担当:厳網林 概要: 地図をはじめとする地理情報は空間的位置をキーとして,地表面の自然環境や人間活動をビジュアルに捉えたものです.地理情報を正しく理解し,問題の分析と解決のために利用できる能力は業種・業界を問わずに求められており,それを可能にするのは地理情報システム(GIS)です. GISはわれわれが日常に使っているカーナビゲーションやインターネットでの経路案内から,企業における商品の企画・販売,国・地域における開発と保全計画の策定まで,さまざまな分野において欠かせないものとなっています. この講義はGISによって地理情報を表現・管理・分析する原理を解説し,さまざまな分野での活用事例を紹介することを通して,環境や社会の問題を空間的に考察し,GISを用いて分析・解決する能力を養成します. |
演習問題: |
ArcGIS
Hawth's Analysis Tool Ver 2.10(ArcGISのフリー拡張ツール) 第1, 2, 3回で使用します.
現時点では,CNSのPCにはこのツールがインストールされていません.http://www.spatialecology.com/htools/からツールを入手し,自分のノートPCにインストールしてから,演習を進めてください.自分のノートPCにArcGISをインストールしていない人は,当面,この演習を体験することはできません.
『GISの原理と応用』 厳網林著 2003,日科技連合出版社
『ジオグラフィー入門』 高橋伸夫・谷内 達・阿部和俊・佐藤哲夫編 1996, 古今書院
『地理学の見方・考え方−地理学の可能性をさぐる』 日本大学地理学教室編 1998,古今書院
『地理学入門−マルティ・スケール・ジオグラフィ』 浮田典良著 2003, 大明堂
『大学の地理学〈2〉人文地理学の基礎 大学の地理学 2』 C.J. ラインズ・A.F. スミス・ L.H. ボールウェル著 伊藤喜栄・高木勇夫・村上研二訳 2000,古今書院
『地理学への招待』 中村和郎・高橋伸夫編 1996, 古今書院
『地理空間』 オリビィ ドルフェス著 山本政三・高橋伸夫訳 1975,白水社
『地域分析入門』 大友篤著 1997, 東洋経済新報社
特になし