2002年11月22日

E-CELLコンソーシアム

慶應義塾大学先端生命科学研究所、11月28日に細胞シミュレーションの産学共同を本格始動

 
 

 


                                                                      

 

研究プロジェクト名:「E-CELLコンソーシアム」 

担当研究者:冨田 勝(環境情報学部教授兼政策・メディア研究科委員)                   

 

 

 

 

 


テキスト ボックス: キーワード: バイオインフォマティクス、細胞シミュレーション、コンソーシアム、産学連携

 
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概要:慶應義塾大学先端生命科学研究所冨田研究室では、日本のソフトウェア/バイオ技術を結集させ、世界最高水準の細胞シミュレーションシステムを開発することを目的とした「E-CELLコンソーシアム」をたちあげ、11月28日から本格始動する。会員企業から派遣された若手研究員と慶應スタッフが、SFC/TTCKでソフト開発・モデル構築を行うという世界的にも画期的な産学連携コンソーシアムである。

 

慶應義塾大学先端生命科学研究所の冨田研究室では、日本のソフトウェア/バイオ技術を結集させ、世界最高水準の細胞シミュレーションシステムを開発することを目的とした「E-CELLコンソーシアム」をたちあげ、2002年11月28日より本格始動します。

世界でゲノム研究が進む中、細胞シミュレーションは医療、創薬、バイオテクノロジーの各分野に将来大きく貢献するものとして期待されています。1995年に細胞シミュレーション「E-CELLプロジェクト」を発足し、世界に先駆けた研究活動を展開してきた冨田研究室では、今後もこの分野でリーダーシップをとっていくために、日本のバイオインフォマティクス分野に関連した企業を束ね、All Japan Team「E-CELLコンソーシアム」を結成しました。

各メンバー企業は、若手研究者を慶應義塾大学湘南藤沢キャンパスまたは鶴岡タウンキャンパス先端生命科学研究所に派遣し、E-CELLプロジェクトの一員として慶應のスタッフや学生達と一緒に研究を進めます。細胞シミュレーションには未解決の難問が山ほどあり、当分はこれらの解決に皆で力をあわせます。各企業は目先の知的財産よりも、将来のための基盤技術蓄積を主たる目的とします。

10年後に細胞シミュレーションが本格的に産業応用されるようになったとき、これらの技術が各企業のそして日本の基盤として、重要な役割を担うものとなることが大きく期待されます。

E-CELLコンソーシアムには、現在下記のような企業がメンバーとなっています。今後は製薬・食品・診断業界のメンバー企業も増えるものと思われます。

 

三菱スペース・ソフトウエア株式会社
インテック・ウェブ・アンド・ゲノム・インフォマティクス株式会社
株式会社 日立製作所

シスメックス株式会社

日本アイ・ビー・エム株式会社

三井情報開発株式会社
株式会社NTTデータ
ヒュービット ジェノミクス株式会社

(順不同、契約準備中も含む)(*文末の注意事項参照)

 

*** 関係各社へのお願い ***

本件の記事掲載に際し、メンバー企業の名前を掲載いただく場合は、上記8社すべてを掲載いただきすよう、ご協力の程、宜しくお願いいたします。

 

<本件に関するお問い合わせ先>

塩澤 明子(先端生命科学研究所渉外担当) Tel: 0235-29-0800  e-mail:akiko@ttck.keio.ac.jp