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◇インターネット経済・エネルギー・環境

→「インターネット経済それ自身が構造的成長と効率向上的成長の
  両方を生み出し、両者が同時に重要である」

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A:ITの要素(情報の収集・蓄積・分析・共有・伝達)
B:環境問題の要素(持続可能な発展の推進)
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A IT産業によって、経済全体の生産性は大きく上昇(アメリカ1998→2000)

B エネルギー消費に伴う大気汚染物質、温室効果ガスの排出は殆ど増加せず


A ソフトウェア製品のインターネット配信(電子ファイル化)
  ↓
B 脱物質化(Dematerialization)により、エネルギー消費の節約


A 企業・消費者間電子商取引の実現

B インターネットによるエネルギー消費効率の改善・環境保全効果大
  (単位商品当たりのエネルギー消費の激減)

  →在庫・生産過剰・不必要不動産購入・
   書類に中心の取引業務・購入品の誤発注などの解消


A 遠隔電子通勤者(telecommuters)の登場
  インターネットによる家庭のオフィス化

B 個人エネルギー消費の拡大・通勤に伴うエネルギー消費の減少
  オフィス建物建設とその運用エネルギー費不要
  

A 電子商取引

B より多数の小包商品配達によるエネルギー消費の拡大
  トラックによる能率的な商品一括配送の実現・非能率自動車運転の代替


A インターネット購入
  ↓
B 輸送エネルギー消費と大気汚染発生の削減


〜インターネットと建物施設部門〜

A EC

B 在庫の大幅削減・100%の在宅勤務による業務部門のエネルギー消費削減


〜インターネットと製造生産部門〜

A EC

B 在庫の削減・精度の高い予測とオンライン競売により生産過剰削減
  さらには、余剰容量利用・優れたサプライチェーンを生かした発注ミスの減少


〜インターネットと輸送部門〜

A IT

B コンピュータによる、在宅勤務の実現による、エネルギー消費の削減

ネット→買い物用車の利用の一部が削減

  ネット遠隔会議→航空機旅行の一部が削減

  電子情報化→トラック・列車・航空機輸送の減少

  インターネット→サプライチェーンの効率の向上

  インターネット→全輸送システムのもつ容量利用効率の上昇

  インターネット→航空とトラックを駆使する翌日配送など、
          比較的非効率な輸送法による製品の配達の増加
          エネルギー原単位の増加

  インターネット→物流の増加、エネルギー原単位の増加
  (脱国境化)  (欲しいものが欲しいときに手に入る)