慶応義塾大学大学院,政策・メディア研究科,修士課程1年
ネットワークコミュニティ所属
松橋 崇史
学籍番号:80425544
研究課題「地域コミュニティにおけるスポーツをキーワードとした実態調査とベンチマーク開発」
本年度は,自らの研究課題,研究仮説を深めるべく,多くのスポーツ関係の実践研究を実践してきた.
今後はこれらの実践研究と大学院プロジェクトでの学習を修士論文へとつなげていく.
本報告書では,本年度私が関わった実践研究の概要と,今後の研究課題に関し紹介したい.
スポーツキャンパス2004Fall
2004年7月より,私が中心となってスポーツマネジメントに関心のある学生をリクルートし
研究プロジェクトを立ち上げた.研究プロジェクトの内容はスポーツマネジメントへの理解を
深めるための輪読と実践活動をおこなっている.スポーツキャンパス2004Fallは,我々の
実践活動の第一回目であり,2004年11月6日に地域社会のスポーツ少年団(今回は野球)
と慶応義塾大学体育会野球部の協力を得て開催された.スポーツキャンパスの実践目的は,
「大学」「地域社会」「自治体」「企業」の間をスポーツによってつなげることで,新たな相互学習
の場を創造することである.現在は特に「大学」「地域社会」の間のスポーツによる交流に着目し
大学−地域社会間のスポーツによる交流に「継続性」と「相互学習性」を重視した新たな
モデルを提案することに活動の目的を置いている.詳細は報告書を参照されたい.
スポーツキャンパス2005Spring
スポーツキャンパス2005Springは,11月6日に開催されたスポーツキャンパス2004Fallで生まれた
反省・課題を活かし3月5日に行われる予定である.今回は,地域社会から参加する少年スポーツ団は,
前回の1チームから8チームに増え,地域社会から参加する方々同士の交流も興味深い.
また,企画運営にかかる実費は地域の企業や商店街からの協賛金でまかなうことを試みている.
詳細は報告書(2005/03/10以降)を参照されたい.
慶應スポーツパーティー
慶應スポーツパーティーは,小島総合総合政策学部長と熊坂環境情報学部長が主催となり,
かねてからSFCで課題であった,一般学生と体育会学生との交流を促進しようとうまれた企画である.
詳細は報告書を参照されたい
バリアフリースポーツ交流会
http://city-sports.sfc.keio.ac.jp/intro.htm
藤沢市スポーツ財団がこれまで主催していたローリングバレー交流会を,SFCが中心となって企画運営した企画である.
ローリングバレーとは障害者でも楽しめるスポーツであり,バリアフリースポーツ交流会においても障害者の方が多く参加した.
当日参加した一般学生と障害者との交流は両者にとって良き経験になった.
こうした実践研究を踏まえ,今後の研究課題は,人々のライフサイクルにおけるスポーツの実態・ニーズを把握し,
それらの実態・ニーズに対応した形での地域スポーツや大学−地域社会のスポーツ交流を考えるために,
「地域コミュニティにおけるスポーツをキーワードとした実態調査とベンチマーク開発」