2003年年度 森基金報告書

介護費決定要因構造に関する探索的研究

 

政策・メディア研究科一年 

医療福祉政策・経営プロジェクト所属 

  古城 隆雄 

 

<研究概要>

一人当たり介護費の決定要因構造モデル構築のため、探索的に仮説を模索することがこの研究の目的である。老人医療費に市町村レベルにおいて、地域差があることはよく知られていることであるが、介護費においても地域差があることが推測される。老人医療費の先行研究から、一人当たり老人医療費には医療サービス供給要因、地域環境要因、保健要因等様々な要因が複合的に影響していることがわかっている。同様に一人介護費にも、複数の要因が影響を及ぼしていると推察される。しかし、介護費における研究では、市町村レベルまで分析した研究はなく、その決定構造モデルがどのようになっているかが不明確である。そのため今研究では、定量的な介護費決定構造モデルを将来構築することを目的に、仮説構築のための探索的フィールドワークを行う。

 

 

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   ※本研究の調査票に基づくインタビュー調査結果の詳細部分については、非常に膨大な量になるため一部割愛してある。ご要望の方は、個人的に連絡頂きたい。