目次
- 研究概要
- 研究背景
- 研究内容
- 作業の効率化
- あいのり
- 時算機 for iPhone
- ImageDepot
- DropTable
- 創造性・快適性の向上
- アイデアデータベース
- はだしスペース
- ウェブログ覗き窓
- Starter Map
- 星屑マッピング
- 絵庫録
- 人間関係の円滑化
- オフィスウォーズ
- リレキューブ
- エクフェス
- 余暇休憩時間の質的向上
- ベリーマウス
- アロマン
- コースターさん
- 作業の効率化
- 展示会
- トークセッション
- アンケート
- まとめ
- 対外発表・記事
- 謝辞
- 連絡先
研究概要
概要
安村研究室ではインタラクションデザインを実世界に適用するという観点により、これまで、家展、電車展、カフェ展、おしゃれ展、時間展を開催してきた。 今回我々は、ワークプレイスに着目し、ワークプレイス展を開催すると同時に、ワークプレイスに関するインタフェースデザインの研究を行なった。
メンバー
教員
- 安村 通晃
- 環境情報学部 教授
- 樋口 文人
- 環境情報学部 非常勤講師
研究員
- 渡邊 恵太
- SFC研究所上席所員(訪問)
大学院生
- 窪田 幸
- 政策・メディア研究科 修士課程 2年
- 上野 大樹
- 政策・メディア研究科 修士課程 2年
- 菅原 圭
- 政策・メディア研究科 修士課程 2年
- 加藤 大騎
- 政策・メディア研究科 修士課程 1年
参加協力
- 藤原 浩一
- コニカミノルタテクノロジーセンター株式会社
学部生
- 元良 龍太郎
- 環境情報学部 4年
- 松田 聖大
- 環境情報学部 4年
- 山本 侑未
- 環境情報学部 4年
- 佐藤 彩夏
- 環境情報学部 4年
- 平井 貴絵
- 総合政策学部 4年
- 本宮 昂祐
- 環境情報学部 4年
- 佐々木 裕太
- 環境情報学部 4年
- 大西 朗
- 総合政策学部 4年
- 桂川 知子
- 経済学部 4年
- 秋山 博紀
- 環境情報学部 3年
- 山本 伶
- 環境情報学部 3年
- 草山 好以
- 環境情報学部 3年
- 小塚 涼子
- 総合政策学部 3年
- 大竹 里奈
- 環境情報学部 3年
- 鈴木 萌里子
- 総合政策学部 3年
- 嶋村 恵美
- 環境情報学部 3年
- 野呂 瑛利沙
- 環境情報学部 3年
- 皆月 克斗
- 環境情報学部 3年
- 佐脇 風里
- 環境情報学部 3年
- 三浦 直也
- 環境情報学部 2年
- 片倉 弘貴
- 総合政策学部 2年
- 市木 円香
- 環境情報学部 2年
目的
現在、安村研究室は、研究協力者であるコニカミノルタテクノロジーセンター株式会社イメージ文化研究所と共に、空間的時間的ユビキタス化が進む新しい就業環境、ワークプレイスにおけるインタラクションデザインの研究に取り組んでいる。我々は、研究の早い段階で体験可能なプロトタイプを作製し、実社会からの評価を取り入れ、よりアカデミックな学会発表や論文投稿につなげることを目的としてワークプレイス展を企画した。
研究背景
社会の情報化に伴い、所定の場所で定刻に働く工場型の労働体制から情報化産業に合う新しい就業形態が生まれた。変形労働時間制(フレックスタイム)や在宅ワーク、SOHOといった時間や場所に捉われない就業形態である。また、情報機器の普及やナレッジマネジメントの体系化により生涯学習環境にも大きな変化が起き、学校という画一的な空間のみならずさまざまな場所・時間で学習できるようになった。
このように就業形態や学習環境が大きく変化を起こす中、従来型の労働体制や学校制度は崩れ始め、就業環境や学習環境が空間的にも時間的にも遍在するようになっている。しかし、現在の情報通信機器は90年代のコンピュータの爆発的な普及に端を発する旧来型オフィスへの設置を前提としたシステムや、それらを持ち出せるようにして「モバイル」と銘打った物が多く、空間的にも時間的にもユビキタス(遍在)化する就業環境や学習環境には合わない。情報化社会における作業空間には、新しいユビキタス的要素のある環境が必要である。
旧来型の固定的な職場・学校ではない、さまざまな職種・業種・教育を含めた広義の意味を持つ作業環境を「ワークプレイス」と定義し、ワークプレイスにおける人間の行為・活動を観察し、情報システムやヒューマンインタフェースの発想につなげることで、情報革命後の世界に見合ったワークプレイスを実現することが可能になる。
研究内容
ワークプレイスにおける空間的時間的ユビキタス化インタラクションデザインを実践するため、以下のプロダクトをプロトタイピングした。詳細は各ページを参照。
作業の効率化
創造性・快適性の向上
人間関係の円滑化
余暇休憩時間の質的向上
展示会
研究の早い段階から体験可能なプロトタイプを実装し、実社会からの評価を取り入れ、よりアカデミックな学会発表や論文投稿に活かす目的としてワークプレイス展を以下の概要で実施した。
- 会場
- 住友不動産日本橋ビル1階
コニカミノルタネスソリューション株式会社ショールーム - 開催日程
- 2009年9月17日(木)~2009年9月19日(土)
- 公式Webサイト
- http://workplace-ten.jp/
トークセッション
ワークプレイスを考える現場の最前線を知るため、以下3つのトークセッションを開催した。各回とも用意した40席を上回る参加者が集まり、立ち見が出る程の盛況となった。また、活発な質疑応答もみられた。
自分の仕事をつくる
- ゲスト
- 西村 佳哲 - リビングワールド、働き方研究家
- 開催日時
- 9月17日(木)14:00~15:30
OL たちのワークプレイス願望
- ゲスト
- 山本 貴代 - 博報堂研究開発局
- 開催日時
- 9月18日(金)14:00~15:30
文具王が語る文房具開発の楽しみかた
- ゲスト
- 高畑 正幸 - サンスター文房具企画開発本部、文具王
- 開催日時
- 9月19日(土)14:00~15:30
アンケート
以下の概要でワークプレイス展実施中、来場者に対してアンケートを実施した。
- 実施期間
- 2009年9月17日(木)~2009年9月19日(土)
- 実施方法
- 質問紙による手書き回答(選択式、自由回答式)
ワークプレイス展を何で知りましたか
ワークプレイスというテーマに興味を持てましたか?
1日目 | 2日目 | 3日目 | 合計 | 重み | |
---|---|---|---|---|---|
1(より持てなかった) | 0 | 0 | 0 | 0 | 1.0 |
2 | 1 | 0 | 1 | 2 | 2.0 |
3 | 3 | 3 | 5 | 11 | 3.0 |
4 | 12 | 13 | 16 | 41 | 4.0 |
5(より持てた) | 29 | 34 | 36 | 99 | 5.0 |
平均(重み付け) | 4.53 | 4.62 | 4.50 | 4.55 | 5.0 |
会場の雰囲気はテーマとマッチしていましたか?
1日目 | 2日目 | 3日目 | 合計 | 重み | |
---|---|---|---|---|---|
1(より持てなかった) | 1 | 0 | 0 | 1 | 1.0 |
2 | 1 | 0 | 0 | 1 | 2.0 |
3 | 8 | 9 | 13 | 30 | 3.0 |
4 | 19 | 20 | 20 | 59 | 4.0 |
5(より持てた) | 15 | 24 | 25 | 64 | 5.0 |
平均(重み付け) | 4.05 | 4.28 | 4.21 | 4.19 | 5.0 |
スタッフの説明はわかりやすかったですか?
1日目 | 2日目 | 3日目 | 合計 | 重み | |
---|---|---|---|---|---|
1(より持てなかった) | 1 | 0 | 0 | 1 | 1.0 |
2 | 0 | 3 | 0 | 3 | 2.0 |
3 | 6 | 7 | 9 | 22 | 3.0 |
4 | 16 | 17 | 23 | 56 | 4.0 |
5(より持てた) | 19 | 25 | 25 | 69 | 5.0 |
平均(重み付け) | 4.24 | 4.23 | 4.28 | 4.25 | 5.0 |
興味を持った作品がありましたら、教えてください(複数回答可)
実際に使ってみたい作品がありましたら、教えてください(複数回答可)
仕事をする上で何か解決したいと思うことや不満はありますか?(複数回答可)
その他、作品へのご意見・ご感想がありましたら、教えてください。
意見多数につき、一部のみ抜粋。
- 皆さんのプレゼンテーションが上手で驚きました。実際にネットetcで販売されたら良い!と思うものもあり、楽しく聞かさせていただきました。
- 大変おもしろかったです。ありがとうございました
- ワーカーの意見を入れて下さい
- 皆さんのアイデアと熱意が伝わりおもしろかったです。
- ベリーマウスから出るのはオフィスの緊張→緩和遷移の象徴物、一見無意味なピクトグラムや漢字一文字が描いてあるのもおもしろいかも。Image Depot、オフィスウォーズ、ウェブログ覗窓は大画面で職場の天井に掲げたい感じです。作品いずれも斬新な着眼と思いますが、本当にこの実装が着眼をよく表現するか、という点にはもう少し考えを深めてほしい部分もあります。ありがとうございました
- 色んな視点で可視化しているのが大変興味深いです。作品自体のクオリティも大事ですが、なぜそこに目をつけたか、その点を深ぼりして頂けると更に奥の深い研究になると思いました。また次回ぜひ来場したいです。
- ワークプレイスという仕事をする場に、少しの遊び心のあるアプリケーションを置くことにより環境の変化があり、その変化をいかに起こすかを考えさせられる今日のテーマはとてもよいものだと思いました。
- うまくアイデアが形になっており、感心しました。
- 面白い作品が多かったですが、仕事の能率を下げない、実用性があるかっていう点では、もう少しそれぞれ詰められたのではないかなあという印象です。非常に興味深いものを見させていただきました。
- どの作品もすごいし、発想もいいし、おどろくような機能。しかし、実際どの場面でどう役立つのかがわかりにくい作品も多かったと思う。コースターさんやアロマン ベリーマウスはその点をよく理解した作品だったと思う。
- 発想がとても新鮮に感じました。
- 短時間でのアイディア出し、実装が凄いと思いました。これからも面白いアイディアがどんどん出てくることを期待しています。
- 個人の領域で補えるものなどはどんどん実現してよりよい空間にしていくのはよいと思ったのですが、例えば香りに関連するものは好き嫌いもあるので公共の場ではなかなか難しいのではないかなと思いました。
- 刺激的でした
- 面白い作品が多かったです。もう少し実際のユースケースを掘り下げてみたり、どういう時にうれしいのかもつきつめてみると良いかなと感じました。
- 実際の現場を観察することで発想しているものが全体的に面白かった気がします。すばらしいです。
- 全く異なる分野(医療)の者でも、分かる説明で興味深く拝見させて頂きました。病院(医療分野)でも使える「ワークプレイス」というものもあると嬉しいです。
トークセッションは面白い・興味深いものでしたでしょうか? ご意見、ご感想などがありましたら教えてください。
意見多数につき、一部のみ抜粋。
1日目「自分の仕事をつくる」 ゲスト:西村 佳哲
- 図に関する話が非常にためになりました。
- 面白かったです。ありがとうございました。
- 大変興味深かったです。仕事というものはやはり人生と不可分なので、プレイスっていうのは価値観の反映であったり、人生と関わっているのだということが改めてじっかんできました。
- 教室という環境に強い危機感を感じた。先生があり方、存在を押し付けるために、それぞれの教室で空気がつくられるデザインが今後にどう影響を与えるのか興味がわいた。
- 働くことが自分のありかたに結びついているというお話が印象に残った。
- とてもおもしろく、自分の仕事どころか時間制を考える良い刺激になりました。書籍、購入させていただきます。
- 働き方(ノウハウ)だけでなく、根本的な考え方や価値観など、生き方につても考えることができてとても興味深かったです。ありがとうございました。
- 自分の知識や技術の根底となる考え方や価値観、そしてそれらのささえとなる「在り方」について考えさせられました。
- 西村さんの話の中に共感できるエピソードが多々ありました。ご著書を手に入れたいと思います
- とてもよかった。「自分の仕事をつくる」は読んだことあったので新しい本も目を通そうと思います。
2日目「OL たちのワークプレイス願望」 ゲスト:山本 貴代
- 女性の視点が語られて、面白かった。職種により(トランザクション処理型企画型など)ワークプレイスに対するニーズは違うと思うので、それごとにデザインしても良いのではないかと思った。
- 調査方法に興味を持ちました。
- 未知の世界
- 普通の人の当たり前って面白いと実感した。
- 女性は自分の働きやすい環境を作ることができる。問題はやはり人間関係。いかに良い関係をつくれる空間を構築できるかだと思った。
- 色々と多角的に意見が飛び交い、大変勉強になりました。
- 挙っていた OL の方々のアイディアが女性全体で、または男女あわせて実際にどれだけ賛同を得られるのか是非アンケートをとっていただきたい。こうしたらいいなーという発想としては面白かったが、現実性を考えるとそうは思っていない女性や男性陣も案外数多いのではないでしょうか?
- OL(ではない?)のホンネを色々聞けて面白かった。職場が職員に求めるものと、職員が職場に求めるものがもっとマッチしたらいいと思う。
- 普段考えることのない点でとても面白かった。仕事の効率性だけでなく、快適さを求めているのだという点には気づかなかった。
- 私自身も女性でOLではない(企業に勤めていないので)が、スゴく共感できる内容が多かった。
- 後半になるにつれ、内容が深まり、オフィス環境の変化に必要な働きかけと、その弊害となるモノが見えた気がします。それと最後に話してくれた方が、仕事のためのオフィスとしての本質を快適さの追求の中で忘れているのではというていあんによって気づかせてくれたと思います。
- 面白かった。男先目線の話もききたくなった。
- 自分自身のできそうな改善なのにしていないのはなぜ?という質問が興味深い。
- 快、不快がコントローラブルかどうかに依存するということに気づけてよかった。
- とてもおもしろかったです。OL のかたたちから色々な要望が出ていて、その中で現実に可能なものがあるとおっしゃっていましたが、やはり個人で空間を作っていくことが一番大切なのかなと思いました。
3日目「文具王が語る文房具開発の楽しみかた」 ゲスト:高畑 正幸
- とても面白かった。アイディアを発想するのに文具は重要だと思います。いいペン、いいノート買って帰ります。
- 文具王の話が非常に面白かった。アイディアの出し方が似ていて非常に参考になった。
- 色々な実体験に基づいたお話や、アイディアの出し方に関するお話が、色々な分野に通じるもので大変興味深かった。
- 自分たちの勝負できるところを理解して、他にはない面白い文具をアウトプットしているのが興味深かったです。
- インタラクションデザインの哲学に通じるものがあり、大変面白かった。
- 実践的かつ面白かった。
- 文具王の見せ方、話方がとても面白かったです。アイデアの出し方や、ライフスタイル、ネーミングセンス、物事の進め方などが、研究に通じるところがあって親近感を覚えました。”こだわり”って大事なのだと改めて思いました。人の好みはどうやって生まれるのだろう。
- 面白かったです。参考になるお話をたくさん聞かせていただきました。特に非言語知識のくだりが参考になりました。あと私は手帳、4色ペンで記入しています。
- 文具をつくる場合、発想から名前付けまでオールマイティにこなしていることに驚きました。イライラしたことを覚えていたことが開発につながるというコメントがあって、こんどの参考にしたいとおもいました。
- 医療関係職です。医療界でも様々な文具が活躍していて、とても未直に感じました。いくつかアイディアもあります。いつか開発にかかわっていきたいです。
- 文具王の方の仕事方法や日常考えていること等面白く興味深かった。
- 面白かったです。デザイン指向はいろんな所に応用できる等再認識しました。
- 高橋さんのお話全体(価値観、モノのせいにする、、、等)ももちろん興味深かったですが、文具兼業界のことも初めて詳しく聞いたので、めからウロコでした。
- 面白いideaを発想できる空間がどういうものなのか興味がある。初日の話にも通じる所があり、面白かった。物事を見る見方についてヒントを話していただけたことが嬉しく勉強になった。
- 三日坊主の話は面白かったです。新しいことへのチャレンジとして考え直すことができました。文具の世界は興味深く聞かせていただきました。
- スゴく興味が持てました。面白かったです。いい刺激をもらえました。
- 1人全職種の話は働く上でとても参考になりました。
働くことについて - よろしければ、具体的な内容を教えてください。
意見多数につき、一部のみ抜粋。
- 「何のために働くのか→歴史や社会に対する貢献」これがかんじられないとつらい。
- 言い訳をして集中できない。責任を持って全うできない。それが自信のなさにつながってしまう。
- デスクに長時間座っているのが苦手なので公的に座を立つキッカケがほしい。
- 休む時間が自然に生まれる職場が良いなと思います
- 環境:自分がやりたいと思うことを成し遂げるまで必要なものすべてスキル、PC環境、キーパーソン、プロセス、すべてですかね。打ち合わせの場作りも。
- 問題点 自分が保有している時間の全体像を見失っている。
- 仕事の環境やないように慣れてしまって刺激がなくつまらない。
- 無駄な待ち時間が多い。他の人の就業が終わるのを待つ必要がある。こちらは手を出さない。
- 車通勤で混雑時は1時間半掛かる。
- 眠気対策、自動的にバリバリ集中できる環境なんてのがあったら良いと思います。
- 現在働く職場を植栽で満たそうと提案したが、アンケートに事前事後比較程度のデータで結びつくようなトレンドによる強得データを揃えられず社長を説得できずに終わった苦い経験があった。なんとか再チャレンジできないかと考えている
- 楽しく建設的に打ち合わせをする雰囲気が職場全体にあれば良いと思う。「いっぱい考えておしゃべりできるからかいぎがたのしみ」のような。
- 会社って人間関係が閉塞的じゃないですか。社内意識もいろいろ面倒がつきまといますし。
- オフィスの色合いとか。光の差し込み具合だとか。
- 周りが男性ばかりで心細い。上司と接点があまりないので仕事で困ったときに有用なアドバイスをもらえない。すべて自分で決めるということの責任が重過ぎる。
- 社会的な時間制約と業務は連動していない。これは会社だけでは解決できない。
- やらなくてはいけないタスクを PC でやっているときについつい YouTube などにつないでしまいぬけだせない現状をどうにかしたい。
- 日本企業はいくらオフィスをモダンにしても会社っぽい。米国企業(西海岸)のようなオープンさをもっと取り入れたら変わるかもしれません。
- 通勤、二時間半の過ごし方。完全自由勤務 ノートPCで公園や喫茶店など毎日ふらふらと仕事の場を選びたい。
- 深夜残業の際、食事を取る時間が遅くなってしまうため、体重健康管理が難しい。(食事も含めた体調管理を支援してくれるツールがほしい)
- ツイッターみたいな間接的なコミュニケーションがほしいとこがある。運動する時間がない。
- オフィスにこもりきりで変化のない環境をかえてほしい。エコスペース。
- たいがいのひとは人間関係がストレスの大半を占めていると思います。上司に話しづらい。
- 通勤が遠くて大変。あと職場の人間関係というかもう少しワークショップなどスキルアップの場を設けようという気運が必要。
- 36時間連続労働。責任の重さ。
- 仕事の内容によって予定によって食事の時間が不規則もしくは食べたいものが食べれないようになってしまうこと。
- 周囲の騒音が大きく集中しづらい。
- 飲食のバイトで注文をうけてからキッチンにオーダーを通い、客に出すまでのプロセスを早く正確にするのはどうしたら良いのか。
働くことについて - 仕事の環境づくりや使う道具など、何かこだわりがあれば教えてください。
意見多数につき、一部のみ抜粋。
- パソコン中心の仕事なので気になったアプリをどんどんためしてみる。
- 安い物を何度も買い変えて使うのではなく、「本物」を使い続ける。
- よく話しかけて、笑いの場が起きるようにしている
- 気に入った DM やチラシを飾っておく
- 自分のなっとくのいく文具をつかう。たとえ高価なものでも使用している。
- 音楽を流すためのスピーカー。これ一つあれば、リラックスして作業ができます。
- アイデアを出すような打ち合わせでは、なるべく丸いテーブルで顔を合わせられるようにしています。お菓子とか。あと、電話など社内の用事につかまらないよう、外部の会議室をわざと貸りることもあります。
- お茶できる場をかくほしている。少々いそがいくても、その時間も有意義と考えて他の人とやりとりする機会として活用している。
- トークセッション(2日目)で挙がっていた話とは真逆に、仕事をする環境には気が和らぐ物品をなるべく置かないようにしています。仕事場とリラックススペースにメリハリをつけています。が、その中にちょっとしたいやしのアイテムがあるとプラスの効果になるだろうなあとは思っています。
- シンプルでかっこいいものを選ぶようにしています。以前はぬいぐるみも置いていたが、ごみになる?のでやめました。
- 極力 持ち運びが可能なように小さいものを使う傾向にあります。
- 常にタブレット(ミンティア等)を携帯する。
- いらないものをできるだけ捨てる。
- こだわった方が楽しいけどこだわるものが増えると荷物がふえる。好きなものはもちあるきたいのですが鞄がおもいのはこまる...のでだいたいあきらめてしまう。
- ペンは書いてみてよいものを買う。特にフデペンは先端の細かい表現と、ベタ塗りしやすい、筆の全面が曲がる両方ができるもの。B5 サイズドットマスノート。
- とにかく話す事
- 集中するときはイヤホンをしてアピールする
- 人がフラフラできるスペースを作る。
- 共有文房具 etc は一番ベストのものをちょびっと(いろいろ大量だと、探せない)
その他のご意見・ご感想や、安村研への要望、今後扱って欲しい展示会テーマなど、なんでもご自由にご記入ください。
意見多数につき、一部のみ抜粋。
- 活動のレベルの高さに驚きました。今後の活動に期待しています。
- 学生さんの説明がとても分かりやすくかつ熱意があってとてもよかった。アイデアが多種多様で、自分も頑張って良いアイデアを出して、かたちにしていかなければと思った。
- 遊び展、なども面白そうです。子供の遊び、大人の遊び、奥が深そう。学びも含まれます。遊びは、人間の欲求の本質がつまっているような気がします。
- 学びや気づきの場を与えて下さいましてありがとうございました。
- おもしろかったです。実際に使ってみたいものがたくさんありました。
- いくつか興味のある研究があり刺激的でした。ただ、実際の「働く」ということを体験した研究が欲しいと思った。
- 仕事のタイプを分け、それ毎に適したワークプレイスのあり方を考察しては?
- 経営者を説得できるオフィスグリーン化計画
- IT を利用した情報共有について(社内ホームページの立ち上げのようなあたり前のことでなく、、、)
- いくつか興味深いものがありました。次も期待します。
- 研究室でこのような表現と交流の場を持つのはいいなあと思います。また、これからの「~展」もたのしみにしています。
- デート展、プレゼンテーション展(【パワポを説明】から飛び出して欲しい)
- よろしければぜひ意見交換の機会をいただければと思います。
- 教育
- 旅展、(電子)ペット展
- 道路や通勤・通学路がもっと楽しくなるような「道」のインタラクティブ展示会。
- SFC のオープンキャンパスやインタラクションでいつもおもしろい研究をなさっている研究室だなと注目させて頂いています。今日もとても自由な発想のものが多く楽しめました。今後も同様の機会があるとよいと思います。
- 教育の補助になるようなアプリケーション
- 何気ない毎日の中で取り入れてみたいと思うものが、いくつもありました。
- 興味深いテーマでした。”しごと”が嫌なことになるのは当然のことですが、そこが”楽しい”場になることもまた当然です。そういうことが置き去りになっている日本の風土で意義深い内容です。
- 「役に立たないもの」を研究してほしい今、役に立たないものであって、50年後、100年後はかわると思う。役に立つものは、今であるから、そこで止まってしまうと思う。
- 色々と働く場への提案がなされててとても興味深かったです。ただ、職場であるという意識と個人のオリジナルの場を持つという境界線がいまいちよく分からなかった。職場ってどこまで許されるものなんですか?
まとめ
本プロジェクトの実施により、空間的時間的ユビキタス化が進む新しい就業環境の研究と、ワークプレイスにおけるインタラクションデザインの研究を行った。その取り組みの一環として我々は研究の早期に体験可能なプロトタイプの作製し、実社会からの評価を取り入れることができた。今後その評価をもとに研究を深め、よりアカデミックな学会発表や論文投稿につなげる。
対外発表・記事
- Robot-ニュース--慶応・安村研究室、「ワークプレイス展」を開催
- 展示会全般に関する報道
- WISS2009
- あいのり, DropTable, 絵庫録, ImageDepotを査読付論文にて発表、デモ・ポスター発表。
謝辞
本プロジェクト実施において、その研究遂行に協力いただいた安村研究室(Interaction Design Project)の教員・学生の皆様、コニカミノルタテクノロジーセンター株式会社の皆様、そして約180名にのぼる来場者の皆様に感謝したい。
本研究は、2009年度 学術交流支援資金の支援の下に行われた。
連絡先
慶應義塾大学環境情報学部 安村研究室http://ylab.sfc.keio.ac.jp/