2000年6月現在、ヒトゲノムの97%の読み取りが終了しています。ヒト以外では現在までにすでに約30の生物種の全ゲノム配列がパブリックの
データベースに格納されています。このことにより、解析の対象が非常に広がり、より多様な研究を行うことが可能となった。実際2000年度は、多くの学会に参加して研究成果を発表するなど、実り多き1年となった。「ゲノム生物学」はこれから益々重要な位置を占める学問となるであろう。今後そうした中で、我々も積極的に「ゲノム生物学」に貢献していきたいと考えている。昨年度は以下のサブプロジェクトを設定し研究を行った。その概要と実績を示す。また国際コンソーシアムにおける貢献と実績(Nature誌掲載)、他を示す。