研究課題 「自律的な情報家電機器制御機構の構築」

名前 青木崇行

所属 慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科修士課程1年

はじめに
本研究報告書では、2001年度の私の研究に関して、研究概要、研究報告(論文実績)、今後の研究課題を述べることにより、研究報告を行う。

研究概要

近年の家電機器には,高度な情報処理能力やネットワーク接続機能を付加したものが多くなっている.私の研究では,ネットワーク接続機能を保持した家電機器を情報家電機器と定義し,それらの制御方法について,考察及び研究した.情報家電機器における大きな問題の一つとして,機器制御の複雑さ,煩雑さが挙げられる.本研究では,ユーザの情報家電機器制御に関する負担を減らすために,ユーザとは自律的かつ非同期的に機器の制御を行うSONA(Smart Operation of Networked Appliance)システムを構築した.SONAシステムではシステム実現に必要なアプローチとして,ネットワークに接続されたホスト間を移動可能なソフトウェアであるモバイルエージェントを適用し,自律性,非同期性を実現した.図\ref{fig:requirements}は,従来からの家電機器制御と自律性,非同期性を備えた家電機器制御を比較している.

研究報告

以下に今学期の研究実績として、学会投稿・発表論文リストを示す。

今後の研究課題

まとめ
2001年度森泰吉郎記念研究振興基金により、研究に必要な実験機材、書籍を購入することができ、また国外での関連学会への出席が可能になり、私の研究の助けになった。今後も本年度の研究結果に基づき、修士論文につながるよう、個人研究に励みたい。