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SFCスマート住生活環境開発コンソーシアム
Smart Living Environment Developer Consortium

研究代表者:池田 靖史(政策・メディア研究科教授 / 環境情報学部教授)
連絡先:慶應義塾大学湘南藤沢キャンパスν棟 池田靖史
E-mail: yasushi[at]sfc.keio.ac.jp
pdflogo 印刷用PDF (2017年10月現在)

目的及び研究活動計画の概要

本コンソーシアムは、進化する情報技術を用い、次世代の住生活環境にICTを活用した健康管理や医療サービスや、サスティナブルなエネルギー利用などを実現するスマートなコミュニティを実現する技術を総合的に研究開発する連携体勢として、現実社会におけるその実現性と意義を提示する事を目的にしている。
本研究の大きな背景として、急速に進む住生活環境のIoT化が、居住者の健康や安全を守りサスティナブルなコミュニティを実現するスマートな技術へと統合される事への大きな社会的期待がある。すなわち、住生活における人間の行動や環境の状態についてリアルタイムにデータを取得して、それに対応した知的な処理を行うシステムの開発で住生活の質を向上させることがその目的になって来ている。ここでは、エネルギーの消費節減や環境への融和方策が決して生活環境の低下を意味しないだけでなく、むしろ住生活によって健康を維持増進する効果や、災害に対する安全や安心を確保する効果と同調できる技術が望まれている。
住生活は人間の活動の基本として多様な問題を包含し、こうしたスマートな住生活環境の方向性も大変多くの分野を横断している。しかしながら、それらの技術開発要素は次世代のライフスタイルという意味では連続した関連を持っており、また具体的なデータの取得による研究と社会的なアピールという共通の課題を持っている。そこで本コンソーシアムは、主要な課題をサブプロジェクトとして活動しつつ、その実験開発環境を共有し、同じ実験環境から得られるデータに関しても可能な範囲で相互に参照可能にすることで、効率的な研究の推進を計るとともに、相互の研究成果に関する意見交換や情報発信を通じて、社会的な啓蒙効果についてもよりインパクトのある形式がとれる事を目指して、連携的に研究を進めるために結成された。
本コンソーシアムには2016年度まで実施されて来た「慶應型共進化住宅開発実証実験コンソーシアム」と「神奈川県ME-BYOハウス・ラボプロジェクト」を発展的に改組し、新たに「SFC Open Energy Societyプロジェクト」および「スマート在宅医療プロジェクト」が統合されたものとして形成される。

  1. SFC Open Energy Societyプロジェクト
    電気エネルギー供給と消費をコミュニティに分散化し、自由にエネルギーを交換・共有できる直流電源技術開発についてSFCを舞台に実証実験研究を進める
  2. 慶應型共進化住宅プロジェクト
    環境負荷低減、健康増進、安全と安心の総合的実現を目指したスマートな住宅モデルを開発する
  3. ME-BYOハウス・ラボプロジェクト
    住宅を拠点として、日常生活の健康管理と健康情報の活用を目指した技術開発を進める
  4. スマート在宅医療プロジェクト
    医療とIT技術の融合された分野である“在宅医療”の導入、特に病院と家庭などインターネットで繋ぎ、病院の一部機能を病 院外に延長して医療サービスが享受可能な環境の技術開発を進める

その共通の特徴は、エネルギー利用の実体、環境制御の効果、利用者の行動や体調変化などについて、自然の気候条件下において測定する方法をとり、実際の住生活に近い状態から様々な環境と行動のデータを大量に取得し分析し、さらにリアルタイムで反応するシステムの試用実験をする事にある。一般的な方式に比べて多様で相互参照可能なデータが大量に取得蓄積できることによって得られた知見をまとめたものを成果とする事が基本的な研究手法である。
なお本コンソーシアムにおいては神奈川県や総務省などの公的機関の委託研究とも連携をとるために、コンソーシアムの会費を分担しないが特別会員として参加し、共通の実験基盤の運営維持について協力する体制をとる予定である。

構成メンバー

メンバー 所属
池田 靖史 政策・メディア研究科教授 / 環境情報学部教授
(総括および慶應型共進化住宅プロジェクト リーダー)
高度の情報デバイスとデータ取得環境を前提にした住生活ライフスタイルにおける住環境デザインや建築生産技術の開発
中村 修 環境情報学部教授
(SFC Open Energy Societyプロジェクト リーダー)
家電機器の直流給電方式の省エネ効果と総合的制御系の開発
植原 啓介 環境情報学部准教授
(ME-BYOハウス・ラボプロジェクト(予定) リーダー)
住生活環境における居住者の健康関連の総合的なデータ利用技術の開発
村井 純 環境情報学部教授 / 政策・メディア研究科委員長
(スマート在宅医療プロジェクト)
居住者の住生活を前提にした遠隔医療サービス技術の開発
伊香賀 俊治 理工学部システムデザイン工学科教授
(慶應型共進化住宅プロジェクト 環境設備)
居住者の健康維持・増進と環境建築技術の関係
西 宏章 理工学部システムデザイン工学科教授
(慶應型共進化住宅プロジェクト HEMS)
高度な環境計測および環境制御ソフトウェアの開発
小林 博人 政策・メディア研究科教授 / 環境情報学部教授
(慶應型共進化住宅プロジェクト)
今泉 英明 政策・メディア研究科特任准教授
(スマート在宅医療プロジェクト)
内山 映子 政策・メディア研究科特任准教授
(スマート在宅医療プロジェクト)
連 勇太朗 政策・メディア研究科特任助教
(ME-BYOハウス・ラボプロジェクト)