森基金成果報告書

学部学年
政策・メディア研究科
学籍番号
80332405
氏名
藤岡慎二

研究活動報告
1、研究に関して
春・秋学期を通じて、組織経営・戦略の研究を行ってきた。当初は教育関係の研究であったが、春に受講した授業や研究会での影響が大きく、
研究計画書の予定を大きく変更し、組織経営や戦略を、複雑系的な視点からアプローチする研究に変更した。

2、研究活動
春学期・・・教育系からの再出発となった研究活動は、まずは経営学・組織学・戦略論を一から研究することになった。
以下は研究会での発表会での成果である。
http://www.mag.keio.ac.jp/~supra/strategy&organization%20clastar/
組織経営・戦略を従来には方向からの視点で評価する事が出来た。

2−2 秋学期・・・本格的に経営学を生物学的な視点からアプローチする為に、榊原研究会での研究活動を開始した。
以下は、院ゼミで発表した資料となる。
http://www.mag.keio.ac.jp/~supra/sakakibara%20zemi/

以後、修士論文提出を秋学期に設定し、研究テーマは設定できつつあるので、春学期までに
論文のサーベイを更に行い研究計画書をまとめる。


榊原研究会において、修士論文のテーマを探るために、「補完財」と生態学の「共生」にキーワードを
あてて、院ゼミにおいて発表を行った。

企業における経営判断により組織は生き残り進化していく。しかし、経営判断における戦略や組織構造は多様である。
経営者は、どのような経営判断を行えばよいか、多くの選択肢から選択する事は難しい。

企業などと同様に、生命は多様である。生命の進化においてはDarwinやDe vriesらによる「総合説」が提唱された。
これは、多様な生命において「進化」という分野では、普遍的な論理が存在する事を意味する。

もし、組織を一つの有機体と唱えるならば、企業の戦略や活動は、生命現象と関係があるのではないかという
仮説の基、「補完財」と「共生」をテーマに研究を行った。


10月には「共生」関係を、「一対一共生」「合体型共生」「ネットワーク型共生」3つに分類して院ゼミにおいて
プレゼンを行った。

11月には、10月に挙げた共生関係のうち、「ネットワーク共生」を取り上げビジネスコミュニティーへの
アナロジカルな提案を行った。

12月には、「補完財」を類型化し、「戦略の遷移図」を作成して発表した。

1月には「戦略の遷移図」に関して研究テーマの設定について発表した。