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ゆるいコミュニケーション・ラボ
Yurui Communication Laboratory



2016年2月3日開設
代表者:小川 克彦(環境情報学部教授)
連絡先: 慶應義塾大学湘南藤沢キャンパス ν(ニュー)棟B
0466-49-3441
印刷用ページ(2017年11月現在)
crl-in

目的

異なる能力や立場、価値観を持ったいろいろな人たちが関わり合うことで、「新しい何か」を社会のシステムやサービスの中を生みだす創造的な活動は、どのようなコミュニケーションによって促進され、実現されるのでしょうか?
本ラボラトリでは、会社・学校・自治体・地域コミュニティなど社会のいろいろな組織と一緒に実験的なプロジェクトやフィールドワークを行い、そのコミュニケーションのあり方と可能性を教員と外部研究者が共同で研究・模索していきます。

現代のいろいろな社会的問題の多くは自分の外側にあるのではなく、自分を含めた社会との関係の内側に存在しており、それは時代とともにとても複雑になってきています。そして、その問題に対する「答えや解決策」といえるものはもはや存在すらしないのかもしれません。つまり、問題を解決するのではなく、問題そのものと粘り強く付き合っていくということが求められています。

そこで、これまでの「問題発見・問題解決」のアプローチにしばられず、プロジェクトへの参加者すべてがそれぞれの考えや発想、疑問、違和感などを自由にぶつけ合い、変化を楽しみ、そこから生まれる発見や学びが連鎖する「ゆるいコミュニケーション」の場をつくりだしていきます。

「ゆるいコミュニケーション」は複雑化したいろいろな社会的問題と柔軟に付き合っていくためのきっかけ(トリガー)であり、試行錯誤の冒険です。研究メンバーはその価値に注目し、「答えや解決策」にかわる「いろいろな立場や意見」を見いだしていきます。そして、それらがおもしろく混ざり合っていく社会を実現するための、新しい行動ポリシーを明らかにしていきます。

研究活動計画の概要(2017年4月〜2018年3月)

  1. 地方自治体や地域コミュニティにおける創発的コミュニケーションの体系化
    ・市民参加による創発的な地域イノベーションモデルを、複数地域へモデル展開
    ・複数地域の連携による創発プラットフォームを検証

  2. 地方都市への移住政策の考察とオープンイノベーション誘発のプラットフォーム研究
    ・複数地域での移住政策の実証研究実施と、プラットフォーム研究の実施

  3. 若年無業者による新しい社会プラットフォームの体系化
    ・2016年より継続して、実証研究のための法人運営を行い、当事者の具体的な行動社社会参加の可能性について検証

  4. 多様な経験や価値観を持った若者の就職やワークスタイルの体系化
    ・2016年度までの実績をまとめ、考察する

  5. 企業組織内におけるオープンイノベーションを促進する創発的なコミュニケーションや創造的活動のあり方に関する研究
    ・研究委託企業と協力し、組織内イノベーションを模索する実証研究プロジェクトを企画・実施

  6. 「ゆるいコミュニケーション」の行動ポリシーと学習環境に関する実証研究
    ・学習環境における実証研究を継続して行い、考察する

構成メンバー

メンバー 所  属
小川 克彦 環境情報学部教授
ラボの代表者として、運営を統括する。
  熊坂 賢次 名誉教授
主に、学習や知の創発のための新しいコミュニケーションのあり方について、研究を行う。
  加藤 文俊 環境情報学部教授
主に、フィールドワークの場におけるコミュニケーションのあり方について、研究を行う。
  水野 大二郎 環境情報学部准教授
主に、一般市民の創造性を発見するためのデザインリサーチを行う。
  井庭 崇 総合政策学部准教授
主に、創造的活動を支援するコミュニケーションの技法について研究を行う。
  若新 雄純 政策・メディア研究科特任准教授
ラボのプロデューサーとして、主に外部との連携推進や研究企画の立案を行う。
  牧野 百男 SFC研究所上席所員
  市川 博久 SFC研究所上席所員
  坂本 啓介 SFC研究所上席所員
  高橋 智子 SFC研究所所員
  納富 順一 SFC研究所所員
  青野 光一 SFC研究所所員
  小菅 慶一 SFC研究所所員