研究成果報告書報告書

                    政策・メディア研究科 アーバンモデリングデザイン所属

                               修士1年 809248001

                                            新保 有季子

                                   yshimbo@sfc.keio.ac.jp

研究台目:リロケーションを介した環境共生住宅計画に関する研究

今年度は設計活動を行いながら、主に小林博人研究会においてプロジェクト活動を中心に、自己の研究を進めていった。以下が、その活動報告である。

 

1.「美と健康の街プロジェクト」リ・ロケーションゼミ

 これは学部生とともに行っている活動である。日本に数多く残っている空き家になった古民家に注目し、それを都市郊外へとリロケーションすることを目指している。以下が今年度の活動である。

 1.古民家再生住宅の見学、インタビュー調査

 2.これまで集めた調査データのアーカイブ化

 3.プロジェクトのHP作成

 4.辻堂「湘南C-Xまちびらきイベント」への展示参加

 5.藤沢「環境フェア」への展示参加

 6.プロジェクトHPの完成

 7.これまでの活動をまとめた本の作成

本年度の成果をもとに来学期からは実施にむけ、さらに活動を進めていく予定である。

 

2「オリンピック選手村プロジェクト」

 2016年、夏期オリンピック・パラリンピックの開催場所として、東京がその候補地の一つに挙げられている。このプロジェクトでは、東京がオリンピックの開催場所になった場合の選手村を計画するプロジェクトである。今回選手村を計画するにあたり、日本の文化を伝えるツールとして、古民家をリロケーションし使用することを考えた。この提案をもとに東京都にプレゼンすることをした。

 

3「田根介護施設新築工事プロジェクト」

 主に修士課程の学生を中心に学部生とともに行っている活動である。活動内容は田根地区の古民家の工法や伝統を踏襲した、デイケアセンターを設計し建てる実施プロジェクトだ。以前から同研究室内では、この地区における古民家や街や住人に対象に、今後の発展を考えるプロジェクトが存在していた。今回はそのプロジェクトの研究成果を引用しながら、設計を行った。現場は既に着工段階に入っているが、実際に完成するのは来学期になる予定である。来学期以降は、竣工後のアフターケアを行っていく予定である。