2001年度森泰吉郎記念研究振興基金による研究助成報告書
過渡的シンクロニーを考慮した
高次視覚機能のモデル化
慶応義塾大学
政策・メディア研究科後期博士課程
舘 俊太
tate@sfc.keio.ac.jp
1. 背景
2. モデル
筆者は1999年に振動子ニューロン同士が同期状態(シンクロニー)によって特徴を統合する時空間コーディングモデルを提案し、2000年度にはこのモデルを発展させ、より複雑な物体を認識する多層化ネットワークを提案した[5]。ここでは、モデルの同期状態は定常的ではない(過渡的シンクロニー)という知見を元にしたモデルを提案して、より生体の実際に近い視覚モデルのダイナミクスを解明する。3. 本年度の対外発表及び活動実績
本年度と前年度における研究を以下の学会で発表した。