第1章 延吉の交通と通信


交通と通信が発達した延吉市は、南北東西に伸びている重要な交通通信中心地になった。

交通量の増加による道路建設も盛んでいる。国家級道路と省級道路が共存するところは、吉林省のなかで延吉市しかない。

市地域内に民用車両が8825台登録され、中国の大都市を除いて考えればかなり交通量も多いことがわかる。その中でタクシーは1989台が占めていることから、平均166名に1台のタクシーが運行していることがわかる。(全国1位)

航空施設は、国際級空港があり、延吉市中心から15分いないという近距離にある。中国重要都市の長春、審陽、大連、北京に直線路線が設けられている。この空港の旅客輸送量は、全国で38位、吉林省では第2位を占める。

鉄道は毎日延吉を通過し、列車を利用した観光客も年々増加している。

市内電話は設備容量が4.3万台であり、全部プログラム自動コントロール化できている。これは中国国内としては660都市と、海外には18カ国の人々と通話できるということを意味する。

電話普及率も11.5%に至り、国内ではもっとも高い水準の普及率を見せている。

 

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Cognition, Action, and Media in Language and Language Education