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生物多様性研究・ラボ
Laboratory of biodiversity studies


2012年8月1日開設
代表者:一ノ瀬 友博(環境情報学部教授)
連絡先: 一ノ瀬友博共同研究室(tomohiro[at]sfc.keio.ac.jp
印刷用ページ(2016年7月現在)

目的

2010年10月に名古屋市で第10回生物多様性条約締約国会議(COP10)が開催されたが、この会議に先立ち、それまでの目標であった2010年までに生物多様性の減少速度を顕著に減速させるという目標がほとんど達成されていないことが世界各国で報告された。このような現状を受けて、COP10では生物多様性への理解を広く一般に広め、あらゆるセクターの力を結集して、世界規模で生物多様性保全を進めることが合意された。しかし、その具体的な手法やプロセスは必ずしも明確ではない。そして、生物多様性の減少と並ぶ地球規模の環境問題である地球温暖化は、切り離されて議論されることも多い。本ラボでは、地域から地球までの異なるスケールにおける生物多様性の保全を、自然科学的アプローチのみならず、社会科学的な側面からもアプローチし、実質的な生物多様性保全手法を明らかにすることを目的とする。特に生物多様性の主流化を実現するために、環境教育的な側面も重視する予定である。

研究活動計画の概要(1年目)

日本を訪れる渡り鳥を対象とした移動追跡調査を実施する。対象とする鳥類は、カモ類やタカ類を予定しており、衛星を使った追跡手法により個体ごとの移動を明らかにする。移動経路、経由地、滞在時間などを気象条件などの環境要因との分析を行う。また、メンバーである樋口広芳特任教授がこれまでに蓄積してきたデータを用いて、地球温暖化が個体数や分布、渡来時期などに及ぼす影響についても解析を始める。加えて、渡り鳥の追跡調査を活用した環境教育プログラムの検討を開始する。

構成メンバー

メンバー 所  属
一ノ瀬友博 環境情報学部教授
共同代表:研究統括
  小林 光 政策・メディア研究科特任教授
制度・政策
  池田 靖史 政策・メディア研究科教授 / 環境情報学部教授
都市計画への応用
  清木 康 環境情報学部教授
データベース構築手法
  厳 網林 環境情報学部教授
地理情報分析
  仰木 裕嗣 政策・メディア研究科教授 / 環境情報学部教授
センサー開発
  古谷 知之 総合政策学部教授
予測モデル構築
  黒田 裕樹 環境情報学部准教授
生物多様性ゲノム解析
  樋口 広芳 政策・メディア研究科特任教授
渡り鳥移動追跡研究統括
土方 直哉 政策・メディア研究科研究員
鳥類の移動経路解析、環境利用
  土光 智子 政策・メディア研究科特任助教
鳥類の移動経路解析
  陳 文波 政策・メディア研究科特任助教
鳥類の移動経路解析
  井本 郁子 総合政策学部講師
植物相の生物多様性評価
  山田 由美 政策・メディア研究科研究員
GISを用いた生物多様性評価
  板川 暢 政策・メディア研究科特任助教
昆虫類を指標とした生物多様性評価
  佐々木 恵子 SFC研究所上席所員
生物多様性評価モデル構築
  Hotes Stefan SFC研究所上席所員
日独の生物多様性保全比較研究