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AI社会共創・ラボ
AI & Society Laboratory

2016年7月6日開設
代表者:冨田 勝(環境情報学部教授)、 新保 史生(総合政策学部教授)、 松川 昌平(環境情報学部准教授)、 琴坂 将広(総合政策学部准教授)
連絡先:慶應義塾大学湘南藤沢キャンパス i311 AI社会共創・ラボ事務局 sfc-ai[at]sfc.keio.ac.jp
印刷用ページ(2017年11月現在)

目的

汎用性の高いAIの進化は近年めざましく、今後も更なる発展が見込まれる。急速な技術発展が社会へ与える影響を予見し、社会制度の議論を行うには分野横断的で多様な観点からの評価軸の設定が望まれる。

しかし、日本国内にはAI・ロボット技術が社会に与える影響を体系的に研究した試みはなく、技術発展を見込んだ新しい社会制度作りの準備が十分になされていない。本研究では、技術分野と社会制度に関わる法、倫理、経済、経営、さらに芸術・建築などの創造性に関わる分野の研究者、そしてAI・ロボットの利活用を先導する国内企業など、多様なステークホルダーとの対話を通し、未来の技術と社会のあり方を共創していくことを目的とする。文理融合の研究グループによる社会と技術の共進化促進のための研究を実現することにより、技術と人の共存を前提とした制度設計を行う基礎理論を構築することが可能となり、本研究の実施により将来の制度設計やルールづくりの方向性を示す。加えて世界の拠点として、最先端のルールや社会基盤の構築に必要な制度を検討及び提言を目指す。

研究活動計画の概要と実施体制

(2016年7月〜2019年7月)

以下グループが互いに連携を取り合いながら、組織的な研究を進めていく。

1.研究統括グループ

  • 研究グループによる課題抽出のとりまとめ
  • 国内外の学会や会議等における情報収集
  • 国際的なイニシアティブを獲得のための原則や基準の提唱

2.情報法グループ

  • 情報法の観点からの課題の分析、整理、検討
  • 法制度における政策提言

3.技術グループ

  • 汎用型人工知能開発及び実践
  • 人や動物の感情=価値システムや社会性の脳過程のモデル化の研究
  • 価値判断基準や倫理のガイドラインを作成するための各専門領域でのリスクの研究
  • 人工知能が持つべき感情エンジンと、理性となる価値判断システムの実装の研究
  • 人工知能の価値判断システムの実社会実装時のクオリティー評価手法の検討

4.経営学グループ

  • 経営学的側面における課題の分析、整理、検討
  • AIの活用による企業の環境変化に関する研究
  • AI及びロボットの流通市場に係る研究

5.創造性グループ

  • デザイン・アート領域における課題の分析、整理、検討
  • デザイン・アート領域におけるAI活用に関する研究

6.経済グループ

  • 経済学的側面からの課題の分析、整理、検討
  • AI技術が雇用や経済成長に与える影響の理論的・実証的分析
  • AI技術に関連した経済政策の提言

メンバー

構成メンバー
冨田 勝 環境情報学部教授
代表・統括
新保 史生 総合政策学部教授
共同代表・科学技術政策・政策提言
松川 昌平 環境情報学部准教授
共同代表・アルゴリズム建築・表現技法の研究
琴坂 将広 総合政策学部准教授
共同代表・経営戦略立案へのAI利活用の研究
  田中 浩也 環境情報学部教授
AI技術の応用・ファブリケーション環境開発
  高橋 恒一 政策・メディア研究科特任准教授(非常勤)
全体の統括、AI技術開発
  渡邊 智暁 政策・メディア研究科特任准教授
科学技術政策、AI技術のオープンな利用法の研究
  黒坂 達也 政策・メディア研究科特任准教授(非常勤)
情報セキュリティ・プライバシーの研究
  赤坂 亮太 環境情報学部講師(非常勤)
AI利活用に関わる法律の研究
  井上 智洋 SFC研究所上席所員
マクロ経済学・AI技術による経済的影響の研究
  大森 隆司 SFC研究所上席所員
AI技術と価値システムの研究
  山川 宏 SFC研究所上席所員
汎用人工知能技術の開発とその民主化

マネジメントメンバー
  新保 史生 研究全般の進行管理、領域との対話・調整
  高橋 恒一 研究グループ間調整、研究進捗管理、領域との対話・調整
  井上 智洋 グループ及び協力者との連携調整

協力団体、プロジェクト
  国立研究開発法人 科学技術振興機構(JST)
  AI社会論研究会
  クックパッド株式会社
  ドワンゴ人工知能研究所
  玉川大学脳科学研究所
  全脳アーキテクチャ・イニシアティブ
  情報ネットワーク法学会ロボット法研究会

  科学技術振興機構(JST)社会技術研究開発センター(RISTEX)から発信する公募型研究開発領域「人と情報のエコシステム(HITE)」に当ラボは「法・経済・経営とAI・ロボット技術の対話による将来の社会制度の共創」プロジェクトとして採択されました。HITEではビッグデータを活用した人工知能、IoT、ロボットなどの情報技術を、人間を中心とした視点で捉えなおすこと、そして一般社会への理解を深めながら、技術や制度を協調的に設計していくことを目指しております。
当ラボはHITEへの参加を通し、AI・ロボット技術分野、社会制度に関わる方、倫理、経済、経営分野の研究者そしてAI・ロボットの利活用を先導する国内企業など、多様なステークホルダーとの対話通し、未来の技術と社会のあり方を共創することを目的としています。加えて最先端のルール、社会基盤の構築に必要な制度を提案することを目指します。

概念図