2003年度 森泰吉郎記念研究振興基金 国際共同研究・フィールドワーク研究採択 研究成果報告書
2003年9月8日より、WIDE プロジェクト内にて、 LETS システム "WIDE Hour" の運用を行なっている。 9月8〜11日は WIDE 合宿の期間であり、 期間中はメンバが RFID タグを携行し、タグの認識によるポイント分配を行なった。 信用値を向上させるための、取引の実態が伴わない「空取引」が横行したが、 ポイント交換におけるインセンティブに反応し、 人々が行動を起こすことを実証できたと考える。
以下のイベントにて RFID リーダを設置したが、 RFID 関係のイベントやシンポジウムなどが多く、 こども向けのイベントを行なうには至っていない。
Auto-ID センター (現 EPCglobal) のセミナーにてデモンストレーションを行なった。 (写真 5-1)。 業界関係者の方々が多く書籍を購入し、実験に登録してくださった。
写真 5-1. Auto-ID Seminar での展示およびデモ
シスコシステムズのショーである。 Auto-ID センターのブースにてデモンストレーションを行なった。
SFC の研究成果発表会である。 大勢の方々が書籍を購入し、実験に登録してくださった。
参加者への書籍の配布などを行なった。
この研究についてのポスター発表を行なった (写真 5-2)。
写真 5-2. COE 国際シンポジウムでのポスター発表およびデモ
この研究に関連する講演を行ない、 システムのデモンストレーションも行なう予定である。
2003年12月22日より、実験サイト にてポイント交換を実施できるフォーラム(掲示板)の運用を行なっている。
2003年12月6日、埼玉県朝霞市の(株)ティー・エヌ六十の倉庫にて、 返本された書籍の棚卸しを行ない、タグの破損率などを計測した (写真 5-3, 5-4)。
写真 5-3. 棚卸し作業
写真 5-4. 棚卸しされた書籍(途中)
初回の棚卸しの記録と、 次回の棚卸し (2004年6月頃を予定) の記録を照会することにより個体の追跡を行なう。
1 | 取引理由を示すメモが10文字未満の場合、 正当な理由のない「空取引」であると見なして計算した。 |
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