□転写制御遺伝子スプライスバリアントのPDI解析
2.2において示したように本研究で用いたFosスプライスバリアントはPDI領域の全域
を欠く.従ってDNAとの結合にON/OFFの変化が確認されると予想された.本解析にお
いてFosはJunとヘテロダイマーを構成しDNAと結合することからプルダウン法を利用
しDNAに対して蛍光標識したFosおよびそのアイソフォームとJunの結合能力を検証した
(図4).
図4 (以下、図の説明)
プルダウン法を用いFos・JunへテロダイマーのDNAに対する結合性を検証した.
尚,PDI変化についてはアビジンビーズと結合するAP-1結合領域を有するビオチン付
DNAに対して結合したFos・Junのヘテロダイマーについてタンパク質の分子量と蛍光
標識による確認を行った.
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