2002年11月22日

e-ケアタウンプロジェクト

 
 

 


研究プロジェクト名:e-ケアタウンプロジェクト

担当研究者:吉野 肇一(看護医療学部長教授

-ケアタウンふじさわ実証コンソーシアム運営委員長)                  

 
                                                                      

 
 

 

 

 


テキスト ボックス: キーワード: e!プロジェクト、e-ケアタウンふじさわ、IT、IPv6、クオリティ・オブ・ライフ(QOL)
・ ライフ(QOL)
 
Systems)

 

 

概要:e-ケアタウンプロジェクトは、2002年藤沢市が、総務省の「e!プロジェクト」の介護福祉分野における実証実験実施地域として選ばれたことを契機に立ち上げられた。慶應義塾大学は、総務省への提案時より、藤沢市に協力し、選出後は、看護医療学部、環境情報学部をはじめ、他学部も一体となって、積極的に、このプロジェクトに協力する体制で臨んでいる。実証実験開始は2003年1月予定。

 

-ケアタウンプロジェクトは、2002年藤沢市が、総務省の「インターネット基盤技術の高度化事業(e!プロジェクト)」の介護福祉分野における実証実験実施地域として選ばれたことを契機に立ち上げられました。ITを生かして、地域住民の健康を支え、クオリティ・オブ・ライフ(QOL)を向上させること。そして、看護と介護の充実した新しいまち「e-ケアタウンふじさわ」を市民モニターの方々とともに創り出していくこと。それがこのプロジェクトの大きな目標です。

-ケアタウンプロジェクトの特徴としては、ITの導入により、ケアを必要としている方、それを支えるご家族、ケアを提供する専門スタッフの相互のコミュニケーションを深めること、また、健康を守り、よりよいケアが受けられるような情報を市民の方がいつでも気軽に入手できるようなシステム作りを進めていくことが挙げられます。そのために、インターネット基盤技術であるIPv6を応用した情報端末を提供、通信環境を整備し、より手軽に健康に関するデータの送受信を行うことが可能にします。

こうしたITの介護福祉分野への応用に際しては、ケアを受けられる方の個人情報を守りつつ、ケアスタッフなど、必要な相手には安全確実に情報を伝える技術が求められます。本プロジェクトでは、個人データを守るためのセキュリティを高め、かつ情報共有を円滑に行うためのシステム作りも進めていきます。

本年度用意しているプログラムは、e-ヘルスアップ(トレーナーの遠隔指導を可能にし、運動による健康維持管理に自宅で継続して取り組めるようにする)、e-ファミリーケア(高齢者の健康状態を、家族が外出先からも確認できるシステムを作る)、e-介護(高齢者、その家族、ケアの専門家を結び、コミュニケーションを高めることで、より充実した介護を実現する)、e-専門家スキルアップ講座(2級ヘルパーの技能向上を、在宅でのインターネット学習、本大学内での遠隔講義などを通じ実現する)、e-市民健康講座(web上に開設した講座を利用することで、健康に関する知識を深める)、e-ケア情報セキュリティ(在宅ケアを受ける方の個人情報保護・ケアスタッフ間の情報共有を進める)の6つです。

実証実験開始は2003年1月予定。慶應義塾大学は、総務省への提案時より、藤沢市に協力し、選出後は、実証実験プログラムの考案、推進に携わる看護医療学部、システム、アプリケーションなどの開発を担当する環境情報学部をはじめ、他学部も一体となり、積極的に、このプロジェクトに協力する体制で臨んでいます。

 

<本件に関するお問い合わせ先>

慶應義塾大学 SFC研究所内 e-ケアタウンふじさわ問い合わせ窓口

Tel:0466-49-3618  Fax:0466-49-3622

-mail:info@e-care-project.jp

URL: http://www.e-care-project.jp/