Japan-Poland Joint Research Project on Environmental Policy and Insurance Industry                               総合政策学部教授 香川敏幸直線上に配置

 

Activities 2003

2003年度、学術交流基金の支援を得て、クラクフ経済大学(Krakow University of Economics)産業環境政策学科およびヴロツワフ経済大学(Wroclaw University of Economics)との共同研究を行った。
具体的な活動としては、5−6月、10月、11−12月におけるポーランド国内における共同研究(JPJRP研究分担者:市川顕の渡ポ)において、特に ポーランド国内の地方自治体における環境改善を目的とする活動に関する現地調査(クラクフ、ヴロツワフ、グダニスク、ソポト、グディニア)を行った。
11月には、クラクフ経済大学からKazimierz Gorka教授、Ksymena Rosiek講師、ヴロツワフ経済大学からBoguslaw Fiedor教授、Monika Grabowska講師、Agnieszka Turynska講師を招聘した。11月21日、慶應義塾大学湘南藤沢キャンパス主催のORF(Open Research Forum:於六本木ヒルズ)にてシンポジウムを行った。

シンポジウムタイトル
「欧州における環境政策統合とその東アジアにおける政策協調への示唆:EU加盟へ向けたポーランドの経験から」

共通題目
「EUとポーランドの環境政策」

プレゼンテーション
Boguslaw Fiedor(ヴロツワフ経済大学教授)
「環境政策、生態維持の責任と保険:ポーランドの事例」
Kazimierz Gorka(クラクフ経済大学教授)
「ポーランドにおける環境基金の機能とその展望」
Monika Grabowska(ヴロツワフ経済大学講師)
「EU加盟プロセスにおけるポーランド水管理政策の発展」
Agnieszka Turynska(ヴロツワフ経済大学講師)
「ポーランドにおけるEU環境法制の調和−コストと戦略−:自然保護分野を中心として」
Ksymena Rosiek(クラクフ経済大学講師)
「ポーランドにおける環境保険の役割」
市川顕(慶應義塾大学政策・メディア研究科後期博士課程)
「移行期ポーランドの環境改善:いくつかの示唆」

総括討論
箱木眞澄(広島経済大学教授)
香川敏幸(慶應義塾大学教授)

このシンポジウムにおける論文に関しては、2004年4月以降出版の予定である。
なお、JPJRPは継続的国際学術交流プログラムであり、2004年以降も共同研究を継続的に行う。具体的な予定としては、2005年7月ICCEESベルリン大会におけるパネル発表を行う計画である。
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