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VPNの分類

遠隔地のPNを外部から閉域的に相互接続する手法として VPNが注目されている. VPNは公衆通信網であるインターネット上に構築される仮想的な専用回線である. PN同士がVPNを構築して結合することにより, 本来PNが遠隔地に存在することを意識することなく, ノードは接続先PNのノードと透過的に通信できる. 本稿では,PN間でVPNの構築を行う機構をVPN構築機構と定義する.

VPN構築機構はすでに多くの研究および開発がなされている. VPNを接続形態により分類すると, 2箇所のPNを1対1接続するVLL (Virtual Leased Lines) (図 1 (a)), 多数のPNを多対多接続する.VPRN (Virtual Private Rrouted Networks)と VPLS (Virtual Private LAN Segment) (図 1 (b)), 公衆通信網に存在する小数のノードが, 遠隔地のPNに接続するVPDN (Virtual Private Dial-up Networks) (図 1 (c))の4種類 [1]と, 本稿で定義する各PNの部分的な特定のノード群のみVPNを介した通信が可能な VPSN (Virtual Private SubNetworks) (図 1 (d))の計5種類になる.

Figure: 接続形態によるVPNの分類

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root 2007-03-08