Sensor Networksを用いた特徴抽出フレームワークの開発とその応用

(2005年度 森泰吉郎記念研究振興基金 研究者育成費 修士課程 研究報告書)
政策・メディア研究科 修士2年 80424509
川田 正明(ログイン名: kawatan)
kawatan@sfc.keio.ac.jp

概要

センサとコンピューテショナルパワーの発達は目覚しいものがある.しかしながら,センサから得られる情報とユーザの利益には大きなギャップが存在している.それはセンサデータが膨大すぎるが故に,ユーザの利益への変換が困難であるからである.本研究では,このような問題を解決するためにコンピューテショナルパワーを使用してセンサベースのコンピューティング環境において拡張したSOM (Self-Organizing Map)を用いたメソッドの研究・開発を行った.この研究・開発において,このメソッドを実装すると共にリアルタイムにユーザに対して適切な情報を伝えることが可能な,Context-awareアプリケーションを実現するためのプラットフォームを提案する.また,このプラットフォームとセンサデータをRFリンクで取得可能なデバイスであるMOTEを用いて,人が生活する上で重要な要素である食にフォーカスをあて,アプリケーションの構築を行った.

本プロジェクトの最終的な成果として,Sensor-based Computing Method for Eatingという題目の修士論文を,今回の報告書と代えさせて頂く.

[.pdf]Sensor-based Computing Method for Eating