【これからの展望】

 研究を進めていくうえで、もっとも不可欠かつ早急にやらなくてはいけないのが、この先どのような方向性で研究を進めていくべきかということである。あくまでもその学校の「取り組み」に目を注ぐべきか、それとも学校を取り巻くさまざまな要因に目を向けるべきか、選択肢はさまざまにある。
 いくつか考えられるのは、以下の通り。
 春休みの残りは、このようなことを考えることに集中するつもりである。

【この他の活動記録】

 今年度は、本研究の他に、関連するものとして以下のような活動を行った。

■コミュニティ・スクール・フォーラム

 平均して、月1回の定例会を行っている。
 SFCの学生たちが中心となっている「コミュニティ・スクール研究会」の枠をもう少し広げ、さまざまな大学の学生・先生方、研究者の方々を交えて、意見交換を行っている。話題に上るのは、コミュニティ・スクールについてはもちろん、全国各地で行われている学校や教育制度の改革である。

■2002年12月14日の校長会

 昨年12月14日に、本研究の対象である実践研究校の校長先生たちを招いて、校長会を催した(三田キャンパス)。
 フィールドワークを行っていた時点で、先生たちから「他の学校はどうなっているのか」という質問を多数いただいたことへの返事という意味もあったし、やはり現場どうしでしか分からない悩みなどを、忌憚なく話し合ってほしいということもあった。また私たちができることのうち、もっとも重要な役割の1つは、このような「横のつながり」を促進していくコネクタであることだと考えている。今回の校長会は、その実現の第1歩である。

■実践研究校・その他の教育関係者向けのメルマガ発行

 私たちの活動を広く知ってもらうための活動の一環として、校長会開催と時期を同じくして、メルマガを創刊・発行した。ほぼ月1回の不定期発行ではあるが、毎号で特集を組み、関連する新聞記事をピックアップして載せるなどして、情報発信を心がけている。


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