2002年度 森泰吉郎記念研究振興基金成果報告書

 

研究課題名

パブリック・インボルブメントによる公的資本整備のあり方に関する研究

 

氏名

後明賢一(ごみょうけんいち)

 

所属

大学院政策・メディア研究科

政策形成と電子政府プログラム

コンテンツ工学プロジェクト

まちづくりと政策イノベーションプロジェクト

東日本旅客鉄道寄附講座プロジェクト

 

活動報告

 

l                  本研究はコミュニティー・ゾーン形成事業に関する初めての包括的かつ全国的な調査である.文献調査・ヒアリング調査・アンケート調査の実施費用として研究助成を使用した.

 

l                  この結果、これまで文献調査で指摘されてきた状況と現場とのずれを検証することができた.例えば、文献調査で紹介されてきた合意形成手法が、行政担当者によればほとんど採用されていないことが分かった.

 

l                  今後は本研究の成果を受けて、問題の解決につながるより実践的、現実的な研究が展開されることが期待される.この点については、同様の研究アプローチを採用し、調査研究を実施している東京工業大学へ引継ぎ、今後も地区交通における合意形成について調査を深めてもらう予定である.

 

l                  本研究はこれのみで完結するのではなく、上記で述べたように今後も引き続き調査がなされる性質のものであるが、行政担当者への調査によって問題点を明らかにできた点は研究上の貢献だと私は考える.

 

l                  最後に活動内容をまとめたリポートを添付して詳細な活動報告としたい.

 

添付リポート

交通運輸情報プロジェクトレビュー11