2007年度森泰吉郎記念研究振興基金(研究育成費)報告書
慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科修士課程二年
速水 浩平
活動内容
『発電床』の発電効率の向上させる研究開発とその応用
『振力電池』の研究開発と応用製品開発
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成果
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『発電床』の量産化へ向けた製造効率化を工夫した。
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『発電床』にも使用している『振動力発電』技術の最少単位モジュールである『振力電池』を開発した。
『小型振動力発電機』である『振力電池』を開発した。『発電床TM』にも内蔵されている振動のエネルギーを利用した
「小型振動力発電機」として『振力電池TM』を開発した。『振力電池TM』は、様々なタイプの振動
に対応した汎用性のある発電技術である。
参考資料
論文
『発電床』の原理と応用
速水 浩平
論文要旨
日常生活の中において、私達は振動のエネルギーを捨てている。21世紀は環境の時代であると言われている現代社会
にとって、この振動のエネルギーを発電に有効利用することは大変意義深いことである。『発電床』はこのこと
を実現するこれまでにない新しい発電技術である。そして、『発電床』にも内蔵されており、その主要技術
の一つでもある『振力電池』は、多種多様な分野の応用製品に活用することが可能である。一般に、私達は
日頃から歩いたり車に乗ったりと、何らかの活動をする際に、振動のエネルギーを発生させている。さらに近年、
様々な分野の電化製品の低消費電力化も、ますます進歩している。その上、社会的にも地球温暖化やエコロジー社会へ
の関心等が高まり、環境にやさしい新しいエコ発電の技術開発も切望されている。
このような背景の中、『発電床』や『振力電池』は、これからの省エネルギー社会に適した発電技術であり、
その必要性も大きい。