2015年度 森泰吉郎記念研究振興基金 研究成果報告書

<腸内代謝物質プロファイルを用いた新しい健康評価手法の確立に向けて>

政策・メディア研究科 後期博士課程2年
先端生命科学(BI)
石井 千晴


【研究概要】
ヒトの腸内には様々な腸内細菌が生息しており、腸内細菌の群衆構造や腸内細菌が産生する代謝物質が我々の健康と非常に密接に関連することが知られている。本研究は、腸内に存在する代謝物質に着目し、そのプロファイルを調べることで腸内環境の評価を行うことを目的とする。そのためのステップとして、健常者30名を対象に、3つの異なる食事条件下における代謝物質プロファイルと細菌叢プロファイルを同時に解析し、個人ごとのプロファイルを比較する。今年度は採取された約200サンプルの便を対象に代謝物質の測定・解析を行った。
※ 国際論文誌への投稿を予定しているため、詳細は控えさせていただきます。

【学会発表】(1件)
欧米食がもたらす腸内細菌叢及び腸内代謝物質の変動(口頭発表)
第9回細菌学若手コロッセウム(鹿児島) 2015.11.23-25