現在までの研究結果

私は今までも好熱性細菌を対象に網羅的な解析を行ってきている。

(ダイジェストな結果は上図参照)

現在のところは残念ながら好熱性細菌の耐熱性のメカニズムに直接言及することができるような
解析結果は残念ながら見つけることはできなかった。

しかし、好熱性細菌と常温菌細菌間でアミノ酸の組成が
異なるということは様々な論文で報告され、また組成比の
差異を利用した実験も多々行われており、興味深い結果が報告されている。

現段階で耐熱性メカニズムに関しては、このアミノ酸からのアプローチが
主流となっていることは間違いないことである。
そこで私も同様にアミノ酸ベースでの解析をさらに追求することにした。
なかでも局所的アミノ酸置換に注目し、解析を行った。
対象とするデータも拡大し、普遍的な結果を見いだそうと試みた

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