環境指標:
データ入手や整備状況から上の6つの環境変数について取り扱った。他については今後整備を進めていきたい。
環境評価手法:
選好依存型の環境評価手法は表明選好法(SP)と顕示選好法(RP)に大別され,土地や住宅価格推計の従来型アプローチであるヘドニック手法は後者であり,個人の評価価値を実際の支出金額からとらえるために結果の頑健性はあるものの,適用可能な対象が限定され,多様な環境を柔軟に評価することができないとされている.これらの環境評価手法は、それぞれに優劣を持ち、何度も実験及び検証を重ねなければ最適な手法を導くことはできない。そこで今年度は,プロトタイプの提案@として、未だ環境分野への応用例は少ないが表明選好法の1つであるコンジョイント分析を取り上げ,様々な環境属性間の評価ウエイトを導出し環境の相対的価値評価を試みた.