実験概要

「電総研 単語音声データベース(ETL-WD)」[29]は電子技術総合研究所(現・産業技術総合研究所)音声研究室が提供している、音韻バランスを考慮した単語リスト1542語の読み上げ音声を収録した音声コーパスである。

このコーパスから/a,i,u,e,o/5パターンの母音を含む音素をランダムサンプリングでそれぞれ100サンプルずつ、計500サンプルを選び出した。採取法は第6.2.1章による。このサンプルを用いて10-分割交差検定を行った。すなわち、学習サンプル450、テストサンプル50の実験を10回行い、テスト10回分の正答率を平均した値を汎化誤差の評価値とした。

学習回数は最大5000回に限定し、学習誤差が0.05(5%)を下回った場合に学習を打ち切った。

評価対象のモデルは以下の3パターンとした。



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root 2010-02-26