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VPSN構築機構

本小節では VPSN構築機構 を3モデルに分類し,各モデルの特徴と問題点について言及する. 各モデル間の差異は,EthernetフレームをVPSN構築機構に集約する手法にある.

Bridge Model の概念図を図 2 (a) に示す. ルータとノード群の間にEthernetフレームをブリッジするノードを配置することにより集約する. 本モデルの問題点として 既存PNの物理的変更不要を満たさないことが挙げられ, 関連研究としてP2P-CUG [2] が挙げられる.

Figure: VPSN構築機構におけるEthernetフレーム集約手法のモデル

\includegraphics[width=7cm, clip]{figure/models.eps}

Routing Model の概念図を図 2 (b) に示す. 特定の送信先IPアドレスのIPパケットを機構を導入したノードへフォワードすることにより集約する. 本モデルの問題点として既存PNの論理的変更不要を満たさないことが挙げられ, 関連研究としてSoftEther [3]が挙げられる. SoftEther は設定によって Bridge Model や Flat Model として動作させることも可能である.

Flat Model の概念図を図 2 (c) に示す. VPNを介した通信を行う全ノードに機構を導入することにより, 機構はノードのEthernetフレームを取得する. 本モデルの問題点として 少ない機構導入回数の機能要件を満たさないことが挙げられ, 関連研究として ELA [4] [5], i3 [6], hamachi [7]が挙げられる.



root 2007-03-08