目次
研究概要
概要
安村研究室ではインタラクションデザインを実世界に適用するという観点により、これまで、家展、電車展、カフェ展、おしゃれ展、時間展、ワークプレイス展を開催してきた。今回我々は、「学び」に着目し、まなび展を開催すると同時に、学びに関するインタフェースデザインの研究を行なった。
メンバー
教員
- 安村 通晃
- 環境情報学部 教授
- 樋口 文人
- 環境情報学部 非常勤講師
大学院生
- 上野 大樹
- 政策・メディア研究科 博士課程 1年
- 菅原 圭
- 政策・メディア研究科 修士課程 2年
- 加藤 大騎
- 政策・メディア研究科 修士課程 2年
- 藤沢 和哉
- 政策・メディア研究科 修士課程 1年
- 元良 龍太郎
- 政策・メディア研究科 修士課程 1年
- 森住 直俊
- 政策・メディア研究科 修士課程 1年
- 吉原 建
- 政策・メディア研究科 修士課程 1年
学部生
- 秋山 博紀
- 環境情報学部 4年
- 白崎 琢也
- 環境情報学部 4年
- 野呂 瑛利沙
- 環境情報学部 4年
- 皆月 克人
- 環境情報学部 4年
- 山本 伶
- 環境情報学部 4年
- 大西 朗
- 総合政策学部 4年
- 小塚 涼子
- 総合政策学部 4年
- 鈴木 萌里子
- 総合政策学部 4年
- 大竹 将太郎
- 環境情報学部 3年
- 加藤 可奈
- 環境情報学部 3年
- 鳥山 幸祐
- 環境情報学部 3年
- 細矢 つかさ
- 環境情報学部 3年
- 三浦 直也
- 環境情報学部 3年
- 岩崎 恵美
- 環境情報学部 2年
- 馬場 匠見
- 総合政策学部 2年
目的
我々は、産業構造の変化によって求められる新しい教育・学習システムをインタラクション研究の新たなフィールドと捉え、生活コンピューティング、ヒューマンインタフェース研究の実践の場としての教育・学習システムを主眼に置き、インタラクションデザインを実践し、次世代に求められるインタラクションデザインを実践する。我々は、研究の早い段階で体験可能なプロトタイプを作製し、実社会からの評価を取り入れ、よりアカデミックな学会発表や論文投稿につなげることを目的としてまなび展を企画した。
研究背景
情報化社会の発達に伴い特許ビジネスやコンテンツビジネスなどのいわゆる知識産業の興隆が起き、知的な財産となりうるものを創造できる人材の育成が重要性を増している。特に、かねてより資源が乏しいと指摘される日本にとって、創造力を高める教育・学習システムをつくることが大きな課題となっている。
しかし、人を育てることを目的として多くの時間を費やす各種学校では未だに教師が生徒に教科書の中身を教える画一的な教育が行われている。そもそも学校教育の成立は、産業革命期に工場労働制にとっての優秀な人材の育成を目的として起きたものであり、クリエイティビティが求められる21世紀の情報化社会において教育・学習システムの改革は急務となっている。
体力や従順さ以外の新しい能力が求められる知識産業の人材を育成するには、学校という閉鎖的な場所に依らない教育・学習システム、教師と生徒という主従関係に依らない教育・学習システム、一生涯の学びを継続的に支援する教育・学習システムの構築が必須である。
人間は、教師や書物から外的刺激を受け、記憶や推論などの自己処理をし、再び行動に反映することで学習し、自己成長を果たす。この構造は、インタラクションデザインに常に念頭におかれる「知覚、認知、行動」という認知情報処理の3ステップと等価である。本来あるべき「学び」の姿を取り戻し、教育・学習システムを時代に沿う新たなものへ発展させるには、場所や年齢にとらわれない新たな空間的時間的ユビキタス化を図り、学びの空間における人間の行為・活動を観察し、情報システムやヒューマンインタフェースの発想を取り入れることが重要となる。
研究内容
硬直した教育・学習システムは思考の画一化を強制し、子どもの視野を狭めることでいじめや過剰な偏差値教育を促し続けていた。知識産業への対応が大きな課題となる今日に求められる創造的な人材の育成を図るべく、継続的な教育・学習システムの構築にインタラクションデザインの手法を取り入れることで、生涯にわたる様々な局面の学びを支援する教育支援システムを構築する。
安村研究室では新しい教育・学習システムに必要な要素を以下の3つにクラスタリングし、これらの分類を複合的に活用することで新しい教育支援システムの構築を図り、まなびの場における空間的時間的ユビキタス化インタラクションデザインを実践するため、以下のプロダクトをプロトタイピングした。詳細は各ページを参照。
知識共有
創発支援
機会実践
展示会
研究の早い段階から体験可能なプロトタイプを実装し、実社会からの評価を取り入れ、よりアカデミックな学会発表や論文投稿に活かす目的として「まなび展」を以下の概要で実施した。
- 会場
- ギャラリー・カーサタナ
〒152-0035 東京都目黒区自由が丘1-23-15 - 開催日程
- 2010年9月16日(木)~2010年9月18日(土)
- 公式Webサイト
- http://ylab.sfc.keio.ac.jp/manabi-ten/
トークセッション
「学び」を考える現場の最前線を知るため、以下3つのトークセッションを開催した。各回とも好評を博しての盛況となった。また、活発な質疑応答もみられた。
科学館の展示を通したまなびの実践から
- ゲスト
- 美馬 のゆり - 公立はこだて未来大学教授、元日本科学未来館副館長
- 開催日時
- 9月16日(木)14:00~15:30
ワクワクさんが語る工作の楽しさ
- ゲスト
- 久保田 雅人 - NHK教育テレビ『つくってあそぼ』「ワクワクさん」
- 開催日時
- 9月17日(金)14:00~15:30
チームビルディングにおけるまなびの実践
- ゲスト
- 吉田 和美 - チームビルディングジャパン シニアファシリテーター
- 開催日時
- 9月18日(土)14:00~15:30
アンケート
以下の概要でまなび展実施中、来場者に対してアンケートを実施した。
- 実施期間
- 2010年9月16日(木)~2009年9月18日(土)
- 実施方法
- 質問紙による手書き回答(選択式、自由回答式)
まなび展を何で知りましたか
1日目 | 2日目 | 3日目 | |
---|---|---|---|
開催案内メール | 5 | 4 | 1 |
まなび展公式Webサイト | 1 | 3 | 7 |
友人・知人 | 8 | 29 | 21 |
2 | 5 | 4 | |
新聞・雑誌・Webサイト | 1 | 3 | 1 |
その他 | 7 | 8 | 10 |
合計 | 24 | 52 | 44 |
「まなび」というテーマに興味を持てましたか?
1日目 | 2日目 | 3日目 | 合計 | |
---|---|---|---|---|
1(より持てなかった) | 0 | 0 | 0 | 0 |
2 | 0 | 0 | 0 | 0 |
3 | 1 | 6 | 2 | 9 |
4 | 3 | 7 | 5 | 15 |
5(より持てた) | 18 | 35 | 36 | 89 |
合計 | 22 | 48 | 43 | |
平均(重み付け) | 4.77 | 4.60 | 4.79 |
会場の雰囲気はテーマとマッチしていましたか?
1日目 | 2日目 | 3日目 | 合計 | |
---|---|---|---|---|
1(より持てなかった) | 0 | 0 | 0 | 0 |
2 | 1 | 3 | 0 | 4 |
3 | 2 | 4 | 3 | 9 |
4 | 5 | 10 | 5 | 20 |
5(より持てた) | 14 | 23 | 32 | 69 |
合計 | 40 | 40 | 40 | |
平均(重み付け) | 4.73 | 4.33 | 4.73 |
スタッフの説明はわかりやすかったですか?
1日目 | 2日目 | 3日目 | 合計 | |
---|---|---|---|---|
1(より持てなかった) | 0 | 0 | 0 | 0 |
2 | 0 | 2 | 0 | 2 |
3 | 5 | 3 | 3 | 11 |
4 | 3 | 9 | 5 | 17 |
5(より持てた) | 14 | 28 | 32 | 74 |
合計 | 40 | 42 | 40 | |
平均(重み付け) | 4.73 | 4.50 | 4.73 |
興味を持った作品がありましたら、教えてください(複数回答可)
1日目 | 2日目 | 3日目 | 合計 | |
---|---|---|---|---|
AKI 黒板 Edu | 10 | 32 | 22 | 64 |
ぴかっとート | 3 | 9 | 4 | 16 |
音の輪 | 6 | 13 | 8 | 27 |
クイズ国物語 | 2 | 5 | 5 | 12 |
Your Face Now! | 1 | 7 | 6 | 14 |
まねびール | 4 | 10 | 10 | 24 |
再時机 | 1 | 0 | 0 | 1 |
なんでも天秤 | 11 | 15 | 15 | 41 |
SyuTube | 4 | 8 | 18 | 30 |
つみきんぐりっしゅ | 1 | 9 | 12 | 22 |
JIMOTY | 2 | 7 | 4 | 13 |
Eravox | 3 | 11 | 15 | 29 |
Book's Marking | 7 | 14 | 14 | 35 |
予感テーブル | 4 | 17 | 22 | 43 |
楽書き | 4 | 13 | 6 | 23 |
voitwi | 4 | 15 | 9 | 28 |
めもサーチ | 1 | 2 | 2 | 5 |
実際に使ってみたい作品がありましたら、教えてください(複数回答可)
1日目 | 2日目 | 3日目 | 合計 | |
---|---|---|---|---|
AKI 黒板 Edu | 11 | 24 | 17 | 52 |
ぴかっとート | 1 | 4 | 2 | 7 |
音の輪 | 5 | 10 | 5 | 20 |
クイズ国物語 | 1 | 2 | 4 | 7 |
Your Face Now! | 0 | 3 | 4 | 7 |
まねびール | 3 | 3 | 3 | 9 |
再時机 | 0 | 0 | 0 | 0 |
なんでも天秤 | 7 | 6 | 11 | 24 |
SyuTube | 2 | 5 | 8 | 15 |
つみきんぐりっしゅ | 1 | 3 | 4 | 8 |
JIMOTY | 1 | 2 | 4 | 7 |
Eravox | 3 | 5 | 12 | 20 |
Book's Marking | 5 | 14 | 8 | 27 |
予感テーブル | 0 | 10 | 15 | 25 |
楽書き | 1 | 6 | 3 | 10 |
voitwi | 2 | 9 | 7 | 18 |
めもサーチ | 1 | 2 | 3 | 6 |
その他、作品へのご意見・ご感想がありましたら、教えてください。
意見多数につき、一部のみ抜粋。
- 商品化できそうなシステム、サービスたくさんありますね!!
- チョークの粉が大好きです♡♡物理計算おつかれさまでした。場所が全然分かりませんでした;☹☹
- 非常に情報を集め試行を繰り返した研究テーマもあるし、アイデアレベルもあるが、生徒さんの発想の豊かさが勉強になった。
- 皆さん力が入っているのはすばらしいのですが、いきなりたくさんのことを説明されてしまうのがとても気になりました。説明なしでも、すなおに体験できるものだとなおいいかと思いました。ありがとうございました。
- 時間がなくてすべての作品を見させていただくことはできませんでしたが、それぞれに工夫をされ 発想の面白さを感じました。これらの作品を一般の人々がどのように利用するかという支店をより意識すると、科学を社会へによりつながると思いました。
- コンピュータ/インタラクションを活用して、どう理解をうながすかに興味があります。「なんでも天びん」は着眼がよいと思うのでもっと物理シミュレーション的な味つけをするとよいのではないでしょうか。
- conceptに惚れました。
- みなさんの今後の展開を楽しみにしてます
- さらに進化したものをもっと見てみたいなと思いました!!
- レベルが高くてびっくりしました!
- 面白かったです!会場はもう少し広めが良いと思います!
- SFCのこのような研究会はすばらしい!中国の学生、私にとって恥しいです。自分の趣味があれば、自分の頭の中で考え行動する。私は、これから頑張ります!ありがとうございます。
- クイズは正解への補足説明がほしい
- 来年もたのしみにしてます
- 誰に何を聞いていいのか...お友達の集りなのか?と不安になりましたが、2つのブースで説明が聞けて良かったです。近くに住んでいる保育士です。
- どの方のもとても興味深く、また体験できてとてもたのしかったです!ありがとうございました。
- とても楽しかったです。ありがとうございました!
- 音の輪、なんでも天秤、Eravoxが好きです。ありがとうございました。
- 使う人がもう少し見えるような物があってもよいと思いました。
- まなび展というよりあそび展な気分です。
- voitwiの声がうけた。AKI黒板EduはSFC内で使うべきだと思います。
- 予感テーブルについて、その講演がどこで行われるか(自分の近く・遠く)などにも反応するとよりよいと思いました
- とてもワクワクしました!
- それぞれの作品はおもしろかったがテーマにつながっていないようなものが多かった。
- 同じ大学生とは思えない発想が沢山あり、すばらしいと思いました。尊敬します!!また、このような展示があればぜひ行きたいです。
- みなさんの発想がどれも意外性あるものばかり
- 学生のアイデアが形になっていることが素晴らしいと感じた
- 楽しかったです。ありがとうございました。
- 全体的に作品のレベルが高い印象でした。
- 大変興味深い作品が多く、楽しかったです。実用化されたらいいなーと思うものも沢山ありました。がんばってより高度かつ使い勝手のいい商品に仕上げていただきたいと思いました。
- 伝導の糸とLEDを使ったトートは商品化して下さい
- なんでも天秤はドラえもんの道具みたいな名前で良いと思います
- わくわくさせて学ぶ楽しさを再確認させてくれる展示に出会えて良かったです。
- 「AKI 黒板 Edu」は実際に学校などで導入してほしい。「なんでも天秤」は日常生活で使いたいと思った。
- 小さな子供が遊びを通して学べるものから、学生が考え作ったもの?!と思えるようなすごい作品等もあり、とても興味深く面白い展示でした。それと、皆さん、説明が上手でした。
- いろんなスタイルの“まなび”があっておもしろかったです。あと、くもがすごすぎ!!!
- 上にチェックをつけましたが、どれもおもしろかったです。目のつけどころとか、色々ともっと展開できそうなものばかりでした。
- 全作品のしょうかいパンフレットがあるといい。
- 大変興味深い展示ばかりでした
- トークセッション非常に楽しかったです。
- 秋山君が良い
- 秋山さんの発想と実現する力に感心しました
- 実装はどの作品もすばらしいと思う。作品の目的、テーマとの関係性がうすかった。
トークセッションは面白い・興味深いものでしたでしょうか? ご意見、ご感想などがありましたら教えてください。
意見多数につき、一部のみ抜粋。
1日目「科学館の展示を通したまなびの実践から」 ゲスト:美馬 のゆり
- もっと具体的な展示の工夫をききたかったです。
- ミュージアムを分類して説明していただいたことで、新しい視点で見ることができました。
- とても面白かったです。美馬さんのmuseumに対する新しい見方の提示は大変刺激的でした。
- 美馬さんのお話を直接伺えるありがたい機会でした。勉強になったばかりではんく感動しました。科学リテラシーのある私自身、もっと学びの機会を大事にしたい、外に出てみよう、子供と一緒に体験・体感したいと思いました。
2日目「ワクワクさんが語る工作の楽しさ」 ゲスト:久保田 雅人
- すごくおもしろかった。
- すごく面白かった。テンションがTVそのままでびっくり。自分で簡単な工作をしたのが良かった。
- おもしろいですね。生活で一番簡単的なツールを利用して、楽しみを作ります。この精神が人の生活にとって重要です。人間の生活の楽しみ、自分で創る!
- ものすごく面白かったです。
- わくわくさんの工作教室に参加できるなんて夢みたいでした!テンションが終始高いトークセッションで、涙が出る程笑いました。
- テンポ良く、とても楽しいものでした。もう少し時間が長くても良いかもしれません。
- 非常にワクワクしましたーーーーーー
- 業界っぽい。先端のクリエイションとはまたちがうので、おどろきがあった。
- 予想以上にわくわくさんが面白く、工作もトークも楽しめました!簡単なつくりで面白い動き!私も発見したいです!
- わくわくさんのイメージが壊れてしまったけど、久保田さんの考え方や物事のとらえ方、理念がわかって勉強になった。
- 知ってるNHKのワクワクさんではなく素のワクワクさんが見れて良かったです。
- とても面白かったです!パワポとか使わないトークセッションは新鮮でした◎
3日目「チームビルディングにおけるまなびの実践」 ゲスト:吉田 和美
- 体験がたのしかったです。特に先に打ち合わせしたわけでも何でもないのに、チームプレイって自然にできてしまうところが、よくよく考えると不思議ですごい事なのかもしれないと気付かされました。あとのお話にでてきた高校生またもうちょっとむずかしそうですが…。それにもまた“まなび”の存在をかんじました。
- 能力を発揮するためのチームをつくっていく過程のお話がとても興味深かったです。W杯の日本代表を少し思い出しました。
- 社内の研究の運営に少しからんでいることもあり、たいへん参考になる興味深いお話でした。
- 途中から話を聞いたのですが…実際の体験を聞いて、思っていた事と違う意外な事実もあることがわかり面白かったです。
- 質問内容がよくて、チームを作る大変さがわかった。私は協調性がない人なのでチームを作るヒントがもらえた気がする。
- トークの途中から入場した為、会話の流れがつかめませんでした。ゴメンなさい。
- 途中からでしたが、お話の内容が興味深かったです。(実際のアクティビティを通したお話とか・・・)
- 面白かったです。うまくいかなかった研修の事例がたくさん示唆がありました。
- ぜひ、チームビルディング研修を自分も受けてみたいと思いました。
ご自身にとって、最も印象深い「まなび」のエピソードを教えてください。
意見多数につき、一部のみ抜粋。
- あることで“悩んで”おいつめられまくった時、急にさとりがひらけたように答えがみつかった。
- 友達が替え歌で暗記するプロだと分かったとき、「こういう人がテストで100点取るんだ!!」と思ったとき
- 小学校の娘に、つるかめ算などを説明するときに、もっとインタラクティブにうごくアニメが自分でかんたんに作れればいいのにと思っています。
- 盲学校に通った時代があり、盲目の人と同じステージで学びたいと思って点字を勉強したこと。点字で本が読めた時。
- 自分の頭で考え、行動する。一番重要です!中国の学生、私にとって、びっくりします!中国学生の実践能力はちょっと低いと思います。このような研究会は中国ですくないです。中国の学生はよく反省しなきゃ。感動しました!ありがとうございます!
- 母に、タイポグラフィというか、飾り文字の書き方のコツを教わったとき。
- 初めてクレヨンを持ったのが左手だったので、左ききになった。
- 学校の机上での授業はやはりあまりおもしろくないので、学外であったり、海外FWでの体験が自分にとって強烈な印象に残っています。
- 春を探しに行った!
- わくわくさんとか、作る楽しさを輝いている人から教えてもらった事。
- 自分の中の常識だったことを、うち崩された瞬間が私にとっての「まなび」でした。
- LEGOで色々とつくった!!
- 展示会に出してアドバイスをもらうことが学びでした。
- 生き物とかかわりあうという事が子供の時の記憶に一番しっかりのこっている気がします。動物を飼う事、ムシ取り、等…。
- 娘が自分を“まねる”ところから学んでいる。例えば、めがねをふくときに、『レンズをはーってして、服でめがねをふく』というのを娘がまねて、そういうところからいろいろと覚えていくんだなぁと感心しています。(服でふくところまでまねなくていいんだけど…と思いつつ)
- まなびは頭で考えるより体感するものだと思う。ディスカッションとかをまじえる方が一方的な授業よりおもしろいと塾で思った。
- 夏休みの自由研究いろいろ(雲を人工でつくるとか、クモのアミ作りの観察とか)
- 会社に入ってしばらく経ってから、外国人(ドイツ、米国)の教育を任され、あわてて英語(中2レベルから)を勉強したこと。
ご自身にとって、最も印象深い「学校教育での授業」のエピソードを教えてください。
意見多数につき、一部のみ抜粋。
- 水そうを使って物の体積を調べたこと
- 調理実習
- とにかく、テスト以外の指標を増やしたい。例えば、農業に興味を持つきっかけが都会の子は作れない。
- すごく感情的な先生や、わがままな先生など、先生も、人間なんだ、という面がかい間見える、授業外の時間が、印象深い。
- 工場見学
- やはり体験学習の記憶が深いことに気づきます。理科室の実験から農業、職業体験などいまだに覚えています。
- じつは、印象深い「学校教育での授業」はありません。恥ずかしいです。いま中国でも教育はまだ試験を合格するために、よい大学に入るためにです。先生の授業は、学生の創造力を養うことはない。この教育モデルはそのまま続けてはだめです。
- 高校の公民の時間、教科書を使用せずに先生の話だけで授業をしていた。それでこそ「先生」であるし、受身の姿勢ではなかったので良かった。
- 体を動かして体で覚えるような授業・道徳(図工・体育・美術など)
- 小学校の何でもアリの図工の楽しさ。中高での典型例を学ばせる美術のつまらなさ。
- 授業内容へのトキメキがあったときは、全部印象深いです。
- 紙に『世界地図を書け』といわれてしっかり書ける国は知っている、書けない国は知らない、といわれた。
- 小2の時、首相指名の国会中継を見せてもらったこと
- 高校3年生の時の日本史の先生がまさに「教科書にのってない歴史」の授業ばっかりだったこと。例えば「ほたるの光」の歌詞の意味とか…。授業としてはすごく興味深かったのですが、大学受験をひかえる身としてはちょっとあせる授業でした…。
- 小学校のとき、よくなぐられていました。でも、その先生が今までで一番いい先生でした。
- 特別な授業とかではなく、普通の授業でも、話がうまい人の授業はおもしろくて、印象にのこる。人をひきつける工夫をしている話手であることが重要だと思う。
- 工学部なのに、文学の授業がおもしろかったこと。
- リトミック
その他のご意見、ご感想や安村研への要望、今後扱ってほしい展示会テーマなど、なんでもご自由にご記入ください。
意見多数につき、一部のみ抜粋。
- がんばってください!
- 安村研って予想以上におもしろいことをやっているなと思いました。少し空気が悪いなと思いました…
- 移動時間を楽しくしてほしい。フィールドに出るときに最も苦痛なのは長距離移動です。それが楽しくなれば、アクセスが悪い地域に行くのも楽しくなるかもしれないですね。
- 時間がないので、すみません!とても楽しく参加させていただきました!ありがとうございました。
- こういう企画はとても意義深いと思います。ますますのご発展を祈っております。
- とても楽しかったです。やはり実用的なものは、わかりやすくていいです。発想のおもしろいのもいい
- ワクワクさんの工作教室、良いと思いました。子どもにぜひ見にきてもらいたいと思える展示会だなーと思いました。今の子どもはいろいろ問題が多いようですが、よい「学び」はそれを救えると思います。
- 日常生活で使いやすいものをどんどん見たいです。
- 今後も手を動かすトークセッションがあると良いなあと思います。
- 中国の大学といっしょにこのような展示会を行うことができますか?中国の学生はぜひびっくりします。中国へ帰る時、よく中国の学生と先生と日本の研究会を宣伝します。できれば、自分の大学でこのような研究会を作ります。
- “学び”だったので、子ども向けの作品が多いのかな?と思っていましたが、そうではなかったので、意外でしたが、よかったです。
- コミケでやってほしいです
- あそび展、公園展
- 楽しかったです。ありがとうございました。
- 非常に居心地が良かったので、つい長居してしまいました。お世話になりました。
- もっと子供づれの人が入りやすいような所でやって頂けたらいいなと思いました。
- 学部2年生から頑張っている人とかがいて感心しました!今後の活躍に期待しています^^
- 面白かったです。またこういった展示会があれば来たいです。
- どのアイデアも発想がおもしろく、今作っているプロトタイプとはまた別の色んな方向にも発展性がある様に思いました。とても面白かったです。
- 面白い作品が多かったです。今後も楽しみにしています。
- #comments#
I like the computer connected with table so that when someone twits the color of the cup changes... It's a great idea. Also, a chair which changes music depending on the movement of the person who is sitting on the chair was impressive.
Good job!! Hope you keep developing your ideas. And thank you for the translation. ありがとうございます. - おもしろかった。まなびを楽しくしようという心は大切だと思った。
- 皆さんの発想、アイデアがとてもおもしろかった。
- グローバルなまなびの重要性、世界に向けて発信してください。
- コラボレーションしたいですね…
まとめ
本プロジェクトの実施により、空間的時間的ユビキタス化が進む新しい学びに関する研究と、学びのインタラクションデザインを研究した。その取り組みの一環として我々は研究の早期に体験可能なプロトタイプの作製し、実社会からの評価を取り入れることができた。今後その評価をもとに研究を深め、よりアカデミックな学会発表や論文投稿につなげる。
報道・対外発表
報道
- BS JAPAN 世の中進歩堂 「21世紀の発明王が登場!?」
- 2010年11月5日(金) 夜10時24分〜夜10時54分
対外発表
- WISS2010
-
- Book’s Marking:場所をきっかけに本と出会うためのシステム
吉原建, 安村通晃 - 予感テーブル:著名人との出会い支援システム
元良龍太郎, 藤沢和哉, 安村通晃
- Book’s Marking:場所をきっかけに本と出会うためのシステム
- 第52回 プログラミングシンポジウム
-
- 予感テーブル:マイクロブログのイベント情報を利用した著名人との出会い支援システム
藤沢和哉, 元良龍太郎, 安村通晃
- 予感テーブル:マイクロブログのイベント情報を利用した著名人との出会い支援システム
- インタラクション2011
-
- Rirekipad : 閲覧時の状況を付加したWeb履歴サービスの提案と実装
山本伶, 安村通晃 - VoiTwi:スマートフォンのジェスチャー操作を用いた音声Twitterシステムの提案と実装
上野大樹, 安村通晃 - AKI 黒板 Edu:使用感とインタラクティブ性に重点をおいた電子黒板
秋山博紀, 安村通晃
- Rirekipad : 閲覧時の状況を付加したWeb履歴サービスの提案と実装
- PECCS2011
-
- YOKAN TABLE - An Intermediary System between Notables and People
Kazuya Fujisawa, Ryutaro Motora and Michiaki Yasumura - BOOK’S MARKING - The System for Finding the Books based on Location Information
Takeru Yoshihara and Michiaki Yasumura
- YOKAN TABLE - An Intermediary System between Notables and People
謝辞
本プロジェクト実施において、その研究遂行に協力いただいた安村研究室(Interaction Design Project)の教員・学生の皆様、そして約120名にのぼる来場者の皆様に感謝したい。
本研究は、2010年度学術交流支援資金の支援の下に行われた。
連絡先
慶應義塾大学環境情報学部 安村研究室http://ylab.sfc.keio.ac.jp/