オープン無線プラットフォーム・ラボを開設
- インターネット環境における次世代の無線技術の相互接続と新しい利用環境の構築のために
Open Wireless Broadband Platform Laboratoryを開設 -

2007年5月17日
慶應義塾大学SFC研究所

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慶應義塾大学SFC研究所(所長:國領二郎/湘南藤沢キャンパス)は、次世代無線通信利用環境の研究開発および次世代の無線技術の相互接続試験を進めるためOpen Wireless Broadband Platform Laboratory(代表:村井純)を開設した。

インターネットは、オープンな通信のプラットフォームとして世界中に普及し様々なサービスの土台としてその役割を担っている。一方で、無線技術を用いたネットワークは、3GやPHSネットワーク、無線LAN、更には、放送のデジタル化など、デジタル化された無線通信への未来に対する期待が大きい。ここで、これらの環境が、情報社会の未来の基盤として発展するためには、今後の、新しい無線通信技術とインターネット環境を融合した次世代プラットフォームを確立できるかが世界的に期待されている。

このような背景を踏まえ、Open Wireless Broadband Platform Laboratoryでは、次世代の広域無線技術に関する研究および相互接続試験環境を提供するとともに、IP(インターネット)との融合を視野にいれた次世代無線環境アーキテクチャの研究開発を推進する。本Laboratoryではインターネットと親和性の高い技術の研究開発を進めるとともに、今後それらの融合した環境が社会に普及するためのビジネスモデルや通信政策など幅広い領域をその研究対象とする。

同ラボラトリーは、環境情報学部 小檜山賢二教授村井純教授中村修教授、総合政策学部 國領二郎教授を含めた技術・政策・社会など様々な研究分野を横断した研究グループとして研究を推進し、SFCキャンパスを実験環境とする社会展開を目指します。

共同研究参加予定企業:
NTT、KDDI、eAccess、SoftBank、willcomなどの通信事業者、富士通、日立、NEC等ベンダー各社を予定しています。

この件に関するお問い合わせ:
慶應義塾大学SFC研究所
TEL:0466-49-3436 info-kri@sfc.keio.ac.jp