2002年11月22日
グローバル・ガバナンス研究の最先端
研究プロジェクト名:グローバル・ガバナンス・リサーチ・フォーラム・2002 担当研究者:奥田 敦(総合政策学部助教授兼政策・メディア研究科委員)
概要:慶應義塾大学政策メディア研究科グローバル・ガバナンス・プログラムによるシンポジウム。日韓中遠隔教育特別企画、パネルディスカッション、公開講義、院生セッションを開催。混迷する地球化時代のキーワード、グローバル・ガバナンスの研究の最先端。研究プロジェクトの内容を中心とした展示も同時開催。
■■ シンポジウム ■■
・タイトル
グローバル・ガバナンス・リサーチ・フォーラム 2002
・開催日時・場所
11月22日(金)13時より ε館 2階 22番 教室
・プログラム
13:15 – 13:25 開催の挨拶 小島 朋之 総合政策学部 学部長
13:25 – 13:55 プレス発表「日中韓遠隔教育に関するアジア3大学共同特別企画」
渡辺 吉鎔 総合政策学部 教授(詳細別紙参照)
14:00
– 15:30 パネル・ディスカッション「持続的パートナーシップの構築」
小森田秋夫・東大社会科学研究所教授、羽場くみ子・法政大学社会学部教授他
香川 敏幸 総合政策学部 教授
15:45
– 17:15 公開講義「先住民共同体と連帯経済〜インターネットを武器にしたゲリラの世界から」
山本 純一 総合政策学部 教授
17:25 –
18:25 大学院生研究発表セッション グローバル・ガバナンス所属大学院生(修士・博士)19:00 – 懇親会
■■ 展示発表 ■■
・タイトル
グローバル・ガバナンス研究の現状と展望
政策・メディア研究科グローバル・ガバナンス・プログラムに所属する教員、院生、研究室を中心とした研究プロジェクトの内容を展示します。グローバルあるいはリージョナルなガバナンスに関する最先端の研究動向を知ることができます。
・開催日時・場所
11月22日(金)・23日(土) ι館 1階 ロビー、 2階 23番 教室
・展示プロジェクト(一部)
「複合分野に関するグローバル・ガバナンス研究」 香川 敏幸 総合政策学部 教授
「コーヒーを通じて知るメキシコ地域」 山本 純一 総合政策学部 教授
「日韓中遠隔授業」 「ITと文明の危機管理」 渡辺 吉鎔 総合政策学部 教授
なお、関連企画として23日(土)ε22において「SFCにおけるアラブ・イスラーム研究のすべて」(シンポジウム・展示、責任者:奥田敦 総合政策学部助教授)も開催されます。
<本件に関するお問い合わせ先>
e-mail: 奥田敦 assalam@sfc.keio.ac.jp, 杤尾圭亮 tochio@sfc.keio.ac.jp Tel: 042-780-7815
(プレス発表資料)
「日中韓遠隔教育に関するアジア3大学共同特別企画」
日中韓三者間によるデジタル・ラーニングのアジア展開
遠隔授業「グローバーリゼーションと地域変容」
慶應義塾大学(SFC)大学院「グローバル・ガバナンス」プログラム、上海・復旦大学、韓国・延世大学の三者間で、日中韓の「遠隔授業」を2002年度秋学期から実施している。この日中韓「遠隔授業」は、三大学が輪番で講義を担当し、インターネットを通じて三大学の大学院生がリアルタイムで受講・討論を進めている。また今学期は「グローバーリゼーションと地域変容」を三大学共通のテーマとし、グローバーリゼーションの諸相やそれに伴うアジアの政治・経済・社会・文化的受容と変容をそれぞれの立場から講義し、活発な議論を進めている。本「遠隔授業」の特色の一つは、三カ国の大学院生による共同研究にあり、六つのテーマを設定し、共通レポートを協同で作成し、三月に復旦大学で予定されている日中韓・国際シンポジウムでその成果を報告する。
ORFでは、日中韓「遠隔授業」のデモンストレーションを行い、東アジアの最高レベルの三大学による「高等教育現場のグローバル化」の試みを社会に発信したいと考えている。なお、中国側からは国営・新華社通信、韓国側からは朝鮮日報社が、中韓で取材を行い、社会に発信する予定となっている。
(了)
【参考資料】@『共同通信』2002年11月6日(上海)
日中韓がネットで国際授業
【上海・共同】インターネットを通じて中国、日本、韓国の大学生がそれぞれの国で同時に講義を受け、意見交換を行う初の「国際授業」の試みが始まり、上海では名門、復旦大の学生ら約30人が6日、授業と討議に参加した。この試みは復旦大のほか、日本の慶応大、韓国の延世大が先月から始めた。相互に輪番で講義を行った後、外国の学生らと英語を使って質疑応答や討議を行う。
【参考資料】A『Sankei Web(産経新聞)』2002年11月6日
日中韓がネットで国際授業
インターネットを通じて中国、日本、韓国の大学生がそれぞれの国で同時に講義を受け、意見交換を行う初の「国際授業」の試みが始まり、上海では名門、復旦大の学生ら約30人が6日、授業と討議に参加した。
関係者によると、この試みは復旦大のほか、日本の慶応大、韓国の延世大が先月から始めた。相互に輪番で講義を行った後、外国の学生らと英語を使って質疑応答や討議を行う。期間は半年間で、復旦大で来年、シンポジウムも行う予定。
この日の講義は慶応大が担当、グローバル化をテーマに、中国人のほかに留学生を交えた復旦大の学生らが、ディスプレーに映る慶応大の10人余り、延世大の約15人の学生らと活発な意見交換をしたという。(共同)
(http://www.sankei.co.jp/news/021106/1106kok097.htm)