森基金研究成果報告書
研究テーマ:「大道芸」による賑わいや交流のある街づくり方策
政策・メディア研究科 修士課程1年
丑山佐枝子
学籍番号(80524286)
1.研究概要
本研究の大きな課題は,「大道芸」を通して,賑わいや交流のある日常的な時間と空間を生み出す装置となる街の創造に向け,その成果と役割について分析を行うことである.
研究を進めるにあたり,注目している点は,以下の2点である.
@2002年度から東京都が始めた大道芸人やミュージシャンらに公共空間*注1での活動を認める資格試験である「ヘブンアーティスト」制度*注2の在り方を検証し,その改善策を行政(東京都生活文化局ヘブンアーティスト課)に提言することで,今後の日本社会における地域や都市の活性化に最適な「大道芸」*注3の活用法と運営法を導き出す.
A「大道芸」が本来持つ魅力や利点を探る.そしてそれらをどのように活かすと,賑わいや交流のある街が創造できるのか,分析する.
◎ 用語の定義 ◎
*注1
公共空間…公園,道路,駅前,広場,商店街,アーケード,寺社など
*注2
ヘブンズアーティスト制度…大道芸人やミュージシャンらに公共の場での活動を認める資格制度のこと.公開オーディションを行い,合格者には東京都からライセンスが発行され,都内の公園や都営地下鉄の駅構内といった公共空間での活動が可能になる.この制度は,アーティストたちに自己表現の場を提供し,また文化振興にもつながることを目的としている.2002年度,東京都により制定された.
*注3
大道芸…自然発生している文化・芸術的な表現活動・芸能活動を指し,代価を要求するか否かについては特に問わない.よって,物品販売や飲食を主たる目的とした屋台・露店,また店舗等に雇用され宣伝の一環で行われる活動は除外する.「大道芸」の言い換えには主に,「ストリート・パフォーマンス」,「ストリート・ミュージック」を用いる.「ストリート・パフォーマンス」に関しては,なにか「もの」を製作し,それを芸術・文化的な意味合いで販売するパフォーマンスを行う場合もごくたまにある.
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2.調査内容
今年度は,ヘブンアーティスト制度・事業の調査を中心に進めた.
(1)最も検証したい課題
行政は,己の掲げる「ヘブンアーティスト」制度のビジョンをどの程度,どのように達成しているのか
(2)「ヘブンアーティスト」事業の目的
@「次代を担う人材が育つ環境を整えるため,審査により選定したアーティストに資格を与え,公共施設の一部の場として提供する.」
A「活動の場を,都民が気軽に芸術と親しむことのできる「街の中にある芸術」とし,アーティストと観客の交流を通して芸術文化を育む場とする.」
(3)調査方法
@東京都生活文化局ヘブンアーティスト課で,実際にスタッフとして働きながら内部の状況を把握しつつ,問題点を探った.また,関係者にインタビューなどをする中で,個々の事業内容について調査した.
◎特に以下の項目に着目し,問題点と改善策を導き出した.
- 審査員
- オーディション方法
- 予約システム(芸人がパフォーマンスを実施するための手続き)
- パフォーマンス実施状況
- ライセンス非取得者への配慮
- イベント運営・実施方法
- 新たなライセンス制度
A「ヘブンアーティスト」制度の前例とされるニューヨークの「メトロアーティスト」制度について,実際にニューヨークまで赴き調査した.(4)で要点を示す.
B基礎研究として,文献・資料(文化政策,アートマネジメント,公共空間使用,歴史学,社会学など)の収集,分析,解釈を行った.先行研究に関しては巻末に付す.
(4)調査結果
*(3)に記述した調査方法3点のうち,@とAの要点について報告をする.
@ヘブンアーティスト制度の問題点と改善策
<問題点:認定地の質>
・都が認知したパフォーマンス空間はいくつもあるが,上野以外は不人気で大道芸人はパフォーマンスをしたがらない.行政は集客率を高めたい場所を認定地と定めており,これは全くの独りよがりにすぎない.実際人々が訪れやすい,または大道芸が必要とされる場所がどこなのか理解できていない.
⇒改善策
なぜ現在の認定地には人が集まらないのか,またどのような場所なら人が集まってくるのか分析し,大道芸に最適な場所はどのような要素があるのかを見つけだす.
<問題点:審査員>
・現在の審査員は,大道芸のプロデューサー,行政人,芸能人で構成されており,贔屓が起きたり,芸人の質の見極めがきちんと出来ていなかったりしている.
⇒改善策
・審査員を変える
・市民も交えて審査するようにする.
これにより一般客の反応をみることができ,審査員のみで行う審査結果による偏りを防止できる.
<問題点:オーディション>
・現在のオーディションは,年に一度,平日に都庁前広場で行われている.そのため一般の観客はいない.
本当の「市民」受け入れられる大道芸を選考できていない恐れがある.
⇒改善策
・オーディション会場を変える
・例えば上野で大々的なフェスタがある際を想定…パフォーマンススペースのひとつをライセンス取得者のオーディション会場にする.
<問題点:予約システム>
・毎月三週目の月曜日に,電話で,次の月分の選考予約ができるが,早いもの勝ち的なところが大きい.いつも決まった芸人ばかりがいい場所を陣取っている状態.電話競争に負けた者,電話がかけられないorかけない者などは,気まずさや面倒臭さから,予約をしなくなる傾向がある.
・電話予約は,現場で手違いが生じ易く,また効率も悪い.
⇒改善策
・予約時における効率性,正確性を高める方法が必要.
・電話予約自体変えるか,他の方法も増やす(ex:WEB予約)
<問題点:パフォーマンス実施状況>
・ライセンス取得者は,最低でも年に一度は認定地でパフォーマンスをすることが求められている.
・パフォーマーの中には,「ヘブンアーティスト」ライセンス取得者,という肩書きだけを得るだけで,実際ヘブンアーティストとして果たすべき活動をしていない者が少なくない.
⇒改善策
行政は,ライセンス取得者に正しい情報を提供し,パフォーマンスをするよう彼らを導くべきである.
<問題点:ライセンス非取得者への配慮>
・ライセンス非取得者(大道芸人の卵)が大道芸をするチャンスが少ない
―ライセンス制度を設けたことで,公共空間では誰もが好きにパフォーマンスすることができない(法的規制があるため).
―予約制で,都庁前広場でだけ,極短時間,非取得者にも大道芸をすることを許しているが,それでは不十分.(実際都庁前広場は,観客少ない&地面の状態悪いため,大道芸空間としては適していない)
この結果,若手芸人は育たず大道芸のレベルは上がらない.日本の芸術文化は成長しない.
⇒改善策
ライセンス非取得者をもっと考慮した,大道芸人の支援,育成システムをつくる.
−Exライセンス非取得者への対応の柔軟性が高い制度制作に向けた提言を行う.(練習場所や練習時間帯を増やすなど)
大道芸人を育成し経営するシステムを構築する(ex 大道芸劇場)
<問題点:イベント>
・行政が主催するイベントでは,「ヘブンアーティスト in ○○」(○○の中は,新宿,渋谷,上野,秋葉原等)
・その他,各地で大道芸フェスティバルが実施されている(行政が関わるものもある)
新しいタイプのイベントがほしいところだが・・・
⇒改善策
・美術館などアート関係の文化施設内で,パフォーマンスができるような環境をつくる.
・騒音問題などで嫌われがちな音楽系パフォーマーの活躍の場が増える.
生粋の大道芸ではなくなるが,大道芸っぽい新しいパフォーマンス空間,アート空間を提供できる.
<問題点:新しいライセンス制度>
⇒改善策
ヘブンアーティスト制度の他に,更に大道芸ライセンス制度をつくる
(ホンモノの大道芸人だけに与えられるもの.厳しいルール,審査を定めるが,完全なフリースペースで活動できるシステムにする.)
Aニューヨークのメトロアーティスト制度について
ニューヨークでは,MTA(The Metropolitan Transportation Authority)という公共交通機関を統括している一大組織がある.それが,1982年当時,老朽化が著しく,犯罪の巣窟とも呼ばれていたNYの地下鉄を再生させるため,「公共交通機関による公共交通のための文化事業」を実施したのがことの始まりだ.地下鉄のホームや構内で視覚と上演系芸術もプログラムを管理するArts for Transit (AfT)と呼ばれるプログラムがつくられ,その中でも特に,MUSIC UNDER NEW YORK (MUNY)というプロジェクトが,現在のメトロアーティスト制度の基盤となっている.
●MUSIC UNDER NEW YORK (MUNY)の概要
鉄道を利用する人々がより安全で快適に鉄道を利用するために,the Metropolitan Transportation Authority's Arts for Transit office が管理運営する多くの視覚・上演系芸術プログラムのひとつである.
MUNYは,1985年に試験的なプログラムとして始まり,1987年1月に,The General Electric Foundationから75000ドルの補助金を受け,正式に開始された.このプログラムは,現在,the MTA Arts for Transit officeによって,設立され管理・運営されている.
今のところ,100組を越える個人や団体のパフォーマーがおり,そのジャンルは,クラシックからケイジャン,ブルーグラス,アフリカン,南米,ジャズといった様々なものがある現在,このプログラムのシステムを通して,毎週150組以上の芸人が,認定された約25ヶ所で活動している.
●現地調査報告
<地下鉄構内でのパフォーマーのタイプ>
・プロ ― @ライセンスを取得し,それを使って地下鉄内などでパフォーマンスを行う芸人.
Aライセンスを取得していないが,パフォーマンスを生活の糧として生きている芸人.
例)音楽グループに所属していて,普段はどこかで公演依頼があればパフォーマンスを行っているが,暇があれば小遣い稼ぎのために地下鉄構内や大きな駅構内でパフォーマンスをしたりもする.
・若者 ― 高校生,大学生など.自己表現,趣味として行っている.
・一般人 ― 地下鉄のホームでの演奏活動をする主婦や,所謂ふつうの人.
電車の中などでいきなり歌いだすひともいる.小遣い稼ぎのためか?
浮浪者 ― ホームレス,投げ銭(donation)が唯一の収入として生きているような人.品疎な声を張り上げ,もしくはなにかよくわからないことを呟きながら只管お金を乞う.
<3タイプのパフォーマー(地下鉄構内に限らず>
大道芸と一言に行っても,パフォーマーのタイプによって「大道芸」の捉え方が全く違ってくる.
- パフォーマンスを生きがいとして,スキルやモチベーションを常に高めようとしている本物の大道芸人
- 趣味,楽しみ,自己表現,+ちょっとした小遣い稼ぎ,という軽い気持ちから活動する若者,一般人
- 仕事がなく特にできることも無いので大道芸をやって生きながらえているような浮浪者
<その他,気づいたこと>
・ライセンスを取得していない人も,地下鉄構内でパフォーマンス活動をしている.
・また,どのパフォーマーも,地下鉄構内だけではなく,人の集まる公園,路上,観光地などで自由に(勝手に)パフォーマンスを行っていると思われる.
・パフォーマーは,黒人が多い.
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3.調査から得られた知見
@現行の「ヘブンアーティスト」制度自体について
調査を行う中で,ヘブンアーティスト制度を分析する際は,行政,大道芸人,観客の3つの視点から見る必要があるということに気づいた.これまで公共空間でのパフォーマンスは,行政によって禁止されていたが,ヘブンアーティスト制度ができたことにより,大道芸人と観客にとっては,以下のようなメリットがうまれたと思われる.
<メリット>
・大道芸人は,ライセンスを獲得し,アーティストとして認められることで,社会の中で地位を認められたり,制度の範囲内ではあるがそれなりに由な発想,創造活動ができるようになった.経済面からみても,東京都主催のフェスティバルに参加するなどの特権が与えられるため,収入が増えるきっかけを得ている.
・観客にとっては,身近に質の良い芸術文化に触れる場,多様な価値観を知るきっかけを得ている.
さらに,今後「ヘブンアーティスト」制度がうまく機能していくと,社会全体的に以下のような効果が生まれると思われる.
・芸術文化が保護・育成・発展され,自由で活発に発信・受信,流通できるようになる.
・既存の概念に囚われない新しい生き方,多様な価値観,クリエイティブな物や発想や活動,などが拡がる社会への一助となる.
・人々が多様な形で交流できる場が生まれる.
だが,現行の制度には,上記したように,問題点がいくつもある.これらを,ひとつひとつ吟味し,最適な制度を確立させることが今後最も重要な課題である.
Aニューヨークの「メトロアーティスト」制度について
現地調査から言えることとしては,制度自体はコンセプトも内容もしっかりしているが,現実の機能性としてはあまり高いとは思えなかった.
日本とも共通することだが,ライセンスを取得している人も,いない人も地下鉄構内でパフォーマンス活動を行っており,それに対し行政の取締る様子は見られなかった.
日本と異なる点は,パフォーマーの中に,所謂人々の投げ銭で生計をたてているホームレスが多くいたことだ.ニューヨークという土地に特有の,貧富の差に関する問題がそこにはあった.また,日本の観客は大道芸を少し退き目で見るのに対し,ニューヨークの観客は,何かパフォーマンスが始まるとすぐに,皆,その場に溶け込み一緒になって楽しんでいる様子が伺えた.日本には無い,人種や階級の差を越えて,ハートとハートで,触れ合い,駆け引きし,楽しみ合っているように思った.ニューヨークでは,そのような貴重でかけがえのないあたたかな人々の交流が,日常的に行われており,皆が皆,楽しみながら楽しませる,エンターテイメントの世界をつくっていると感じた.
4.今後の展望
今年度,日本とニューヨーク(+シアトル)両方の大道芸,その制度について調査したことで,都市のサイズ・タイプ,パフォーマーの取り組み態勢・意識,住人の受け入れ態勢の違いによって,都市の中の「大道芸」の在るべき姿も違ってくるということがよくわかった.
今後はこの調査を踏まえ,実際に有効活用できる日本に最適の制度を分析,提案できるよう研究を続けていきたいと思う.
また,制度だけではなく,芸術論的視点からみて,大道芸の本来持つ魅力や利点を追求したい.大道芸の何がよりよい賑わいや交流の場をつくるのに有効的なのか,十分に考えていきたい.フィールドワークとしては,大道芸フェスティバルを実施しまちの活性化を成功させてきた,野毛,静岡,三軒茶屋,日立などで実際に内部に入り調査を進める.その他,海外の事例調査として,フランス,韓国などにも出向く予定である.
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5.参考文献リスト
書籍
◆大道芸
- 「ひと・まち・まつり」野尻博,評言社,2002
- 「大道芸人」森直美(編・著),ビレッジセンター,1997
- 「大道芸および場末の自由」,平岡正明,解放出版社,1995
- 「ヨコハマB級譚 『ハマ野毛』アンソロジー」,平岡正明・編,解放出版社,1995
- 「大道芸イキイキ空間 にぎわいづくりの全ノウハウ」高田佳子,学芸出版社,1992
- 「江戸の大道芸 大衆芸能の源流」中尾健次,三一書房,1998
◆アートマネジメント系
- 「イベント創造の時代 : 自治体と市民によるアートマネージメント」,野田邦弘,丸善ライブラリー,2001
- 「創造都市への挑戦 : 産業と文化の息づく街へ」 , 佐々木雅幸, 岩波書店,2001
- 「創造都市の経済学」佐々木雅幸, 勁草書房,1997
- 「創造的都市 : 都市再生のための道具箱 」,チャールズ・ランドリー著・ 後藤和子監訳 ,日本評論社, 2003
- 「芸術立国論 」 平田オリザ, 集英社 ,2001 --(集英社新書 ; 0112F )
◆文化政策,芸術文化政策
- 「文化と都市の公共政策 : 創造的産業と新しい都市政策の構想」, 後藤和子著 , 有斐閣,2005
- 「文化政策学の展開 」,池上惇, 端信行編 , 晃洋書房,2003 --(京都橘女子大学文化政策ライブラリー ; 01 )
- 「ミュージアムが都市を再生する : 経営と評価の実践 」,上山信一, 稲葉郁子, 日本経済新聞社,2003.12
- 「アーツ・マネジメント 」, 川崎賢一, 佐々木雅幸, 河島伸子, 放送大学教育振興会, 2002 --(放送大学教材)
- 「政策形成とマネージメント」,根木昭, 放送大学教育振興会 , 2002 --(放送大学大学院教材 )
- 「文化政策を学ぶ人のために」,上野征洋編 , 世界思想社 , 2002
- 「文化政策入門 : 文化の風が社会を変える」,池上惇 [ほか] ,丸善 , 2001.2 --(丸善ライブラリー ; 337 )
◆コミュニティ
- 「 コミュニティ・ソリューション : ボランタリーな問題解決にむけて」,金子郁容,岩波書店 , 2002
- 「ボランティア : もうひとつの情報社会」 ,金子郁容, 岩波書店 , 1992 (岩波新書 ; 新赤版235 )
◆その他
- 「集客」 -,六耀社,2003(H15).2.17
- “Habits of the heart : individualism and commitment in American life” 「心の習慣 : アメリカ個人主義のゆくえ」,R.N.ベラー[ほか]著 ; 島薗進, 中村圭志共訳,みすず書房 ,1991
- 「大衆文化事典」,石川弘義,弘文堂,1994
- Underground Harmonies: Music and Politics in the Subways of New York (Anthropology of Contemporary Issues) Susie J. Tanenbaum Cornell Univ Pr ,1995
- Street theatre and other outdoor performance, B. Mason, Routledge Publisher, New York, 1992
論文・論説・雑誌記事
◆大道芸の歴史
- 上島敏昭 「大道芸と現代(伝統文化のなかの現代−第3回常民文化研究講座の講演より)」『歴史と民俗16号』 平凡社 神奈川大学日本常民文化研究所 編 2000
◆ヘブンアーティスト
- 本間英孝 「公園におけるヘブンアーティストの活動について」『都市公園 第160号』東京都公園協会2003
- 東京都生活文化局文化振興部事業振興課 「大道芸にライセンスを与える「ヘブンアーティスト事業」を展開」『月刊EX』ぎょうせい2003
- 東京都公園緑地部 「まち・みどりの話題 「街の中にある劇場」で芸術文化を育む--都立公園におけるヘブンアーティスト事業 (テーマ 旅人へのもてなし--観光と公園緑地)」『公園緑地』(日本公園緑地協会)64(4) 2003 p91−93
- 坪池栄子 「座談会 芸術文化によるまちの賑わいを考える」『地域創造14号』 (財)地域創造 2003
- 工藤安代 「街の中の劇場づくり―「ヘブンアーティスト事業」―」 『文化経済学14号2003
- 雪竹太郎 「東京都・ヘブンアーティスト制度についての私の見解」『現代思想』 青土社 2003
◆公共空間利用
<大道芸>
- 阪田弘一;柏原士郎;吉村英祐(他)「 繁華街におけるストリ-ト・パフォ-マンスの実態とその発生場所の空間特性――コミュニケ-ションを誘発する都市空間に関する研究」『日本建築学会計画系論文集』 (日本建築学会) 541 2001 p123−130
- 篠崎高志;下村彰男;小野良平(他) 「大道芸空間における行動特性に関する研究」 『ランドスケ-プ研究 』 63(5)2000 p721〜724
- 金村京一 「Plastic Dance in Urban Construction――公共空間におけるパフォ-マンスの試み」 鳰 (成安造形大学,京都成安学園・成安造形大学) 6 1999 p63〜73
- 野嶋政和 「オ-プンスペ-スとしての道路における秩序の系譜 東京での大道芸と「雑業」への取締(日本造園学会研究発表論文集―16―)」『ランドスケ-プ研究』61(5) 1998 p439〜444
- 久繁 哲之介「中心市街地でストリート・パフォーマンス(shop編)」 『Urban Study(研究誌)』37 2004
- 久繁 哲之介「中心市街地でストリート・パフォーマンス(Art編)」『Urban Study(研究誌)』38 2004
- 南田勝也 「ストリ-ト・ミュ-ジックの都市空間:大阪都市部のフィ-ルドワ-クを元に(特集:ストリ-ト・ミュ-ジシャン)」 『サウンドスケ-プ』 (日本サウンドスケ-プ協会) 4 2002 p54〜62
- 野村誠 「路上演奏のための覚え書き (特集:ストリ-ト・ミュ-ジシャン)」 『サウンドスケ-プ』 (日本サウンドスケ-プ協会) 4 2002
- 山口晋 「規制をめぐるInteraction:ストリ-ト・ミュ-ジック,排除か容認か?(特集:ストリ-ト・ミュ-ジシャン)」サウンドスケ-プ 』 (日本サウンドスケ-プ協会) 4 2002 p41〜49
- 李理恵子「東京のストリートミュージック:都市サウンドスケープの生成と変容」 『サウンドスケープ 』 (日本サウンドスケープ協会) 5 2003 p27〜34』
- 枝川公一 「ストリート・ミュージックの現在(特集・音は世につれ,街につれ)」「東京サウンドスケープ」)」『東京人』10(3) 1995 p24〜27
- 野田邦弘 「横浜にぎわい座の誕生によせて」 『文化経済学14号』 文化経済学会 2003
- 吉本 光宏 「地下鉄にアートを〜ニューヨークMTAの試み 」 ニッセイ基礎研report. (通号 26) [1999.05]
<パブリックアート>
- Dana Friis Hansen(著);児島やよい(訳・編);及川真理子(訳・編) 「パブリック・ア-トづくり――誰が,何を,何処で,何故,どのように?(ア-トがつくる公共空間<特集>)」 『SD』 (鹿島出版会) 338 1992.11 p10〜12
- 谷川眞美 「変容するモニュメンタリティ――ニューヨーク市の公共空間とパブリックアートに関する試論」 『静岡文化芸術大
学研究紀要』(静岡文化芸術大学) 4 2003 p79〜8
- 池田晶一 「生活環境におけるパブリック・アートの意味」 『日本福祉大学情報社会科学論集』 (日本福祉大学,日本 福祉大
学情報社会科学部〔ほか〕) 6 2003 p77〜84
- 石松丈佳;山田綾 「アーケード空間における表現活動が示唆する新たなパブリックアートの可能性」 『岐阜市立女子短期大学研究紀要』 (岐阜市立女子短期大学) 53 2003 p215〜21
<アート>
- 佐藤俊郎「都市とコンテンツ―アートから都市へのアプローチ」『デザイン学研究特集号』8(1) (通号 29) 2000 p8−11・南条史生 「ア-トがつくる公共空間(ア-トがつくる公共空間<特集>)」 『SD』 (鹿島出版会) 338 1992.11 p6〜9 (「ア-トがつくる公,共空間<特集>」『SD』 (鹿島出版会) 338 1992 p5〜100 内)
- 小松喨一;村井光謹;角谷修 「公共空間領域とア-ト感覚(開学50周年記念特集号)」 『金沢美術工芸大学紀要 』 (金沢美術工芸大学) 41 1997 p85〜90
- 阪本崇,「文化的財の生産者と消費者の共進化―高い享受能力を持つ消費者は質の高い芸術をもたらすか?」,『文化経済学』,3(1) 2002.3 (文化経済学会) p59−66
- 木田宏,「芸術文化の振興と人材の育成」,『文化経済学』(文化経済学会),2(1),2000.3 p15−18
<コミュニティアート>
- 上山信一;伊地知裕子 ,「地域再生に果たすアートの力(上)「シャッター通り」問題解決へのヒント――コミュニティー回復への道 」,地方行政 (時事通信社) 9697 2005.3 p2〜5
- 上山信一;伊地知裕子,「地域再生に果たすアートの力(中)商店街復活よりコミュニティーの再構築を――プロセスが共有できるイベントでつながる」 , 地方行政 (時事通信社) 9698 2005 p2〜5
- 上山信一;伊地知裕子 ,「地域再生に果たすアートの力(下)地域の「宝物」を見つけ,磨くきっかけに――実績を上げつつある英国の地方都市 」,地方行政 (時事通信社) 9699 2005 p2〜5
<音環境,音楽関係>
- 中村ひさお 「公共空間における音環境デザイン(特集2 音がつくりだす新しい環境)」『環境技術』(環境技術研究協会) 31(6) 2002 p455〜461
- 船場ひさお 「やさしい解説 公共空間の音環境――音環境のユニバーサルデザインをめざして」 『日本音響学会誌 』 (日本音響学会) 60(3) 2004 p129〜134
- 増淵敏之 「インディーズ音楽産業の創造現場―国内地域での産業化の可能性」(文化経済学),4(3),文化経済学会,p19−29
<賑わい,魅力>
- 国本 善平 「にぎわいづくりの新しい仕組み--公共空間の有効活用に向けて (特集 都市のにぎわい)」 『季刊中国総研』(中国地方総合研究センター / 中国地方総合研究センター 編)4(1) (通号 10) 2000 p71−81
- 府川充 「知恵袋 賑わいをよぶ公共空間の活用」 『区画整理』 (日本土地区画整理協会) 45(8) 2002 p66〜69
- 西村幸夫「『生きられた空間』と都市再生−賑わいのある都市空間の創造へ向けて」『公園緑地』64(3)2003 p21−25
- サン・アート 「アート・フォー・ザ・パブリック--公共空間の仕事〔含 全国マップ〕 (特集 パリでも絶賛! 籔内佐斗司のおもしろワールド)」 『月刊美術』 25(11) (通号 290) 1999 p51−57
- 中野 恒明 「都市の公共空間の魅力づくりに向けて (都市環境のレジビリティとアンビギュイティ)」『デザイン学研究特集号』8(1) (通号 29) 2000 p2-7
<行政>
- 上山信一 「イベント行政は継続的投資」 『地方自治職員研修』 第39巻No2 通巻538号 2006 p18−21
- 野田邦弘 「まちづくりとしての自治体イベント」 『地方自治職員研修』 第39巻No2 通巻538号 2006 p21−23
<集客>
- 米山 俊直 「集客装置論 (特集 都市の魅力と交流)」 『都市問題研究』(都市問題研究会)49(2) 1997p24-35
- 太田修治 「都市集客政策について――生活を楽しみ,都会的賑わいを創出する都市集客の理」 『神戸国際大学紀要』 (神戸国際大学学術研究会) 60 2001 p1〜28
<公共空間>
- 杉山和明 「公共空間の終焉とメディア・空間統制への布石?――ディズニー化する都市と若者たちの行動からみえるもの(特集 都市と若者)」『URC都市科学』 (福岡都市科学研究所) 57 2003 p41〜48
- 芹澤進 「劇場・市場・公共空間――初期近代ロンドンの『ヴェニスの商人』」『コミュニケーション科学 』(東京経済大学コミュニケーション学会,東京経済大学コミュニケーション学会コミュニケーション科学編集委員会
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