政策・メディア21シンポジウム
パネルディスカッション

インターネット社会における信頼構築へのシナリオ 〜 経済・技術・個人

パネリスト紹介


◆ 金子 郁容 (かねこ いくよう)- チェア・分科会A「個人」に参加
  慶應義塾大学政策・メディア研究科教授兼総合政策学部教授
kaneko@vcom.or.jp
1948年 東京都生まれ。慶應義塾大学工学部卒業後渡米し、3年後にスタンフォード大学にてPh.D.(工学博士号)取得。
ウィスコンシン大学経営工学科、計算機学科併任準教授をつとめるなど、アメリカ、ヨーロッパで12年間過ごし帰国。
一橋大学商学部教授を経て1994年4月より現職。
その間、エッセン大学(西ドイツ)客員教授、統計数理研究所客員教授、三菱総合研究所客員研究員などを歴任。
1995年、阪神淡路大震災の復興支援に際し、インターネットと商用パソコンをつな いだボランティア支援システム「インターVネット」を立ち上げる。 さらにこのシステムを使った情報コミュニティづくり「VCOM 」プロジェクトでは、地域コミュニティの情報化、障害者の社会参加のしくみづくりなど、ネットワーク・コミュニティの実験を実施している。
1998年4月よりインターネット上に「障害者としごと…ジョブマッチング情報広場」を開設して、障害者と仕事をつなぐ情報提供の場作りをしている。
最近のテーマは情報論、ネットワーク論および意思決定論などを通して、ボランタリーな組織原理を探ること。
著書:「ネットワーク組織論」(岩波書店 共著)、「ボランティア もうひとつの情報社会」(岩波新書)、「ボランタリー経済の誕生」(実業の日本社 共著)ほか多数。

◆ 伊藤 穣一 (いとう じょういち)
  株式会社デジタルガレージ代表取締役社長
jito@eccosys.com
シカゴ大学中退後、クラブのDJ、ソフト会社やイベント会社の経営を経て、有限会社エコシスを設立。インターネット業界の先端をいく企業として注目される。
翌年設立した(株)デジタルガレージは、米国大手検索エンジンのインフォシーク社と96年業務提携し、インフォシークウルトラの販売。
また、95年にはArs Electronica'95審査員、Interactive Media Festival '95審査員、96年には、郵政省・電子決済研究会研究委員、インターネットワールドエキスポテクニカルマネージャー等多くの役割を担う。
現在、株式会社デジタルガレージ代表取締役社長、株式会社サンオーシステムソリューションズ会長、米国ECD社 取締役副社長、PSI Net株式会社 取締役、経済同友会 会員、京都造形芸術大学メディア美学研究センター客員研究員、マルチメディアスクール デジタルハリウッド アドバイザリースタッフ、郵政省 マルチメディア委員会 会員、郵政省 電子決済、電子現金とその利用環境整備に関する調査委員会会員、警察庁 情報セキュリティビジョン策定委員会 会員、警察庁 不正アクセス対策法政分科会 会員、Ars Electronica 審査委員などを務める。

◆ 鈴木 寛 (すずき ひろし) - 分科会C「インフラ」に参加
  通商産業省 機械情報産業局 電子政策課 総括課長補佐
shaa9458@miti.go.jp
東京大学法学部卒。通産省入省。
石油部、産業政策局、生活産業局、国土庁地方振興局、山口県工業振興課長等を歴任。
現在は、我が国情報政策全般についての企画・立案・調整を担当。

◆ 竹中 平蔵 (たけなか へいぞう)- 分科会B「経済」に参加
  慶應義塾大学総合政策学部教授・経済学博士
heizo@sfc.keio.ac.jp
1951年生まれ。 1973年一橋大学経済学部卒、日本開発銀行入行。77年同設備投資研究所。
81年ハーバード大学、ペンシルバニア大学客員研究員、82年大蔵省財政金融研究所主任研究官。
87年大阪大学経済学部助教授。89年ハーバード大学客員准教授、国際経済研究所(IIE)研究フェロー。
90年慶應義塾大学総合政策学部助教授。96年より現職。
「研究開発と設備投資の経済学」東洋経済新報社 1984(サントリー学芸賞受賞)、
「対外不均衡のマクロ分析」東洋経済新報社 1987 (エコノミスト賞受賞)、
「日本摩擦の経済学」日本経済新聞社 1991、「日本賢国論」電通 1993、
「日本経済の国際化と企業投資」日本評論社 1993、「民富論」講談社 1994、
「日本経済は生き残れるか」NHK出版 1995、「早い者が勝つ経済」PHP 1998 ほか多数。

◆ 田村 次朗 (たむら じろう)- 分科会B「経済」に参加
  慶應義塾大学法学部教授
tamra@sfc.keio.ac.jp
1959年生まれ。ハーバード大学ロースクールで修士号取得、
慶應義塾大学大学院法学研究科博士課程修了。
米国の企業公共政策研究所(AEI)、ブルッキングズ研究所研究員を務めながら、
ジョージタウン大学客員教授、共和党ロス上院議員事務所の立法担当スタッフを兼任。
97年より現職。

◆ 牧野 二郎 (まきの じろう) - 分科会A「個人」に参加
  弁護士−インターネット弁護士協議会代表
VR5J-MKN@asahi-net.or.jp
1983年弁護士開業
1995年インターネット接続
1996年オンライン法律相談開始、ILC組織

◆ 村井 純 (むらい じゅん) - 分科会C「インフラ」に参加
  慶應義塾大学環境情報学部教授・工学博士
jun@wide.ad.jp
1955年生まれ。84年慶應義塾大学工学部数理工学博士課程修了。87年博士号取得。
84年東京工業大学総合情報処理センター助手、87年東京大学大型計算機センター助手。
90年慶應義塾大学環境情報学部 助教授を経て97年より現職。
84年 JUNET を設立。88年 WIDE プロジェクトを設立し、今日までその代表として指導にあたる。
社団法人日本ネットワークインフォメーションセンター理事長、インターネットソサエティ (ISOC) 理事、
著書:「インターネット」(岩波新書)、「インターネットII 」(岩波新書)
監訳:「インターネットシステムハンドブック」(インプレス)、「IPv6:次世代インターネットプロトコル」(プレンティスホール) ほか。