Wavelet Library の構築

WNでは,マザーウェーブレットを個の中間層の各ノードに配置された拡大・縮小,平行移動それぞれのパラメータによって変形されたウェーブレットが使用されている.を各ノードへの入力,をそれぞれ拡大・縮小,平行移動のパラメータとした場合,各ノードの基底関数(ウェーブレット関数)からの出力は以下のようになる.

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ここで,個のウェーブレットによってを構築し,次のステップで個のウェーブレットをその中から選び出す.最大に伸張されたウェーブレットが入力空間を完全に覆うように,ウェーブレットを配置する.このとき,拡大・縮小のレベル(多重解像度解析での最低分解レベルにあたる)を,入力空間の最大半径[*]とすると,の値は以下のようになる.

(26)

計算のために,のステップ幅をそれぞれとすると, となる.ここで離散ウェーブレットによる多重解像度解析に則ってとすると,

(27)



root 2010-02-26