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看護ベストプラクティス研究開発・ラボ
Laboratory on Innovative Research and Practices for Nursing



2012年3月1日開設
代表者:武田 祐子(看護医療学部教授)
連絡先: 慶應義塾大学看護医療学部武田研究室
takeday[at]sfc.keio.ac.jp
印刷用ページ(2017年11月現在)

目的

医療現場では、日々新たな診断・治療が開発され、診療および看護はますます高度化・複雑化している。一方で、医療の効率化が叫ばれ、入院の短縮化、外来診療への移行が推奨され、患者や家族には通院による治療継続、セルフケアの促進が求められている。患者や家族は、移り変わる診療の場・環境のもとで、高度な医療内容を理解し、納得のいく判断のもとに診断・治療を受けることに多大な努力をしている。また、自身のワークライフと療養のバランスを上手にとることにも力を注いでいる。複雑で高度化した医療の中で、<安心と安全>が保証され、<医療に対する納得と満足>が得られ、<当事者の価値が尊重>され、<充実した生活や生き方>ができるよう、最善の看護実践(ベストプラクティス)を提供する必要がある。
本ラボラトリは、最善の看護実践(ベストプラクティス)に不可欠である、 (1)看護実践の質保証(Quality)を推進する実践研究開発、(2)個別化・最適化した看護実践を現場に浸透・波及(Utility)できる看護リーダーの養成、(3)当事者の価値を尊重する倫理的看護実践の醸成(Explore) 、をめざすものである。この目的のために、<看護実践の質保証研究開発><ベストプラクティス先導ナースのキャリア開発><倫理的看護実践のためのシステム構築>の3つの研究グループを組織化する。研究グループには、臨床現場においてベストプラクティスを推進している看護専門職者のほか、本ラボラトリの主旨に賛同いただける学外の研究組織、医療施設の方々を訪問研究員として迎え、共同研究をすすめる。忘れてならないのは、患者中心の視点をラボラトリの根幹につねに置くことである。そのために、定期的に、市民フォーラムを開催し、患者団体、地域住民等との交流を行い、研究成果の発信、評価、意見交換を行っていく。 各プロジェクトの内容を記す。

プロジェクトA: 看護実践の質保証研究開発
臨床現場における最善の看護実践のアウトカムは、患者の安全と安心の保証、患者・家族の医療に対する納得と満足、患者のQOLの向上である。患者アウトカムを促進するための最適なケアのエビデンスを集積し、標準化を行う。ロジックモデル等の質評価理論に基づいてケアの質改善デザインを設計し、標準化したケアの検証を行う。

プロジェクトB: ベストプラクティス先導ナースのキャリア開発
臨床現場でベストプラクティスを浸透・波及できるかは、<医療イノベータ>の役割を担う看護リーダーの活躍にかかっている。このプロジェクトでは、最適なケアと患者のアウトカムを促進するために、患者(個人、家族、またはグループ)や他の専門職との治療的関係と協働関係を結び、各チームやユニットにおいてケアの質保証システムを稼働し、ケアの改善を先導する看護リーダーの育成プログラムの開発、検証を行う。

プロジェクトC: 倫理的看護実践のためのシステム構築
熟慮・納得のもとに、自身にとって最善の診療・ケアを選択する意思決定支援プログラムの開発と検証、および複雑な病態・治療過程、脆弱な療養環境で生じ得る倫理的課題に対応する臨床倫理コンサルテーションシステム構築と実証をすすめる。併せて、組織的に倫理的看護実践が行えるケアリング風土の醸成を探求する。

研究活動計画の概要

プロジェクトA: 看護実践の質保証研究開発
患者アウトカムを促進するための最適なケアのエビデンスを集積し、標準化を行う。

プロジェクトB: ベストプラクティス先導ナースの開発
臨床現場でベストプラクティスを浸透・波及できるリーダーナース、臨床指導ナースの能力・役割を特定化し、キャリア開発プログラムを検討する。

プロジェクトC: 倫理的看護実践のためのシステム構築
事例検討により、複雑な病態・治療過程、脆弱な療養環境で生じる倫理的課題について検討する。

キックオフシンポジウム開催

構成メンバー

メンバー 所  属
武田 祐子 看護医療学部教授:
ラボラトリ・リーダー、遺伝看護実践研究開発
  小松 浩子 看護医療学部長・教授:
がん看護実践質保証研究開発
  太田 喜久子 看護医療学部教授:
高齢者看護実践研究開発
  野末 聖香 看護医療学部教授
  宮脇 美保子 看護医療学部教授:
倫理的看護実践研究開発・ベストプラクティス先導ナース研究
  小池 智子 看護医療学部准教授:
ベストプラクティス先導ナース開発研究
  朴 順禮 看護医療学部専任講師:
ベストプラクティス先導ナース研究
  矢ヶ崎 香 看護医療学部准教授:
がん看護実践質保証研究開発
  小山 友里江 看護医療学部准教授:
がん看護実践質保証研究開発
  福井 里佳 看護医療学部准教授:
倫理的看護実践研究開発
  新幡 智子 看護医療学部専任講師:
がん看護実践質保証研究開発
  藤井 千枝子 看護医療学部教授:
看護技術研究開発
  福田 紀子 看護医療学部准教授:
精神看護実践研究開発
  高畑 和恵 看護医療学部助教:
遺伝看護実践研究開発
  瀧田 結香 看護医療学部助教:
看護実践研究開発
  緑川 綾 看護医療学部助教:
精神看護実践研究開発
  井ノ下 心 看護医療学部助教:
がん看護実践質保証研究開発
  小林 梢 看護医療学部助教:
倫理的看護実践研究開発
  増谷 順子 SFC研究所上席所員:
高齢者看護実践研究開発
  真志田 祐理子 看護医療学部助教:
高齢者看護実践研究開発
  永田 智子 看護医療学部教授:
倫理的看護実践研究開発
  山本 亜矢 看護医療学部専任講師:
倫理的看護実践研究開発
  田村 紀子 看護医療学部助教:
がん看護実践質保証研究開発
  榊原 直喜 看護医療学部助教:
がん看護実践質保証研究開発
  西池 絵衣子 看護医療学部助教:
精神看護実践研究開発
  伊藤 麻美 看護医療学部助教:
倫理的看護実践研究開発
  小林 良子 看護医療学部助教:
倫理的看護実践研究開発
  木下 ユリコ 看護医療学部助教:
倫理的看護実践研究開発
  佐藤 美樹 看護医療学部助教:
看護実践研究開発