行なってゆく予定である。