2009年度学術交流支援資金研究報告(電子教材開発)

 

【課題名】 スポーツエンジニアリング

【申請者】 政策・メディア研究科准教授 仰木裕嗣

【研究助成金額】600千円

 

【研究概要】

スポーツエンジニアリングは、スポーツに活きる工学的応用を主題にした授業で、機械力学・計測制御・流体工学・数値計算シミュレーションなど授業で紹介する分野は幅広い。機械力学においては、リンクモデルによる順動力学・逆動力学、計測制御においては電気や機械による等価モデルを使った伝達関数など、流体力学においては数値流体シミュレーション(CFD)など、それぞれの分野に特有の解析手法が登場するが、授業内で詳細なアルゴリズムの紹介までを行うことはなかなか難しく、工学的応用としてのスポーツ用具やスポーツ施設の実例を説明する上で補助的資料がどうして必要になる。そこで本教材支援を用いてスポーツ工学分野における解析手法の例題つきアルゴリズム集を開発することが目的である。

 

2009年度はスポーツエンジニアリング履修者が学部1/2年生に集中していることから、自習内容を2部構成として入門編と実践編の2つの教材を開発した。数式処理ソフトウェアMathematica 7.0を用いた実験データの解析を中心とした課題内容を、実際に仰木研究室でこれまでに蓄積したデータを中心として用意した。コンテンツは、以下のURLから解析用のデータ/自習用Mathematicaコンテンツと共にダウンロードできると共に、これをすべてHTMLによって記述したブラウザ対応型コンテンツも用意した。

学生は以下のページから、Webコンテンツ教材をブラウザで見ながら、同時にMathematica ノートブックで作られたコンテンツを実習形式で学ぶことができる。

 

なお、Mathematica 7.0学生版は慶應義塾大学ではキャンパスライセンスを取得しているため、学生であれば誰もが各自のPCにインストールして実習が可能である。

 

【学生閲覧用Webページ】

http://web.sfc.keio.ac.jp/~ohgi/Research/2009/2009GakujutsuKyozai/index.html

 

*上記Webページに、Web閲覧用ページへのリンクと、コンテンツすべてのダウンロード版へのリンクが掲載されている。