ウェーブレットネットワークの学習法は基本的にニューラルネットワークと同様にバックプロパゲーションを利用する.また,結合荷重だけでなくの変更を行う方法もあるが,これを行うと必要な計算がかなり複雑になってしまう.また,ウェーブレットは振動的であり,形状変更に伴って入力に対する出力が大きく変化しやすいため,学習率などのパラメータ決定が難しくなる.よって,これまでに研究されているウェーブレットネットワークでは,重みだけを学習によって変更している場合も多い.
ウェーブレットネットワークにおけるバックプロパゲーションを以下に示す。番目の入力に対する教師信号を、出力誤差をとして、学習係数を
とする。番目の入力に対するネットワークの出力をとすると、
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第ノードの結合荷重の変化量は、
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第ノードのの変化量
は、
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root 2010-02-26