森泰吉郎記念研究振興基金報告書

研究課題名

公園の管理運営の有効な民営化手法について

研究代表者

政策・メディア研究科1年 PS 笠木恵介

 

 

 

公園の管理運営の有効な民営化手法については八月に行き詰まりテーマをかえて取り組みましたことをここに報告します

 

 

奨学米プロジェクト 〜お米で生まれる新たな繋がり〜

 

【プロジェクト簡単紹介】

奨学金の「お金」を「お米」に置き換えたプロジェクトです。 農家と産地の地域の方々が奨学米という形で学生生活に真剣に取り組んでいる学生を支援していきます。奨学米を通して学生・農家・地域との間に物語を生み、 社会に出た後も、消費者と生産者とが良き関係を築いていける事業モデルを提案していくプロジェクト

背景

1)地方自治体:

若年人口の流出:繁忙期の労働力不足     

一次産品の販売苦境     

高齢化

2)農家 

   ・高齢化による耕作放棄地の増加 

   ・販売ルートの未整備

3)学生 

   ・経済不況の影響による所得減少:生活苦     

   ・地域と連携する機会の不足

 

 

仮説

もしも一人暮らしの学生にお米をあげたら、お米を食べるようになるだろう。

もしもお米をもらっている農家さんとの交流の時間お手伝いの時間があったら、学生は知識ある良き消費者になるだろう。

もしも農家さんが作る相手の顔が見えたなら、モチベーションがあがるだろう。

もしも学生が4年間農家さんからお米をもらい続けたら、その後もお米を買い続けるだろう。

 

システム

受給対象の学生は、在学中農家から無償でお米を提供されます。学生は毎月送られてくるお米に対し、感謝の手紙を出すとともに、繁忙期には受給学生がグループで提供元農家の仕事を手伝うなど、イベントとして労働力も提供します。農家はお米を放出する代わりに、学生からの感謝という精神的満足、繁忙期における労働力の提供を期待できます。そしてなにより、学生が社会に出て後、彼らが学生時代世話になった生産者の直売商品を買い続けるという展開が期待できます。農家の将来的な顧客囲い込み戦略としても機能します。

 

インセンティブ設計 

1)農家側のメリット

 繁忙期の人手確保

 生産者-消費者間の関係性の新たな可視化手段の確保

 消費者の育成と、将来的な顧客増への期待

 2)学生

 生活困窮への対応:食費の抑制

 就農機会の確保/

 第2の故郷としての定期訪問(地域との新たな関係性の確立) 

 3)自治体のメリット:

 繁忙期における若年労働層の確保

 奨学米による将来的な安定販売ルートの確立/ブランド化 

 第2の故郷としての奨学米受給学生の来訪:観光客の増加

 

 

進行状況

福島県の2件の農家、都内の7名の学生と契約を結んだ。

来年度1反の田んぼをを用いて奨学米のシステムを運用する。

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