サーバ動作環境についての参考資料

データベースサーバを動作させるのに必要な環境条件は、 以下の通りです。

1:基本システム構成

マシン本体
Perl 5.004をmakeする際に表示される、
3b1             dynixptx        irix_6_2        next_3_0        sunos_4_0   
aix             epix            isc             opus            sunos_4_1   
altos486        esix4           isc_2           os2             svr4   
apollo          fps             linux           powerux         ti1500   
aux             freebsd         machten         sco             titanos   
bsdos           genix           machten_2       sco_2_3_0       ultrix_4   
convexos        greenhills      mips            sco_2_3_1       unicos   
cxux            hpux            mpc             sco_2_3_2       unisysdynix   
dec_osf         i386            mpeix           sco_2_3_3       utekv   
dgux            irix_4          ncr_tower       sco_2_3_4       uts   
dnix            irix_5          netbsd          solaris_2   
dynix           irix_6          next_3          stellar   
に該当するシステムのいずれか。
※ OSとしては、SUN Microsystems Solaris_2.5.1(solaris_2)を推奨します。
具体的な機器の選定・導入については、電通 総合デジタル推進室や、 ワークステーション販売代理店にお問い合わせ下さい。
(( 参考資料 ))
参考までに、当方が動作環境として想定しているシステム構成を示します。
SUN Netra i 3.1 Model5
	CPU TurboSPARC 170MHz x 1 
	メモリ 32MB
	内蔵HDD 2.1GB
	OS Solaris2.5.1
	定価 89万5000円〜

SUN Ultra Enterprise 1 Model 140
	CPU UltraSPARC 143MHz x 1 
	メモリ 64MB
	内蔵HDD 2.1GB
	OS Solaris2.5.1
	定価 139万5000円〜
 (価格は1997年5月現在)
バックアップ用デバイス
データベースの障害に備えて、内蔵HDD以外に、 MOなどのバックアップ用デバイスを導入しておき、 常時利用可能なように接続しておくことが求められます。

2:必要アプリケーション

Perl 5.004
Perl 5.004 がインストールされており、完全に動作すること。
Perl 5.004をmakeする際の 'make test'のフェイズにおいて、 '100% okay.'と表示されること。
※ Mac Perl, Perl for Win32, Perl for go32等は、いずれも動作対象外です。
その他
その他、データベースの保守管理上、UNIX OS付属または GNUパグリックライセンスによって配布されているコマンドを 利用します。

3:メモリ・ファイル容量

メモリ・ファイル容量とも、特に制約はありません。 サーバ用UNIXワークステーションのシステム構成としては、 ごく低価格の製品であっても支障なく動作します。
※ファイルシステムの配置について、障害復旧を想定した構成の指針があります(詳細は別紙)
動作中のメモリ容量:データ量に依存
システム構成やOSによりますが、 当方のRISC CPUによるワークステーション上でのプロセスサイズは、 16MB程度以下に抑えられています。 この容量を基礎として、高速化のために常駐メモリ量(キャッシュサイズ) を増やしたり、スワップを防ぐために常駐メモリ量を減らすことができます。
必要ディスク容量:データ量に依存
アプリケーションのインストールサイズは数MBに押さえられています。 必要ディスク容量は、この基本領域に、データ記憶領域を 追加する形で要求されます。 データ記憶領域は、取り扱うデータとそのバックアップ領域の サイズをどれほどに見積もるかによって設定する必要があります。
一般的に言って、今回のCONEデータベースのように テキストデータ主体のデータベースのサイズは データ1件につき3KB(約1500文字)程度と考えられますので、 1000件時点で3MBとなります。 このサイズのデータベースを運用する場合には、 ディスクの増設などは基本的に不必要であると考えられます。
ただし、何らかの障害に備えて、 データのバックアップを定期的に保存する方策を立てる必要があります。 この場合、バックアップの保存先としては、 実際に利用するデータと同一の物理ディスク上ではなく、 DATやMOドライブなどバックアップ専用ストレージに 保存することが重要です。

4:ネットワーク環境

当システムは、TCP/IPネットワークに接続された環境で、 7001番のポートアドレス(設定により変更可能)において、 HTTP/1.0のサービスを行ないます。
利用環境となるクライアントマシンから、このシステムに対して reachableなIPアドレスを割り当てること、適当なホスト名をつけることが 必要です。