next up previous
: Context Toolkit : 関連研究 : 関連研究

Hive

Hive[2]はモバイルエージェントを利用した機器間協調動作を目的と したフレームワークである.Hiveにはセンサ情報を扱うShadowおよびCellとい うオブジェクトが用意されている.Hiveシステムにおいては,それらをエージェ ントを用いて組み合わせることによって状況適応型アプリケーションを作成す ることができる.従って,状況適応型アプリケーションはセンサデバイスを意 識する必要はなく,センサを扱うエージェントをどのように組み合わせるかを 考えれば良い.

しかし,状況適応型アプリケーションを作成するためにはShadowやCellといっ たHiveのアーキテクチャを利用しなければならず,従来のアプリケーションを 状況適応型に変更しようとした場合にかかるコストが大きい.そのため,簡便 性に欠けると言える.



Fumio Wakayama 平成14年2月26日