Mogul取扱説明書
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1.はじめに
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本プログラムは,Java言語を用いてホスト間移動機能を持つプログラムを作成
するためのライブラリです.本ライブラリをクラスパスに追加することによっ
て,通常のJavaアプリケーションに対してホスト間移動機能を付加できます.
2.動作環境
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本プログラムは以下の環境で動作します.
[ハードウェア環境]
・FreeBSD 2.2.6の動作環境に準ずる
[ソフトウェア環境]
・JDK 1.1.7
3.インストール方法
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MOGULプログラムのインストール方法について説明します.
なお,インストールを行なう際にはインストール先のディレクトリによってスー
パーユーザの権限が必要になることもあります.
ここで,"<mkg>"は配布されているCD-ROMまたはアーカイブ中の/MKNGディ
レクトリを,また"<INSTALL>"はインストール先のディレクトリを示します.
本プログラムは以下の要領でビルドします.
ライブラリのコンパイル
本プログラムのトップディレクトリにあるsrcディレクトリで,makeコマンド
を実行します.
# cd <mkg>/..../
# make
インストール
makeコマンドを実行したディレクトリでmake installコマンドを実行します.
これによって,コンパイルされたクラスファイルとユーザコマンドがインストー
ルされます.
# make install
4.実行方法
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本ライブラリを利用するにはます,クラスパスに本ライブラリを追加します.
(tcshの場合)
# setenv CLASSPATH <INSTALL>/classes:$CLASSPATH
(shの場合)
# CLASSPATH=<INSTALL>/classes:$CLASSPATH
# export CLASSPATH
次にrmiregistryデーモンおよびユーザマネージャプログラムを起動します.
# rmiregistry &
# umanager &
上記のプログラムは双方とも特別なオプションなどは必要ありません.
これで,本ライブラリを用いたプログラムの実行ができるようになります.
GUIを持つ任意のJavaアプリケーションを実行してください.
# java XXX
Javaアプリケーションを実行したホスト上で以下のようにアプリケーション中
のGUIウィジェットに与えられた識別子が得られます.
# wlist rmi://localhost/$USERNAME
rmi://$HOSTNAME/$USERNAME/TestWindow/0
rmi://$HOSTNAME/$USERNAME/java.awt.Button/0
$HOSTNAMEはホスト名と,$USERNAMEはユーザ名と置き換えてください.得られ
た識別子を用いてウィジェットを複製,移動できます.
# wcopy rmi://localhost/$USERNAME/TestWindow/0 rmi://localhost/$USERNAME
上記は,TestWindowウィジェットをローカルホスト上に複製する例です.
5.アプリケーションインタフェース
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クラス
JP.ac.keio.sfc.ht.mogul.event.EnvironmentEventListener
名前
environmentChanged
形式
import JP.ac.keio.sfc.ht.mogul.event.EnvironmentEvent
import JP.ac.keio.sfc.ht.mogul.event.EnvironmentEventListener
void environmentChanged(EnvironmentEvent e)
説明
Java AWTウィジェットの任意のサブクラスがEnvironmentEventListenerイン
タフェースを実装し,本メソッドを定義することによって,当該ウィジェット
がホスト間を移動した際の移動先のホスト環境に関する通知を得られます.
引数として与えられるEnvironmentEventインスタンスの以下に示す各メソッド
を用いてホスト環境に関する個別の情報を得ることができます.
String getLanguage() ---------- ホストの言語環境を取得
String getMoneyString() ------- ホストの言語環境での通貨単位を取得
int getDisplayDepth() --------- ディスプレイの深度を取得
int getScreenResolution() ----- ディスプレイの解像度を取得
Dimension getScreenSize() ----- ディスプレイの大きさを取得
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