2004年度 森泰吉郎記念研究振興基金 報告書

「ケータイ写真を用いた定性的社会調査に関する研究」

政策・メディア研究科 修士1年
氏名  清水愛子
学籍番号 80424879


0.はじめに

 森基金申請時には、『ケータイ写真を用いた定性的社会調査に関する研究』として、カメラ付きケータイで撮影された写真(以下、ケータイ写真)の定性的手法による分類を行い、結果、その文脈から解釈される人々の意味世界の抽出、考察を行う予定であった。
 
しかし、当初予定していたよりも参加者間での活発なヴィジュアルコミュニケーションが行われた事、 また、参加者の拡大を試みるも、はじめに参加登録をしてもらった研究者所属のプロジェクトメンバーによる内部色が写真のやりとり中に色濃くあらわれた事から、グループ・ヴィジュアルコミュニケーション分析ツールとしてmoblogを位置づけ、考察を行うのに有用であると考えた。
 
そのため、本報告書では、より焦点を絞った形でケータイ写真の分析を行う。学習環境を社会的構成物ととらえる立場から、プロジェクトに所属する形での参与観察を通じてカメラ付きケータイ利用の観察と、ケータイ写真よるヴィジュアルコミュニケーションの分析を行い、学習環境がどのように構成・維持・再構成されていったのかに考察を加えていく。

1.背景

カメラ付きケータイ研究の現状と可能性

  デジタルカメラ機能付き携帯電話(以下、カメラ付きケータイ)の日本における普及は目を見張るものがある。2000年に発売されて約5年ほどが経つが、その普及率は世界的に見ても他の追随をゆるさぬ程である。だが、このような現状にもかかわらず、ケータイ、及び、カメラ付きケータイに関する研究事例は未だに少ない。例えば、日本におけるケータイ研究であれば、松田のようなものがあり、カメラ付きケータイ研究であれば岡部、加藤などが挙げられるが、その影響力を考えると、まだまだ注目度が低く、出ている成果も少ないと感じる。また、上述したような研究事例というのは、その殆どがメディアとしてのケータイやその利用に関する(つまり、『ケータイを研究する』)研究であるが、ケータイを活用した(つまり、『ケータイを使って何かを研究する』)研究というのは更に数が少なくなる。
 
そこで、本研究では研究プロジェクトという学習環境の中にモブログを設置し、カメラ付きケータイを利用したヴィジュアルコミュニケーションの場を実験的に設けた。プロジェクトのメンバーがモブログ上でやりとりするケータイ写真を、実際の教室や研究室といったリアルスペースで行われるメンバー間の相互行為との関係からみていくことで、学習環境がどのように構成・維持・再構成されていくのかに注目していきたい。

ktaifoto.netについて

 本研究では、学習環境におけるカメラ付きケータイの利用を観察・記録するツールとして、WWW上にモブログのシステムを導入したサイトktaifoto.net(http://www.ktaifoto.net/)を設置した。2004年4月20日より運営を開始し、現在までにおよそ4500枚のケータイ写真が投稿されている。メンバーは、運営当初は、加藤文俊助教授担当の研究プロジェクト『<場>のチカラ』履修者(大学院生を含む)と、教員、過去の履修経験者(卒業生を含む)をあわせた34名で開始した。後に、学期の移り変わりと履修者の変更にともない、履修者(大学院生を含む)と教員を合わせた25名のメンバーへと更新を図った。
 
写真投稿のプロセスは、以下の通り。

写真撮影
メール機能でタイトル・コメントを記入(任意)
指定先アドレスへ送信
モブログに反映

ケータイ写真・タイトル(件名)・コメント(本文)・撮影者・送信日時がサイトに記入される。


 履修者を自動的にメンバーとし、各自にモブログのアカウント配布を行うが、撮影や投稿に関する注意やインストラクションは一切おこなっていない。あえて、『撮影したい時、撮影したいように撮影し、投稿してもらう』という形をとっている。第三章で詳述するが、本報告書では、このktaifoto.netで収集したケータイ写真のうち4月20日から7月28日までの1503枚を利用して分析を行う。メンバーとしては、第一期のメンバーによるコミュニケーションの分析を行う。 

2.目的と概念的フレームワーク

 上述のように、本研究では、プロジェクトメンバー間によるグループ内のカメラ付きケータイ利用に着目し、ktaifoto.netでそのヴィジュアルコミュニケーションの記録をとることで、学習環境がいかに構成・維持・再構成されていくのか、定性的手法を用いて分析・考察することを目的としている。
  そこで、以下では、本論で前提とする概念的フレームワークを紹介していく。

社会構成主義的アプローチ

 社会構成主義とは、あらゆるものが能動的に働きかけ、相互作用をする社会的関係の中で技術や環境が構成されていくものとととらえる考え方である。 
 
例えば、学習であれば、これまでの行動主義的学習との対比で考えると分かりやすい。行動主義心理学では、「教授-学習モデル」というモデルであらわされるように、学習者は有能な教授者から情報を「伝達」され、「反応」する、という受動的な存在として語られてきた。一方、構成主義の観点から学習をとらえる場合、学習者、教授者、人工物などといった学習環境に遍在する様々なアクターが、それぞれの意図(あるいは、それぞれが作られた人間の意図)をもって能動的に相互行為をおこない、その結果として学習が行われるという立場をとる。つまり、構成主義では、学習者は能動的存在であり、学習環境における意味を構成する存在として位置づけられている。
 
また、メディアや技術であれば、技術決定論との対比で考えると分かりやすい。新しいメディアや技術が登場すると、それが社会に浸透し、あらゆる局面で大小影響を及ぼすという考えである。例えば、Meyerowits(1985)は、電子メディアは物理的「場」と社会的「場」を分離し、結果として場所の差による文化的差が縮小するという。つまり、技術決定論は、メディアや技術を、社会の外から突然やってきて、社会にインパクトを与える人工物としてとらえる立場である。一方、構成主義の観点からとらえる場合、デザイナー、投資家、企業、消費者、社会的背景など様々なアクターや文脈が絡み合った中で構成されるものとしてメディアや技術が存在している。代表的な研究としては、吉見(1993)や水越(1993)らがあげられる。
 
本論では、このような立場に依拠し、学習環境やカメラ付きケータイというメディアを社会的構成物としてとらえた上で議論展開を行っていく。

正統的周辺参加論的学習アプローチ

前節では、学習環境を社会的構成物としてとらえる立場について説明した。次に、学習環境について論じる上で、「学習とは何か」という問いに対して更に具体的な立場を示しておきたい。
Lave and Wenger(1991)が示しているように、本研究では、正統的周辺参加論を前提に学習をとらえていく。正統的周辺参加論では、学習を、教育論と必ずしも結びつけることはしない。教室や教師、教材などが学習を方向付けているというような考え方ではなく、学習者の社会的実践やコミュニティ(学びの実践共同体)への参加を通じて学習が行われると考える。そして、学習する中で学習者はアイデンティティ形成を実現し、参加意識の高まりや、学習環境の再構成を行っていくとする。
中でも本論が特に着目したいのは、インフォーマルな場で学習者が行う談話や実演が、教示行為として実践につながると同時に、それらの行為が、コミュニティの成員であることを表明しあうものとしてとらえられるという点である。つまり、必ずしも学習の実践には直結しない場で実践について語ることを通じて、学習者は互いにコミュニティへの参加を示し合い、アイデンティティを形成・維持するのと同時に、コミュニティの形成・維持も行っているということである。このアイディアは、Ktaifotoから観察されるメンバー間のやりとりを考察する上で、有用であると考える。以降、学習環境や学習に関する議論を進める中で、本論では、上述したような立場を前提に論を進めていく。

カメラ付きケータイの個人利用
  
  最後に、本論では、Okabe(2004)がカメラ付きケータイの個人利用に関する研究で、その利用パターンで主張しているIntimate SharingやPeer-to-Peer News and Reporting といった概念を導入して、グループによるカメラ付きケータイ利用についても考察を加えていきた。Intimate Sharingとは、ケータイ写真のメール機能での送受信が、主に非常に近しい間柄にある恋人や親友間で行われている現象を指している。これは、ケータイで写真を送ることは受信者に対して差し出がましく、自己陶酔的な行為であるとしてとらえられているためである。また、Peer-to-Peer News and Reporting とは、仲間内や家族でやりとりされるネタ写真のことである。日常の中で起こった注目に値する出来事をケータイで撮影し、それを仲間と共有することによってケータイ写真をニュースや話題づくりに活用している現象である。このように、Okabeはカメラ付きケータイ利用が4-5人の個人の身近な関係性の中だけでやりとりされているという。本研究で取り扱うktaifotoは実験的にグループにおけるカメラ付きケータイ利用の観察を試みるが、研究プロジェクトというある程度の親密な関係性が構築されうる環境であるため、Okabeのアイディアが援用できるのではないかと考えている。


3.データ、調査方法
 上記の概念的フレームワークに基づき、研究目的を明らかにするため、本研究では以下に述べるようなデータと手法を用いて分析を行った。

(1)データ概要
 ・写真データ:ktaifoto.netに2004年4月20日から2004年7月28日までに投稿された写真 1503枚
   (一日平均投稿枚数:15枚 一日最多投稿枚数:101枚 最低投稿枚数:1枚
    投稿者別平均投稿枚数:44枚 投稿者最高:143枚 最低:1枚)
 ・研究者の参与観察によるインフォーマルなメンバーへのヒアリングデータ
 ・研究者の参与観察によるプロジェクトの活動履歴データ 
 ・被調査者:慶応義塾大学 <場>のチカラ研究プロジェクト 加藤文俊助教授担当 の履修者、及び履修経験者
   教員1名 学生(プロジェクト履修者)19名 学生(所属大学院生)5名 学生(過去履修経験者)5名 
社会人(過去履修経験者)3名  計34名

(2)データ分類方法
 本研究では、データの内容をより詳細に分析するため、プロジェクトに関連する写真と直接的に関連のない写真とを分類し、その結果から特徴的な事例を抽出、参与観察からのデータと照合を行いながら考察を加えていくという方法を採用した。分類は、プロジェクトとの関連性について注意しながら、「場所」と「人」という2つの軸をあらかじめ設定して、おこなった。また、作業は、データの定性的要素をできる限り保ちたいと考えたため、研究者に加え、ktaifoto.netに参加をしている学生2名が各自、主観も交えて分類を行い、最後に3人で各自の結果を確認・調整する中で行われた。その作業過程では、ヴィジュアルなデータの要素に注意を払いながら、それに付随するタイトルやコメントから把握できる内容も加味して行われ、その分類の妥当性の再検討を繰り返すことに力点を置いた。 結果は以下の通りである。

 <人>   人が撮影された写真:606枚
       (そのうち、プロジェクトメンバーがうつっている写真:306枚)
 <場所> 学校内で撮影された写真:261枚
       (そのうち、共同研究室で撮影された写真:103枚、
       授業が行われる教室で撮影された写真:27枚、
       その他の大学構内で撮影された写真:131枚、)

(3)現場への参与方法
 <場>のチカラ研究プロジェクトへの参与方法としては、研究者が実際に現場に入り込み、メンバーと参加を共にする方法を取っている。研究者がプロジェクトのTA(Teaching Assistant)として授業やフィールドワークに積極的に参加し、ktaifoto.netにもメンバーとして参加、そこでの活動内容を観察し、記録する方法を採用した。また、参与活動の中で興味深い事柄に対しては、その都度研究者がメンバーにインフォーマルなヒアリング調査をおこなうこともあった。


4.結果の分析と考察

学習環境の広がり
 まずは、「人」と「場所」で分類した結果の分析から分析を行いたい。
 プロジェクトメンバーが撮影されている写真は、学内外を問わず、そのほとんど全てがプロジェクトに関連する出来事を記録するものであった。そこで、以下では、メンバーがうつっている写真を撮影場所別に見ていき、それぞれが撮影された特徴と学習環境との関連性について考えて生きたい。まず注目したいのは、学校内でメンバーが撮影された写真群である。これらは、主に共同研究室内で撮影されたものだったが、教室やそれ以外の大学構内で撮影される写真も含まれている。
 まず、教室で撮影される写真に注目すると、これらは3パターンに分けることができる。授業前後の風景、誰かの誕生日を授業後に教室で祝っている風景、あるいは中間発表のプレゼンテーション中の余興的なタイミングで撮影されている風景の三つである。つまり、授業中とはいっても、特にインフォーマルでイベント的要素の強い雰囲気の中で撮影が行われているということだ。こうしたイベントの記録については後述するが、メンバーがプロジェクト内で共有できるイベント事の記録は、OkabeのいうPeer-to Peer News and Reportingとしてとらえることができるだろう。また、このように授業自体の風景が撮影されていないというのは、未だに教室内がフォーマルな場所として学生にとらえられているからなのではないか。あるいは、教室の中では教員と学生が対面するデザインで授業が進められるプロジェクトのため、授業中の教員を面と向かって撮影することにためらいを感じているからだとも考えられる。
 一方、共同研究室で撮影される多くの写真は作業風景をうつしている。教室の三倍以上の写真が共同研究室で撮影されており、学生間で活発に作業中の仲間の風景がktaifoto.netに送られている。<場>のチカラプロジェクトでは、グループワークやフィールドワークといった教室外の活動を重視しているため、共同研究室は教室よりも幅広く利用されているのだ。学生同士が集まった憩いの風景も多いが、1人で作業をしている風景、サブプロジェクトのイベント会場として利用されている時の風景、また、夜通し共同研究室で作業をするメンバーの風景も少なくない。
 では次に、学校外でメンバー同士が撮影されている写真に注目する。これらは、フィールドワークあるいは学外でのグループワーク風景、放課後の打ち上げ風景、自分撮影、メンバーとの遭遇写真、プライベートでの遊び風景の5つのパターンに分けることができる。そして、そのほとんどが、学外でのグループワーク風景、放課後の打ち上げ風景である。普段なら参加していないメンバーへは口頭でしかその雰囲気を伝えることができないが、ktaifoto.netの存在は、学外での活動もリアルタイムに写真でメンバーに示すことができる。つまり、ktaifoto.netは投稿者から参加できなかったメンバーに対して行われる活動内容や雰囲気の紹介と、自分が参加している事を表示するという意味を持ち合わせていると考えることができるだろう。また、これも後述するが、自分撮影に関しては、OkabeのいうIntimate sharingがグループ内で行われていると考えられるだろう。
 このように、ここまで教室、共同研究室、学校外で撮影されたそれぞれのメンバーがうつっている写真を見てきた。これら、グループにおけるカメラ付きケータイの利用からわかるのは、まず、学習環境がktaifoto.netの存在によって広がりを見せているということではないだろうか。つまり、ケータイ写真から観察されたのは、フォーマルな場としての教室だけでなく、セミフォーマルな学習の場として共同研究室の存在であり、また、インフォーマルな学習の場として、フィールドワークや学外でのグループワーク、そして打ち上げなどでの活動が記録され、メンバー間で共有されていると考えることが出来るのではないだろうか。カメラ付きケータイ利用とktaifotoというプラットフォームの存在により、これまでメンバー同士が見る、見られるという関係性の中で共有していた学習環境の風景に、距離的な幅と広がりを実現したのである。
 更には、写真投稿の際にはメンバーそれぞれが戦略的に投稿を行っているのではないかと私は考える。というのも、例えば、共同研究室や学校外の例で見てきたように、教室以外の学習の場に参加している自分の姿をktaifoto.netに投稿することによってコミットメントを表示しているのではないか、あるいは、自分が参加できていない代わりに、おなじタイミングで違う活動をしていることを言い訳的に投稿されていると見られる写真の例もみられている。例えば、授業の行われる時間帯に就職活動で出席ができない学生が、自分の活動風景を撮影してktaifoto.netに投稿してくることで、違う形での授業への参加を表明していると考えることができるだろう。これは、ゴフマンのいう対面行動における印象操作がカメラ付きケータイを利用して非同期のモブログというツールを媒介しながらグループ間で行われているということである。すなわち、学習環境でケータイ写真のやりとりが行われることにより、メンバー間のktaifoto.net上のコミュニケーションの作法が徐々に作られていき、それが<場>のチカラプロジェクトにおける学習を再生産していると考えることができるのではないか。


5.おわりに

 本研究の目的は、学習環境におけるカメラ付きケータイ利用の観察と、ktaifoto.netに投稿されたケータイ写真データを基にヴィジュアルコミュニケーション分析を行い、学習環境の構成・維持・再構成について明らかにすることであった。分析の結果からは、カメラ付きケータイの利用によって学習環境の広がりが観察されたこと、そしてその中では戦略的なヴィジュアルコミュニケーションが行われていること、更に、そうした写真のやりとりの中で学生同士の投稿作法が徐々に作られており、中でもコミットメントの表示などの作法を通じて、コミュニティの維持や再構成に影響を与えていることが明らかになった。また、投稿作法の中には、Okabeのカメラ付きケータイの個人利用研究で見られたintimate sharingやPeer-to-Peer News and Reportingのようなやりとりも観察され、親密な関係性が保たれているならば、グループ間でのケータイ写真利用にもあてはまることが明らかになった。
  このように、本研究のktaifoto.netを利用したカメラ付きケータイ利用の学習環境における分析は、実験的な試みではあったが、正統的周辺参加論的学習アプローチで言われている学習がプロジェクト内で行われている事を示すことができた。
課題としては、参与データやインタビューデータなどをうまく活用できておらず、考察が不十分であることがいえる。特に、具体的な事例を基にしたグループ内での投稿作法の紹介や、その体系だった分類結果の抽出が今回の論文ではできなかった。今後は、投稿者に対してのフォーマルな形でのインタビューを行い、本論文の結論をより具体的なものとしたい。また、本論文では1503枚をデータとしたが、日々、集まってきている写真データは既に4500枚を上回っている。これらを有効活用し、修士論文にむけて準備をしたいと考えている。
  今後の展望としては、本論文を基に論文執筆を行い、総合政策学ワーキングペーパーへの投稿やコンピュータ利用教育協議会によるPCカンファレンスへの応募を予定している。本研究成果を今後の研究につなげるべく、努力していきたい。

6.参考文献

E.ゴッフマン 『集まりの構造―新しい日常行動論を求めて(ゴッフマンの社会学 4)』 誠信書房、1980年
Mizuko Ito & Daisuke Okabe, Techno social Situations: Emergent Structurings of Mobile Email Use, Personal, Portable, Pedestrian: Mobile Phones in Japanese Life, MIT Press, 2005.
Fumitoshi Kato, Uses and Possibilities of the Keitai Camera, Personal, Portable, Pedestrian: Mobile Phones in Japanese Life, MIT Press, 2005.
ジェームズ・E. カッツ 『絶え間なき交信の時代―ケータイ文化の誕生』 NTT出版、2003年
ジーン レイヴ&エティエンヌ ウェンガー 『状況に埋め込まれた学習―正統的周辺参加』 産業図書、1993年
水越伸 『メディアの生成 アメリカ・ラジオの動態史』 同文館、1993年
Meyrowitz, Joshua, No Sense of Place: The Impact of Electronic Media on Social Behavior, Oxford University Press, 1985.
Okabe, Daisuke, Emergent Social Practices, Situations and Relations through Everyday Camera Phone Use, Paper presented at Mobile Communication and Social Change, the 2004 International Conference on Mobile Communication in Seoul, Korea, October 18-19, 2004.
吉見俊哉 「歴史のなかのメディア変容-草創期の音響メディアを事例として-」『マス・コミュニケーション研究』42号 日本マス・コミュニケーション学会、1993年、80-99頁


7.謝辞

本論文作成にあたってご指導いただきました、
     慶應義塾大学 環境情報学部 加藤文俊 助教授
     慶應義塾大学 政策・メディア研究科 岡部大介 講師
には、心より感謝の意を表したい。

また、多くの議論をともにし、本論文作成のためのアイディアを与えてくれた
     慶應義塾大学 政策・メディア研究科 修士1年 天笠邦一くん
忍耐強く細かい分類作業に協力してくださった、
     慶應義塾大学 環境情報学部3年 斉藤卓也さん 
     慶應義塾大学 環境情報学部3年 松谷乃里子さん
どうも、ありがとうございました。
短時間の共同作業の中でしたが、たくさんの知見を得ることができました。

そして、さいごにktaifoto.netの活動に参加してくださった
     慶應義塾大学 加藤文俊研究プロジェクト <場>のチカラ の皆さん
皆さんの活動がなければこの研究はできませんでした。
本当に、どうも、ありがとうございました。




以上