2010年度 森泰吉郎記念研究振興基金 研究成果報告書
政策・メディア研究科 修士1年 田近拓也
「観光ボランティア団体設立背景の活動展開への影響」
主題
本研究の主題は、観光ボランティアガイドに関する活動継続要因を探究することである。
本研究は研究対象を、行政主導型の大規模ボランティアガイド段階としている。
今年度は、2006年度長崎さるく博をめぐる一連の街歩き施策とそれに関わる長崎さるくガイドを調査対象とした。
本研究は、ボランティアの活動継続要因を探ることによって、
体系化されていないボランティアへの職員対応・制度設計にいくつかのフレームワークを提供するものである。
すなわち、ボランティアに継続的に地域貢献を続けてもらうためには、
どのような職員対応・制度設計が必要なのかに有効な示唆を与えることを目的としている。
概要
今年度は、観光ボランティアガイドに関する活動継続要因を定量的に調査するための仮説構築として、
既往研究の収集、既存データの収集、ボランティアガイドへのヒアリング、ボランティアガイド運営者へのヒアリング、を行った。
フィールドワーク実績
2010年
8月9日〜12日 長崎市内フィールドワーク
8月13日〜16日 長崎さるくガイドへのインタビュー
8月17日〜26日 長崎国際観光コンベンション協会にてインターンシップ
→ 長崎市さるく観光課・コンベンション協会・主要アクターへのインタビュー
2011年
2月9日 長崎市さるく観光課・コンベンション協会に追加調査依頼
ヒアリング対象
長崎市さるく観光課
長崎国際観光コンベンション協会
長崎さるくガイド(20名)
活動成果
本フィールドワークによりボランティガイドによって著しく活動継続要因が著しく違うのではないかという仮説を得た。
同時に、いつかのボランティアガイドのタイプ分けと活動継続要因に関する仮説構築した。